この記事では、私自身が実際にマレーシアに移住して感じたこと、学んだこと、経験したことをもとに
なぜ移住先にマレーシアが人気なのか、その理由とリアルな生活をおかん目線で解説します。
マレーシア移住の本音【魅力溢れるマレーシア】
年間を通して温暖な気候や比較的安全な治安の良さ、バラエティ豊かな料理、充実した教育施設と医療など
マレーシアの住みやすいポイントを挙げるときりがありません。
- 平均年齢が若く活気と勢いのある国
- 子どもたちに優しい人が多く、子育て環境はバツグン
- 穏やかでお互い様精神の国民性
- 近隣国へ気軽に旅行できる
他民族国家のため異文化への理解度は高く、自分の価値観を押し付けることはあまりせず、互いの違いをありのまま
尊重する社会です。この時点で私たち外国人にとって居心地がよく、大変住みやすい環境といえるでしょう。
また様々な民族が調和をとるなかで、共通言語として英語が使われます。
とくに都市部では流暢な英語を話すマレーシア人も多いですが、完璧な英語を話す必要はありません。
互いに英語が第二言語であり、得意な言語が
互いに違って当然で、違うもの同士が理解し合おうという意識が高いように感じます。
おかんのなんちゃって英語と全力の身振りを理解しようと寄り添ってくれるマレーシア人は、ほんま優しい人ばっかりやで!
また高水準のインフラが整っており、ネット環境が整備され、キャッシュレス化が進むなど、発展著しいマレーシア。
セキュリティー万全の高層住宅や日系スーパー、ゴルフ場や日系美容院・ネイル・エステなど娯楽施設も充実しています。
医療水準も高く、日本語サポートのある病院、歯医者もあり安心して受診できます。
日本からマレーシアへは飛行機で約7時間。
日系の航空会社やエアアジアなど格安航空会社も運航し、主要都市からは直行便もありアクセスはとても便利です。時差も1時間と、日本への連絡も取りやすく、オンラインでの仕事も調節がしやすいです。
何十年も日本人が住みたい国No.1 になる理由がわかる!こりゃ納得やで
マレーシア移住の本音【現実はそう甘くない】
日本人にとって住みやすいと言われるマレーシアも、実際生活すると日本の感覚とは違ったことがあって当然で、
驚くこともたくさんあります。
- 生活費全体でみると、日本と大差ない物価
- デポジットを払うのは当然
- 住むエリア、コンドミニアムによって虫の出現率や種類は異なる
- 蛇口の水は飲めない!浄水器or沸騰させて
- スーパーで買う鶏肉は骨付きが基本
- 飲み物すべて砂糖水?!くらい甘い
- 屋台料理はオイリーで味が濃い
- 酒税高い!昼飲みもできない
- 時間にルーズ
- 良くも悪くもテキトー
- 多くの歩道が整備されていない
- 玄関のカギは基本2回まわす
などなど、これまた挙げだすときりがありません。
日本での生活環境のクオリティの高さ、ありがたみは、日本を出てみないとわかりませんでしたし、
マレーシアを知ると同時に、日本の良さや誇れるところもたくさん発見できました。
上記に挙げたポイントは、工夫次第では問題なく生活を送ることができるので、今となっては不自由さを
多く感じることはありません。
生きる知恵がどんどん育って逞しく生きていけるで!
