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【パパ編】これって産後うつ?マタニティブルーズとはどう違う?夫婦関係に産後クライシス到来?!産後に待っていたのは幸せと紙一重の危機。

この記事では、「産後うつ」「マタニティブルーズ」「産後クライシス」をパパ、夫の視点から

まとめました。

見過ごしてはいけない、パパの産後うつについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

産後うつってなに?【パタニティブルーズ】

妻が妊娠し、マタニティブルーズという言葉はなんとなく耳にする機会もあるかと思いますが、

パパにも妊娠や出産を機に憂鬱な気持ちになる「パタニティブルーズ」があることをご存じですか?

多くのママが経験するといわれているマタニティブルーズですが、同じように気持ちが落ち込んだり、

出産や育児に伴い漠然とした不安を抱くことでパパにもブルーズが起こることがわかっています。

まず知っておこう、パタニティブルーズ

パタニティブルーズとは、妻の妊娠、出産を機に父親としての責任感や将来への不安、

家庭と仕事のバランスをどうしようかとワークライフバランスに悩み、

精神的に不安定になってしまうことを言います。

このパタニティブルーズは11人に1人が経験しているとも言われており、決して他人事ではありません。

近年イクメンという言葉が一般的に使われていたり、パパの育休取得が進む時代となり、これからますます

この割合が増える可能性があります。

おかん

妊娠・出産に伴う身体の変化がない夫がなんでブルーなんねん!と
思ったけど、変化がないからこそ不安定になると理解する必要があるな。

女性は、妊娠をすると約40週かけて身も心もママへと変化していきます。出産を終え産後に入ると、

妊娠継続ホルモンから授乳ホルモンへといっきに変化し、そのホルモンの変化と環境の変化が

マタニティブルーズを起こすわけですが、ママは妊娠期から胎動を感じたり、

お腹が大きくなること、エコー検査などから自分の身をもって赤ちゃんを感じることができます。

そのため出産、育児がはじめてのこととは言え、出産前から「ママになる心の準備」が少しはできるのですが、

パパの場合は妊娠期を体験できないぶん、生まれてくるその瞬間まで体に変化がないぶん、

「パパになる心の準備」が追い付かず、出産をポイントに急激な環境変化にさらされ、慣れない育児や

仕事との両立など、未経験な事実にどうしたらよいのかと不安を抱えてしまい、ブルーズになってしまいます。

ママと同じように第一子、二子、三子と子育ての経験の有無に関わらず起こります。

パタニティブルーズになって当たり前やで

妻の妊娠がわかると、パパも40週かけてママと一緒に心の準備ができると理想的ですが、どうしても

ママとパパのその準備には差が生じてしまいます。この差が生じる原因は、ママパパの妊娠期の有無だけでなく

そもそもの男女の脳の違いやホルモンの影響など理由は様々なため、妊娠・出産で変化していく私を

隣で見ていてわからんか?と言いたくなりますが、全部が全部パパが理解、共感することは難しく、

「親になる」という実感が沸くにはママより時間がかかります。

またママは産後本能的に赤ちゃんの命を守ろうと動物的になりますが、パパの場合は冷静に分析し大黒柱として

どうすればよいかという思考になります。

そのため経済的不安や会社での役割、仕事と育児・家庭のバランスをどう保てばよいのか悩むのです。

共働きの家庭だとなおさら家族を養わなくてはいけないとプレッシャーからパタニティブルーズに

陥ることがあります。

赤ちゃんの誕生を受けてから父親になるという重圧を抱えるパパは少なくありません。

産後退院してきたママが育児に奮闘する姿を見て、パパなりに慣れない家事をやって空回ったり、

赤ちゃんに精一杯なママがパパにまで手が回らないことでパパが孤独を感じるなど、

ママと同じようにパパにもパタニティブルーズがあって当然なのです。

このブルーな時期にサポートが届かなければ、パパも産後うつへ移行してしまう危険性があります。

産後は病院や行政によって数回健診や訪問があります。そこでママに対しては産後うつチェックリストが

毎回のように配布されますが、パパに対してはどうでしょうか?私は実際パパ宛のチェックリストを

受け取ったことはありませんし、健診や訪問時に専門家からパパの様子を伺われたこともありません。

パパにも十分リスク因子があるのに、気づけるタイミングはいつなのでしょう。誰が気づいてあげられるのか。

ママ同様パパにも周りからのサポートや鋭い観察力は求められます。

産後うつってなに?【産後うつ】

産後うつとはどういった状態なのか

パパの産後うつ?とあまりピンとこないかもしれませんが、産後1年未満の父親全体の11%が

メンタルヘルスに不調をきたすリスクがあったという調査結果があります。

この数字は母親とほぼ同じ割合です。同程度という結果に驚きではありませんか?

この結果からもやはりママだけでなく、パパにも温かい支援は必要なのです。

また産後うつを発症する期間にママとパパではズレがあり、ママは産後3か月以内が発症のピークで、

パパの場合はママに比べて少し遅れて生後3か月から6か月の間に発症することが多いと言われています。

しかしママもパパも注意すべきは、何か月ごろという数字で見るというよりも、

周りからのサポートが減ったタイミングで発症しやすいと理解した方が良いでしょう。

この発症時期の差がなぜ生じるのか明確な理由ははっきりとわかっていないものの、同じ産後うつでも

男女で発症要因が異なることが一因だと考えられています。

パパが強く感じる心理的ストレスとして具体的には、パパ自身が持っている「父親はこうあるべき」という父親像と

実際のギャップで苦しんだり、妻が先に産後うつになりその影響を受けるパターンがあるようです。

【パタニティブルーズ・パパの産後うつで見られる症状】としては、

  • 睡眠不足、不眠、寝ているのに疲れがとれない
  • 疲労感
  • 食欲不振
  • 興味喪失
  • やる気が沸かない
  • 赤ちゃんを可愛いと思えない
  • 物忘れが増える

