この記事では、内診グリグリや子宮口の確認は自分でできるのかまとめます。
39週で生まれる気配なしたと、子宮口チェックしをしたり、内診グリグリで陣痛の確率を上げたり、自分でできることはないのか気になりますよね。
医療行為を一般人がやるのは危険なので、詳しく見ていきましょう!
子宮口チェックと内診グリグリの違い
子宮口チェックと内診グリグリの違いは、陣痛を促す目的があるかどうかです。
行為 | 目的 | 痛み |
---|---|---|
子宮口チェック | お産の準備の進み具合を確認 | あまりない |
内診グリグリ | 出産を促す医療行為 | 痛みがある |
子宮口チェックは、出産が近づくと膣に指を入れて、子宮口の開きを確認することです。
子宮口の開きや柔らかさによって、もうすぐ産まれそうか、お産の準備の進み具合の目安を知ることができます。
一方の内診グリグリは、「卵膜剥離」と呼ばれる出産を促す医療行為です。
「内診グリグリから陣痛に繋がる確率」をアンケートしたところ、3日以内と答えた人が7割ほどで一定の効果が期待できます。
子宮口チェックとやり方は似ていますが、指で卵膜を剥がすので、痛みや多少の出血を伴います。
内診グリグリは、子宮口チェックの途中で「ちょっと痛いですよ」と突然されることもあります。
そのため、「今の子宮口チェックの激痛はなに?」とびっくりする妊婦さんもいます。
子宮口チェックでいつもと違う刺激があった場合は、出産を促すために内診グリグリをされたのかもしれません。
内診グリグリ後の過ごし方はいつもどおりでよいですが、出血がある場合にはナプキンをあてておきましょう。
内診グリグリは自分でできる?
内診グリグリは、自分でできる行為ではありません。
卵膜は膣の奥にあるので、助産師や産科の医師でないと、卵膜を剥がすのは困難です。
自分で内診して子宮口の開き具合をチェックできたり、柔らかくなっているかを確認できるレベルなら、卵膜の位置を掴めるかもしれません。
「とりあえず膣に指を入れてグリグリしてみよう!」という発想は危険なので、絶対にやめましょう!
百戦錬磨のプロでないと内診グリグリはできないと思った方が良いです。
また、内診グリグリは痛いので、助産師さんであっても自分に内診グリグリをするのは難しいと言えます。
思わず叫んでしまうぐらい痛い行為を自分に施すのは、よっぽど耐性がある人でないと厳しいですね。
子宮口チェックや内診グリグリを自分でやる3つの危険
子宮口チェックや内診グリグリを自分でやるのには、3つの危険があります。
それぞれを解説します。
①:傷がついたりばい菌が入る危険
自分で子宮口の周りを触ったり、ましてや卵膜を剥がそうとすると、傷がついたりばい菌が入る危険があります。
母体や胎児に何かがあってからでは遅いです。
卵膜と違う部分を傷つけてしまったのでは取り返しがつきません。
②:出血があったときに不安
内診グリグリの後には出血することがあります。
「内診グリグリの後に茶オリが続く…」と不安になっても、自分でやったら病院に相談しにくいですよね。
卵膜剥離をしてもすぐに産まれないことも多いので、不安な日々を過ごすことになります。
③:陣痛が来ても赤ちゃんが下りてこない
内診グリグリを自分でして、仮に陣痛が来ても赤ちゃんが下りてこないとすぐには産まれません。
赤ちゃんが産まれる準備ができていないと、陣痛の辛い時間が長くなって、難産になるリスクもあります。
内診グリグリをするべき状態なのか、医師の判断が大切です。
内診グリグリをしてほしいなら病院で相談するのも
内診グリグリが自分でできるか気になる人は、「早く生みたい」パターンが多いです。
自分でするのはリスクがあるので、出産予定日が近づいたら内診グリグリをしてもらえないか、病院の先生に聞いてみるのもよいでしょう。
もちろん、赤ちゃんの位置や子宮口の柔らかさ、病院の方針などでやってもらえない場合もあります。
でも「まだ赤ちゃんが下がってきていないから、もうしばらく待ちましょう」と言われると自分でも納得できますよね。
卵膜剥離の行為はもちろん、するべき・しないべきもプロの判断が求められるのです。
内診グリグリ以外にも、出産を早める方法あります。
医師に禁止されていなければ、スクワットやウォーキングなどの運動は効果的です。
適度な運動は安産にもつながるので、無理のない範囲で取り入れたいですね!
子宮口チェックと内診グリグリの違いについてまとめ
子宮口チェックと内診グリグリの違いついてまとめました。
- 子宮口チェックはお産の進み具合の確認
- 内診グリグリはお産を促す医療行為
- 内診グリグリを自分でやると危険が多い
内診グリグリは百戦錬磨のプロが行う医療行為です。
「早く生みたい」と思ったら、軽い運動など自宅でできることを取り入れつつお産に備えましょう!