この記事では、内診グリグリは痛くない方法はあるのかまとめます。
陣痛グリグリを受けた60人に聞いたところ、痛いと答えた人は85%で、それなりの痛みを感じている人が多いと分かりました。
39週で産まれる気配なしでも内診グリグリで陣痛がくる確率もあるので、赤ちゃんに会えると期待して痛みに耐えましょう!
内診グリグリが痛くない方法はある?
内診グリグリが痛くない方法は、残念ながらありません。
痛みをゼロにすることはできないものの、なるべく痛くないポイントは、次の3つです。
順番に見ていきましょう!
①:予告なく内診グリグリをされると痛いよりびっくり
内診グリグリは痛いと身構えるより、知らないうちに終わっていた方が恐怖は少ないです。
先生によっては、子宮口チェックのときに「ちょっと痛いですよ~」と言っていきなり内診グリグリをすることがあります。
予告なく内診グリグリをされると、痛いよりびっくりしてしばらく放心状態になるものの、10分ほどで痛みから復活できます。
出産が近づいても内診グリグリをされない場合もあるので、「なにも起こらない」と言い聞かせて臨むのも一つです。
②:先生によって痛い場合と痛くない場合がある
内診グリグリは、先生によって痛い場合とそれほど痛くない場合があるようです。
注射も看護師さんによって痛みが違うことがありますよね。
こればっかりは妊婦さんにはどうすることもできないので、なるべく痛くないようにお祈りしましょう。
③:子宮の柔らかさなどによって痛みに個人差はある
内診グリグリを痛いと感じるかは母体の状態にもよります。
子宮や子宮内が柔らかくなってきていると、痛みは感じにくいようです。
力を入れすぎると痛みを感じやすいため、ゆっくり息を吐いて呼吸をするのがおすすめです。
通常の内診と同じように、力を抜いてリラックスしてくださいね。
内診グリグリと陣痛はどっちが痛い?
内診グリグリは痛いという声が多いですが、陣痛と比べるとどちらが痛いのでしょうか?
- 内診グリグリ:一瞬の強い痛みで後は和らいでくる
- 陣痛:痛みの波がどんどん強くなってくる
内診グリグリは別名・卵膜剝離と呼ばれていて、その名のとおり、くっついている卵膜を剥がすので、皮膚の皮をめくる(割く)ような痛みです。
実際に私も内診グリグリをされ、なかなかの痛みで歩いて家まで帰れるか不安でしたが、5分もたたないうちに痛さは落ち着いてきましたよ。
内診グリグリで茶オリが続くこともあるものの、最初に感じた激痛が治まってくるのが通常です。
一方の陣痛の痛さは、生理痛のような痛みの波がどんどん強くなっていくものです。
特に分娩台に上がってからの極期は、1分1秒でも早くこの痛みから解放されたいと思います。
内診グリグリも怖いけれど、分娩の痛みも不安…という人には出産が早まるラズベリーリーフティーがおすすめです。
ヨーロッパの研究で、妊娠8ヶ月から「1.2g」のラズベリーリーフティーを1日2回飲んでいた人は、そうでない人と比べて、子宮口が全開してから赤ちゃんが出てくるまでの時間が約10分も短くなったとのこと!
安産を目指したい人はチェックしてみてくださいね。
会陰切開が怖い人は、マッサージもやってみましょう。
内診グリグリは痛いのか痛くないのかアンケート
「内診グリグリは痛い」という噂をよく聞くので、本当に痛いのか、それほど痛くないのか気になりますよね。
そこで実際に陣痛グリグリを経験した60人に痛みについて聞いてみました!
