この記事では、授乳のしこりが上側にできて取れない対策をまとめます。
しこりができると乳腺炎の危険があるので取りたいですが、上側にできると飲ませ方に工夫が必要です。
具体的にどんな体勢で飲ませられるのか、対処法はあるのか見ていきましょう!
授乳のしこりが上側にできたとき飲ませ方
授乳のしこりが上側にできたときの飲ませ方は、赤ちゃんがいつもと逆向きが良いです。
詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんはあご側のおっぱいを強く吸える
授乳でしこりができたときによく言われるのが、次の3点です。
- しこりがある方のおっぱいから飲ませる
- 授乳の体勢を変える
- いろいろな向きから飲ませる
赤ちゃんはお腹が空いているときに強く吸えるので、しこりができた方のおっぱいから飲ませましょう。
あご側のおっぱいの方が強く吸えるので、体勢の工夫が必要です。
いつも同じ方向ばかりで飲ませていると、その反対側が詰まりやすくなってしまいます。
つまり、上の乳腺が詰まっている場合は、普段と赤ちゃんを逆向きにして飲ませると、しこりが取れやすくなります。
授乳のしこりが上側にできたとき飲ませ方
授乳のしこりが上側にできたときは飲ませ方が大変です。
しこりに赤ちゃんのあごがくるような体制は、どのように作ればよいのか見ていきましょう。
ママが四つん這いで授乳
赤ちゃんがまだ仰向けで過ごすことが多いなら、ママが四つん這いになる飲ませ方もおすすめです。
ママの体勢はきついですが、一番安定して飲ませられますよ。
授乳は最初の5分が一番よく出るので、最初に四つん這いから始めて、きつくなれば体勢を変えましょう。
逆向きばかりで飲ませると今度は下にしこりができる可能性もあります。
添い寝で逆さまに授乳
授乳のしこりが上側にできたとき、ママ一人で授乳しなければいけないことは多いです。
赤ちゃんとママの顔と足が逆になるように、横になって添い乳をする飲ませ方もあります。
首すわりがまだの場合は、赤ちゃんにとって体制がきつくならないように、クッションなどを使って工夫しましょう。
アクロバティックな授乳
上側のしこりに合わせて、赤ちゃんのあごを上に持って授乳しようとすると、アクロバティックな体勢になります。
旦那さんの協力を仰げる場合は、赤ちゃんを支えてもらいましょう。
しこりの位置を説明して、その位置に赤ちゃんのあごがくる飲ませ方が理想です。
いろいろな角度で授乳
逆向きのあとは、横抱き・縦抱き・フットボール抱きなどいろんなバリエーションで授乳しましょう。
生後2ヶ月までの縦抱きはよくないと言われることもありますが、首を支えて正しい抱き方ができていれば悪影響はないです。
しこりや痛みがなくなるまでは、赤ちゃんにも頑張ってもらいましょう!