マレーシア移住の本音【おかんが衝撃を受けた瞬間①】
私が賃貸契約をする際に、ハウスクリーニングを頼みました。契約時から、おかん節炸裂だったせいか、
エージェントから、今ここを綺麗にしていると写真や動画が送られてきて、仕事をしてくれていることはわかりました。
それでも、日本のクオリティを求めてはいけない、期待をしてはいけないと自分に言い聞かせながら、
気持ち綺麗になっている程度でも十分やと思って引き渡し当日を待ちました。
実際引き渡された部屋を見ると、誰の私物かわからないものが棚からたくさん出てきました(笑)
クローゼットの下からは謎の布切れが。キッチンの床からは水が沸き出て…。
なんじゃこら!!!状態でした。
全ての写真をエージェントに送り、一体何をどこをクリーニングしたのかと聞くと、
業者の彼らに任せたことだからわからない...と。それでもどうにかして欲しいと折れることなく伝えると
翌日、家庭用掃除機を片手にエージェントが玄関前に立っていました。「お前が来るんかい!」と
ツッコみたくても関西弁しか話せない私は、ぐっと堪えて一緒に掃除をしました。
誰の私物かわからないものは、使っていいよと言われ撤去してくれず。ここでまた「誰が使うねん!」と
心のなかで盛大にツッコみ、今では家の一か所にすべてをまとめて保管しています。
キッチンの湧き水問題は、業者がすぐに来てくれて、ずいぶん前に詰まった豆が原因だと言われました。
以前住んでいた方の豆だそうです...。(笑)
その後も、天井のファンが強ボタンしか作動せず家の中が台風みたいになったり、
シャワーの水が流れず水浸しになったり、てんやわんやの入居直後でしたが、
幸いエージェントがすぐに対応してくれて大惨事にはならず、この家も好きなまま生活を送れています。
ガンガン、グイグイ伝えていかんと、生活環境整えられへんかったわ。なにわ魂なめとったらあかんど~!
とはいえ、エージェントも業者も悪気があるわけではなく、彼らの感覚と私の感覚に相違があっただけなので、
基本はありがたい、ありがとうと思いながら「それでもここはこうして欲しい、できないかな?」という
姿勢でいると、マレーシアの方は基本優しいので助けてくれます。
日本での「こうあるべき」という感覚でいると痛い目に合います。どれだけ優しいマレーシア人も
助けてはくれません。今までの常識の物差しで見ないことが重要です。
マレーシア移住の本音【おかんが衝撃を受けた瞬間②】
どこのお店に行っても、カレンダーが売っていない?!
宗教によって祝日が違うなどの理由でお店ではカレンダーを陳列することは少ないようで、
ネットショッピングサイトで買う人が多いようです。
携帯電話のカレンダーアプリで予定を管理する人も今は増えてきている中、私は手書きのカレンダーで
予定を把握しています。
お気に入りのデザインがある方は、日本から一緒に持ってきても良いですね!
マレーシア移住の本音【おかんが衝撃を受けた瞬間③】
あれ?!虫全然おらへんやん!!
マレーシアといえば年中温暖で人間も虫も過ごしやすい環境。スコールも毎日のように降り、湿度も高く、
移住前に「虫が多い」と聞いていただけに虫嫌いの私はそりゃもうとてつもない覚悟でマレーシアに移住しました。
しかし実際住んでみると、日本にいたときより虫を見る回数は少なく、家のなかで見た虫はコバエと小さなアリだけ!
ごみをこまめにその都度捨て、アリも薬剤を使用し、壁等にできた小さな穴を塞げば全くでなくなりました。
多くのコンドミニアムはごみステーションが24時間いつでも捨てられるようになっていますし、
賃貸契約の際にそのごみステーションから遠い部屋を選べば、なお良いですね。
私のコンドミニアムは、ごみステーションにドアがあり、住居空間に入る前の廊下にもドアがあって、
自分の家にたどり着くまでに二十扉になっているのも虫の出現率を抑える一つの要因だと思います。
しかし住むエリアやコンドミニアムによっては、毎日のように害虫が出て困るという話も聞くので、
内覧や周りの環境の観察、口コミを参考に部屋選びをしたいですね。
マレーシア移住の本音【まとめ】
日本で培った感覚や常識とは違うところがあって当然ですが、だからといって住みにくいのかと聞かれると、
全然!毎日楽しく充実しています。今のところ、日本には帰りたくないと思えるほど、マレーシアが肌に合い、
大好きです。
英語も話せない私が、見知らぬ地で不自由なく生活し、子育ても楽しめているのは、
毎日のようにマレーシア人の優しさに支えられているからと言えます。
宗教や国が違う者同士、リスペクトをもって関わることの大切さを、ここマレーシアで学びました。
びっくり仰天!なことも楽しめる人が、マレーシア移住の夢を実現できるのだと思います。