この記事では、4歳差はメリットだらけなのかについてまとめます。
実際に4歳差育児をしている88人にアンケートをした結果、一番のメリットは上の子が下の子の面倒を見てくれるので、育児が楽になることでした。
同じ理由で「3歳差はメリットだらけ」と言われることがあるものの、入園や受験が被ることで金銭的なデメリットが大きくなりがちです。
4歳差は遊びに行く場所に悩むデメリットはありますが、ゆったりとした気持ちで育児をしたい人におすすめですよ。
あわせて検討
・3歳差がメリットだらけな理由
・5歳差育児は離れすぎでしんどい?
4歳差はメリットだらけ!羨ましい5つの理由とは?
4歳差はメリットだらけで「羨ましい」と言われるのには理由がたくさんあります。
実際に4歳差育児をしている88人にアンケートをしました。
アンケート期間:2023年4月3~7日
アンケート対象:4歳差のきょうだいを持つパパママ
有効回答数:88人
4歳差のメリットとして挙がったのは次のとおりです。
それぞれの理由を見ていきましょう!
①:上の子が下の子の面倒を見てくれる
4歳差はメリットだらけと言われる一番の理由は、上の子が下の子の面倒を見てくれることです。
「2歳差はメリットだらけ」など年の差が近いきょうだいも人気がありますが、下の子が産まれてから1~2年は目まぐるしい毎日です。
4歳差であれば、上の子は食事や排泄、着替えなどを自分でこなすことができ、さらには赤ちゃんを可愛がってくれます。
ママが夕食の準備などで手が離せないときに、上の子が下の面倒を見てくれると助かりますよね。
少し大きくなると、一緒に遊んでくれたり勉強も見てくれたりと、上の子の存在に助けられることが多いです。
②:上の子が幼稚園にいっているため、下の子とゆっくり向き合える
4歳差がメリットだらけなのには、幼稚園の入園時期もあります。
ちょうど上の子は日中は幼稚園に通っているため、ママは赤ちゃんのペースに合わせてお世話ができます。
2人を家庭保育なら、赤ちゃんが寝たら上の子と遊ぶことになりますが、一緒にお昼寝ができたり、家事がはかどるメリットがあります。
下の子とゆっくり向き合える分、上の子が帰ってきたら一緒に遊んであげたりと、ママ自身も余裕をもって育児がしやすいです。
③:服やおもちゃなどのお下がりが使いやすい
4歳差のメリットに、服やおもちゃのお下がりが使いやすいことも挙げられます。
年の差が違いと、まだ上の子もおもちゃを使いたい場合もあるものの、4歳差であれば対象年齢が低いものは使わなくなっているため問題ありません。
中学校も被らないので、制服や体操着、教材もお下がりが使いやすいです。
④:入学・卒業・受験が被らない
上の子が自分のことがある程度できる点では「3歳差はメリットだらけ」ですが、入学・卒業・受験が被ります。
4学年差なら、入学金の支払などが一気にこないため、学費の計画を立てやすいです。
入学式や卒業式のための仕事の調整も、バラバラの方が助かります。
⑤:年が離れているのできょうだい間で喧嘩になりにくい
4歳差は、学校生活や興味対象が被らないので、きょうだい間の喧嘩が少ないです。
上の子は下の子に優しく、下の子も上の子に憧れる場合が多いです。
おもちゃを取り合って泣いたり、上の子が下の子を叩くような、歳の差が近いきょうだいのような喧嘩にはなりづらいメリットがあります。
4歳差の育児はしんどいデメリットも…
4歳差はメリットだらけですが、育児がしんどいとデメリットを感じている人もいました。
アンケートの結果は次のとおりです。
それぞれを見ていきましょう!