など、ママの産後うつのときと共通するものが多いのですが、これに加えてママと比較してパパの方が

怒り、苛立ち、過活動、衝動的に怒鳴ってしまうということが症状では挙がります。

イライラの感情が激しくなるとDVや子どもへの虐待につながる恐れもあるので、

適切に対処することが大事です。

パパの産後うつの問題点は、理解されにくいということ。

「まさか自分が?男やから産後うつなんかなるわけない」と自身で気づかなかったり、

周りからは「男やねんからしっかりせぇ!」と一喝されてしまったり、

症状が重くなってやっと受診ということも多いです。

パパが突然泣き出したっていい、「今ちょっとしんどいねん」と言っていいし、それは弱音ではない

ということをパパ自身と周りが理解する必要が大いにあります。

パパが産後うつにならない対処法

  • まずパパも産後うつになるということを知ること

知識があれば、家庭や職場での本人の小さな変化から「産後うつでは?」と気づいてあげられることが

できるかもしれません。

  • 本人や周囲が早めに気づき、早期受診へつなげる

つらさ、しんどさを周りと比べる必要はありません。「こんな程度で...」や「あの人の方が...」など

周りは関係ありません。あなた自身が今つらいならすぐに病院へ駆け込み相談したら良いのです。

  • 産後うつはみんなの問題として考える

ママの産後うつもママだけの問題ではありませんし、パパの産後うつもパパだけの問題ではありません。

夫婦、家庭で団結して乗り越えていこうという姿勢で向き合い、治していくことが大切です。

一歩外に出れば、保健師・助産師・産後ケア施設などママとパパの味方になってくれる人はたくさんいます。

子育てを夫婦だけでしようとせず、地域全体で取り組み、家庭内だけで解決しようと頑張りすぎず、

周りに声をかけ頼ってほしいと思います。

産後うつってなに?【産後クライシス】

夫側が産後クライシスをこじらせる共通点の一つに、妻を母親としか見られなくなるというものがあります。

育児や家事をやってもやっても認めてもらえないと感じたり、母親としての妻を父親としてサポートするという

意識になっていることが多いようです。イクメンという言葉が注目を浴びるなか、父親としての役割に

意識を向けすぎている、それだけまじめすぎる結果、産後クライシスをこじらせる原因になっていると

考えられます。

母親としてしか見てくれない相手に対し、妻が夫を男として魅力や感謝の念を感じなくなるのは当然の

なりゆきです。そこに育児やホルモン変化が関わるとなおさら夫へのフォローまで手が回りません。

妻の言い分も夫の言い分もあり、どちらが正しく悪いという簡単な話ではなく、様々な要因が複雑に

絡み合うことで、産後クライシスに陥るのです。

またメンタルヘルスの問題は、パートナー間でお互いに影響を及ぼし合うことがわかっています。

妻が産後うつを発症すると、夫も産後うつになる確率は24~50%ほど上昇するとも言われています。

これはその逆もまた然りです。

大切なのは、互いに男女として、パートナーとして尊重し、一人の人間として愛し向き合うことではないでしょうか。

産後クライシスを夫婦で団結して乗り越えなければ、今後起こりうる別のクライシスに際して毎度うろたえ、

小手先で回避したままにすると、いつか問題が表面化することになるでしょう。

心理学的には産後クライシスは必ずしも夫婦関係が壊れかけていることを意味しません。

むしろ産後クライシスのような葛藤を感じるのは結婚という仕組みが機能している証拠でもあるようです。

産後クライシスを最悪な事と恐れるのではなく、夫婦で成長する訓練だと前向きに捉え、

乗り越えて欲しいです。

産後うつってなに?【パパに求められるスキル】

妻が妊娠したからといってすぐに父親という父性が芽生えるものではありませんし、

家事や育児がうまくできるわけでもありません。

また出産や育児に対しても、家族を守るためにも、自分はどうありたいのかと漠然とした不安や焦りを

抱くことは当然です。

髪を振り乱しながら必死に育児をする妻を見て、それが初めて見る妻の姿で驚くことも、

母としての強さを妻から感じ圧倒されることも、珍しくありません。

家庭とは別に会社に関しても、同期が出世した話を耳にして焦るなんてこともあります。

このように今まで感じてこなかった不安や焦り、重圧を受けているのはあなただけではないです。

父親としてしっかりいようと考えず過ぎず、自分のSOSに気づき、周りに頼れるパパであってほしいと思います。

男性は女性と比べて自ら援助を求めない傾向があり、そのため問題が顕在化せず進行することが多いです。

ママが一番に頼りたい相手はパパかもしれませんが、パパがしんどいときもママに頼って良いはずです。

お互いに支え合いながら今を楽しめるよう自分自身を知り夫婦関係に落とし込む、周りに頼るといった

スキルが養えると良いですね。

産後うつってなに?【まとめ】

夫の場合、妻とは違って妊娠・出産によるホルモン変化はないものの、それゆえ環境の変化は大きく

そのことがきっかでパタニティブルーズになることは珍しくありません。

また男性が産後うつになるという知識がないことで、強くあろうと自身のSOSを弱音と捉え、

重症化するまで周囲も本人も産後うつに気づけないことも多いです。

男性というジェンダー規範にとらわれ弱音が吐けないなんてことは社会的に見直す必要がありますが、

まずは個人で出来ることを、産後うつはパパもなる!ということを知る、夫婦間で情報や気持ちを

共有することから始められると良いですね。

おかん

自分自身、パートナー、赤ちゃんを最悪な結果から守るための行動と思って、
心や身体のSOSに気づき、声にする。これはホンマ大事やで~

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