授乳のしこりが上側にできて取れない対策
授乳のしこりが上側にできて取れない対策は、授乳時の飲ませ方以外にもあります。
順番に見ていきましょう。
①:ハーブティーでつまりを軽減する
授乳のしこりが気になるけれど、まだ病院に行くほどではない場合、ハーブティーがおすすめです。
産院でも多く取り入れられているAMOMAのミルクスルーブレンドは、乳腺のつまりをスムーズにしてくれるハーブが配合されています。
母乳量は増えることも減ることもなく、流れがスムーズになる効果が期待できます。
授乳のしこりが上側にできると、授乳で取るのが難しいので、ハーブティーの力も借りるのがおすすめです。
一度しこりができた人は、体質的につまりやすいことが考えられるので、今後の予防の意味も込めて、ミルクスルーブレンドを飲んでおくと安心です。
②:脂っこいものを控える
ラーメンやケーキなど脂っこいものは母乳がつまる原因になります。
育児の疲れを取るために、赤ちゃんが寝た22時以降にケーキを食べている人は要注意です。
油分が多い食事は乳腺が詰まりやすくなるので、なるべくヘルシーな和食を心がけましょう。
③:授乳の間隔が開きすぎないようにする
授乳の間隔が開きすぎると、つまりやすくしこりが悪化します。
日中の授乳間隔は3時間でも、夜間は6時間以上あく赤ちゃんもいます。
しこりを改善したいときは、なるべく授乳間隔が開きすぎないようにしましょう。
夜間に赤ちゃんが目を覚ましたときに、トントンだけで寝かしつけている場合は、授乳もするようにしましょう。
④:胸が張る場合は少しだけ絞る
授乳の間隔を3時間にしようと思っても、赤ちゃんが良く寝ていると起こすもの心苦しいですよね。
前の授乳から3時間が経過して胸が張っているなら、少しだけ絞るのがおすすめです。
しこりができている部分を抑えて、手や搾乳機で絞りましょう。
このとき、絞りすぎるとまた母乳がたくさん作られて逆効果なので、ほんの少しだけがポイントです。
⑤:助産師さんにほぐしてもらう
授乳のしこりが上側にできて、乳腺炎になりかけているなら、病院や母乳外来を受診するのがおすすめです。
しこりで堅くなっているだけでなく、胸が赤く熱を持っている場合は、乳腺炎の危険が高いです。
乳腺炎になると高熱がでることもあり、寝込むほど辛いこともあります。
やばいと感じたらなるべく早く病院を受診しましょう。
助産師さんにつまっている部分を手で押して、母乳を出してもらうことができます。
母乳の上側のしこりのほぐし方
母乳がつまってきて、上側のしこりをほぐすなら、助産師さんにやってもらうと効果的です。
とはいえ、病院に行くほどではなかったり、休みの日の場合は、自分でほぐすのもおすすめです。
しこりのほぐし方は、母乳を流すイメージで、胸の外側から乳頭に向かって撫でましょう。
助産師さんのように強くせず、やさしい力でしてくださいね。
授乳のしこりが上側にできやすい3つの時期
授乳のしこりが上側にできやすい時期は次の3つです。
しこりを繰り返さないために、確認しておきましょう!
①:母乳量が安定しない生後3ヶ月まで
赤ちゃんが生まれてすぐの頃は、母乳が出てるか分からないママも多いです。
生後3ヶ月までは母乳量が安定しない時期で、授乳でしこりができやすいです。
赤ちゃんの飲む力もまだ弱いことが多いので、上側にしこりができて取れない場合があります。
母乳がピューっと出る時期には個人差がありますが、出が良いママはつまりに要注意です。
②:離乳食の量が増える生後9~10ヶ月
離乳食は生後5~6ヶ月から始まり、生後9~10ヶ月に3回食になります。
赤ちゃんが離乳食を食べる量が増えると、授乳量が減ります。
母乳の出が良いママは、赤ちゃんが飲む量より母乳が作られる量が多いとしこりになりやすいです。
このころは、赤ちゃんはおすわりができて、ママの足に座った授乳スタイルが多く見られます。
体勢が同じになりやすく、上側にしこりができる危険があります。
③:夜間断乳や卒乳の1歳~1歳半
赤ちゃんが1歳をすぎると、夜間断乳を考えるママが増えたり、自然と卒乳する子が出てきます。
夜間授乳がなくなると授乳間隔が一気にあくので、しこりができやすいです。
実際に私も夜間断乳をしようとして、乳腺炎になってしまいました。
しこりや乳腺炎のリスクは1歳すぎまであるので、つまりやすいママは再びしこりにならないように気をつけましょう。
授乳のしこりが上側にでたときの飲ませ方や対策まとめ
授乳のしこりが上側にできてたときの飲ませ方や対策についてまとめました。
- 赤ちゃんのあごがしこりの向きになるように逆向きで飲ませる
- ハーブティーを飲んだり、授乳間隔に気をつける
- つまりがひどいと乳腺炎の危険があるので病院を受診する
授乳でしこりができると気分が沈んだり、乳腺炎になる危険もあります。
流れをスムーズにするために、ミルクスルーブレンドで予防と対策をして、乳腺炎を防ぎましょう!