①:きょうだいが遊ばない
4歳差はメリットだらけですが、きょうだいで遊びが合わないデメリットもあります。
3歳差までは一緒に遊ぶきょうだいが多く、4歳差以降は減っていく傾向です。
アンケートの中でも4歳差は「仲良く遊ぶ」「一緒に遊ばない」に分かれたので、この点はデメリットと言えるでしょう。
特に女の子は精神的な成長が早いので、4歳差の一姫二太郎の場合には一緒に遊ばないことが多いようです。
ニコイチで扱うことができず、一人っ子が2人いる感覚になると、4歳差育児はしんどいと感じるでしょう。
②:お出かけ先に悩む
4歳差のデメリットには、2人とも楽しめるお出かけを考えるのに苦労することもあります。
2歳と6歳だと身体能力にかなり差があるので、公園に行ってもできることやスピードが大きく違います。
5歳と9歳でも観たい映画や体験施設などの好みも違っているでしょう。
家族みんなでお出かけをするときはどちらかに合わせるか、途中でパパ&上の子、ママ&下の子のように別行動となる場合もでてきます。
③:育児の期間が長期でしんどい
上の子が4歳になると、ようやくママの手を離れてほっと一息…。
4歳差はそんなタイミングで下の子が誕生するので、育児の期間が長くなります。
逆にそれぞれをゆっくり育てられるメリットはありますが、早く育て上げて自分の時間やキャリアも大切にしたいママにはデメリットです。
④:同じ学校の期間が短く送迎や調整がしんどい
4歳差であると、だいたいが別の学校や習い事になります。
一人は幼稚園で一人は小学校、水泳教室や習い事の時間枠も別だと送迎をしんどいと感じるデメリットがあります。
運動会の日も別々なのでそれぞれの行事の段取りや、日程調整が必要です。
⑤:小学校の行事やPTAが何年も続く
小学校といえはPTA役員や行事への参加ですよね。
子供が2人在学中のPTA役員なども1人のときと同じで、仕事量が2倍になることは少ないです。
4歳差であれば通算10年間も小学校に在籍するため、旗当番が持ち回りなら10年間も担当順が回ってきます。
日々のスケジュールとして習慣化できれば問題ないですが、参加要請が多い学校の場合は負担が大きくしんどいと感じがちです。
4歳差育児の1年目のスケジュール
4歳差育児は年が離れていて、年子や2歳差より1年目が楽と思われがちです。
とはいえ、保育園や幼稚園に通っている以上、スケジュールを考えないといけないので、どんな感じになるのか把握しておきましょう!
- 6:30 起床・授乳
- 7:00 朝食・お弁当作り
- 7:30 上の子のご飯
- 8:00 登園準備
- 9:00 幼稚園の送りから帰宅
- 10:00 下の子のお昼寝・家事
- 12:00 昼食
- 14:00 幼稚園のお迎え
- 14:30 下の子のお昼寝
- 15:00 上の子のおやつ・遊び
- 16:00~ 子供2人をワンオペ
- 18:00~ 晩ご飯・お風呂・寝かしつけなど
4歳差育児のスケジュールは、基本的に上の子に合わせる形になります。
幼稚園の登園時間やお迎えの時間が決まっている以上、下の子が寝ていても出発しなくてはいけません。
午前睡や午後睡が送迎時間と重ならないようにスケジュールを組むのが理想です。
とはいえ、特に月齢が低いうちは「やっと寝たと思ったら10分後にはお迎えに行かなくては…」という事態もよくあります。
上の子が習い事をしていたり、長期休暇中はさらに慌ただしくなり、4歳差育児はしんどい…と感じる人もいるでしょう。
一方でスケジュールやリズムが上手く掴めれば、下の子と一緒にお昼寝をしたり、息抜きをする時間をつくれるメリットがありますよ!
4歳差育児のメリットとデメリットについてまとめ
4歳差育児のメリットとデメリットについてまとめました。
4歳差にはデメリットもあるものの、上の子が下の子の面倒を見てくれるため、赤ちゃんのお世話がしやすいメリットがあります。
子供一人ひとりとゆっくり向き合いたいなら、4歳差育児はおすすめですよ。