アンケート期間:2023年1月8日~1月11日
アンケート対象:内診グリグリをされたことがある人
アンケート数:60人
結果は次のとおりです。
内診グリグリの痛みは、「それなりに痛かった」と答えた人が一番多かったです。
「とても痛かった」と「それなりに痛かった」は全体の85%だったので、痛みを感じている人が多いことが分かります。
とはいえ「あまり痛みを感じなかった」人も15%と、誰もが激痛ということはなさそうですね。
「ほぼ痛みは感じなかった」と答えた人はいなかったので、多少の痛みは覚悟しておきましょう。
内診グリグリは陣痛を誘発する医療行為のため、陣痛ジンクスとは違い、一定の効果が期待できます。
今日陣痛がきてほしいと思ったら、検診で内診グリグリをお願いしてみるのも良いかもしれません。
赤ちゃんに会える日が近いと思うと、痛みも和らぎますね。
内診グリグリは痛い…という声
陣痛グリグリは痛いと答えた人に、どんな痛みだったのか聞いてみました。
( )内の週数は、妊娠何週目で内診グリグリをされたかという週数です。
内診グリグリは「とても痛い」と答えた人の声
検診時、事前予告なしに突然グリグリされたので、恐怖心はなかったものの痛みはすごかったです。朝8時頃にされ、当日15時に出産したので、効果はあったと思います。(39週)
長男が42週を過ぎても産まれる気配がなく、内診グリグリをされました。陣痛より痛くて若干パニック気味になりました。 その日の深夜に陣痛が来て、その後はすんなりと出産出来ましたが… あれはもう二度と体験したくないです。(40週~)
先生がニコニコしながら、「初産の人はみんなやりますからね。大丈夫ですよ」と言いながらグリグリされました。私の体験では体がよじれるほど痛かったです。その後微量の出血が夜にありました。陣痛は、その一週間後に来ました。(38週)
内診グリグリは「とても痛かった」と答えた人は60人中23人で、3人に1人以上は激痛と感じています。
体がよじれる、痛すぎてパニックなどの声もあり、痛いとの噂をよく聞くのも納得です。
内診グリグリ後の過ごし方はいつもどおりでよいですが、出血がある場合にはナプキンをあてておきましょう。
内診グリグリは「それなりに痛い」と答えた人の声
ネットなどでとても痛いというのを見ていたので、内心ビクビクしていました。グリグリされたのも内診中一言もなく急にだったのでびっくりしました。痛かったは痛かったですが、気付いたら何が起こったんだろ状態でした。(38週)
「ちょっとなか触りますね?」と声をかけられ、内診グリグリされました。心の準備もせずノーガードの状態だったので、 思わず「え、痛!まって!」とタメ口で話してしまいました。(38週)
明け方に軽い陣痛がきている状態で病院に行きました。「まだ2センチですね。刺激しときますね」と言われ、グリグリされました。聞いていたほど死ぬほど痛くはなかったですが、ぐぇと声が出る位は痛かったです。その後家に帰され、そのまま陣痛につながり夜には産まれました。(40週~)
内診グリグリが「それなりに痛かった」と答えた人は全体の半数ほどでした。
事前に予告されずに行われることが多いので、思わず声が出たという人も。
痛みよりもびっくりしている人も多かったです。
内診グリグリは思ったより痛くない人はなぜ?
内診グリグリは「とても痛い」と答えた人もいますが、それほど痛みを感じなかった人もいます。
アンケートに寄せられた声を見てみましょう。
「今のが内診グリグリかな」と思うくらいの痛みで、想像していたよりも痛くはなかったので安心しました。それよりも予定日すぎても産まれてくる気配がなかったことが不安でした。(40週~)
2cm子宮口が開いていると言われ、早く産みたいと言っていたので内診グリグリをされました。痛かったのかと言われると、そこまでの痛みはありませんでした。病院の帰りにトイレに行くと少し出血していました。(39週)
予定日を一週間過ぎても何の音沙汰もなかったので、内診グリグリしてもらいました。先生が上手だったのかそこまでの痛みは感じませんでした。家に帰ったあたりから痛みが出始め、半日ほどで陣痛がきました。(40週~)
内診グリグリをされた人の60人の中には、「あまり痛くなかった」と答えた人も9人いました。
理由は「想像していたより痛くない」との声が多かったです。
ちなみに、内診グリグリで陣痛がくる確率は痛みの感じ方とはほぼ関係がないので、痛くなくてもすぐに陣痛がくることもあります。
内診グリグリの痛みについてまとめ
内診グリグリの痛みについてまとめました。
- 内診グリグリは痛いと答えた人は85%
- 膚の皮をめくる(割く)ような痛みだが5分ほどで落ち着いてくる
内診グリグリはそれなりの痛みを感じた人が多いですが、一時的なものです。
赤ちゃんに早く会える期待が高まるので、痛みに耐えましょう!