この記事では、妊娠中の寿司は後悔するのか、調査した結果をまとめます。
妊娠中はお寿司を控えるべきと言われることもありますが、食べたいけれど「もし後悔したら…」と悩みますよね。
先輩ママ100人にお寿司を食べていたのかアンケートをしたところ、ある程度は控えめにしていた人が多かったです。
魚には栄養が豊富なので、妊娠中に足りない栄養素は葉酸サプリで補いましょう!
妊娠中の寿司は後悔する?控える人が多い
妊娠中は寿司を食べて後悔しないために、ある程度控える人が多いです。
どれぐらいの人が妊娠中にお寿司を食べていたのか、アンケート調査しました。
アンケート期間:2023年6月2~3日
対象者:妊娠を経験した人
回答数:100人
結果は次のとおりです。
妊娠中にお寿司を全く食べなかった人は、44%でした。
「全く食べなかった人」と「控えめにした人」を合わせると、83%の人が妊娠中お寿司をセーブしている結果になりました。
「全く食べなかった人」には、万が一のことで後悔したくないとの理由が多かったです。
免疫力が落ちて自分がしんどくなるのも嫌だし、赤ちゃんに何かあっても嫌なのでやめるようにしていた。
アニサキスや水銀など赤ちゃんに影響が出るといけないので食べなかった。
何かあってからでは嫌なので、良くないと言われていることは避けました。
妊娠前には全く感じなかった生魚の独特の匂いが嫌だったのと、妊娠中は生魚は食べてはいけないと聞いたので避けました。
妊娠中は体調がずっと良くなかったので、生魚の匂いが気持ち悪くて食べられなかった。
不安になるくらいなら食べない方がいいと思った。
万が一、胎児に異常がでたら一生後悔するからです。
妊娠中は大切な時期なので、もしものことで後悔するぐらいなら、お寿司は控えるとの声がたくさんありました。
食べたいお寿司を我慢している人もいれば、妊娠中で魚の匂いがダメになった人もいました。
妊娠中の寿司で後悔した理由
妊娠中に寿司を食べて後悔した理由で多いのは、不安な気持ちになることです。
妊娠中に寿司を控えめに食べてた人の後悔
「妊娠前より量を控えめにした」と答えた39人が、寿司を食べて感じた後悔は次のとおりです。
「生ものを食べたとこで不安な気持ちになった」と答えた人が20.5%いました。
少しぐらいなら大丈夫かなと思いつつも、もしもあたったらどうしようと感じている声が一定数ありました。
生ものは控えるべきと知らずに「妊娠初期に刺身を食べてしまった」と後悔している人もいます。
妊娠中にお寿司にあたった後悔はなかったものの、不安を感じることはあるでしょう。
妊娠中でも気にせず食べてた人の後悔
「妊娠前と同じように食べた」と答えた17人が、寿司を食べて感じた後悔は次のとおりです。
妊娠中の寿司を気にせず食べていた人は、後悔している人はいなかったです。
お寿司にあたった人や、不安を覚えた人はいませんでした。
妊娠中でもお寿司を普段通り食べている人は、生魚のリスクをあまり気にしていなかったり、知らなかった人もいます。
生魚が何か妊娠中に良くないなどは特に考えていなかったので、妊娠前と同じように食べていました。
アレルギーなどもなかったので、好物だったので普通に食べた。
特に影響ないと思った。
あまり、色々気にして神経質になるのも嫌だったため普通に食べていました。
好きなものを我慢しすぎるとストレスになってしまうから。
妊娠中に寿司にあたったら大変と考える人が多いですが、それほど神経質にならなくても良いと思っている妊婦さんもいます。
医者によっても「避けるべき」や「新鮮なものを少量ならOK」など見解が分かれます。
妊娠中の寿司で後悔するリスクはゼロではない
今回のアンケートでは、妊娠中のお寿司であたった人はいませんでした。
確率で言うと、100人に1人かそれより少ないと思われます。
ただ、妊娠中にお寿司であたって後悔する可能性はゼロではありません。
具体的にどんな影響が出るのか見ていきましょう。
①:アニサキスや食中毒
寿司は生魚なので、加熱した食品と比べて食中毒や、あたって下痢や嘔吐になるリスクがあります。
生魚にはアニサキスという寄生虫が検出されることがあり、加熱には弱いです。
妊娠中はデリケートな時期なので、万が一、アニサキス症になると妊娠前より症状が重くなることも考えられます。
食べるならなるべく新鮮なものを選ぶようにしましょう。
寿司は妊娠中に絶対食べてはいけないものではないですが、特に体調が下がっているときは避けるなど、工夫をしたいですね。
②:水銀が胎児に悪影響となる場合がある
寿司には水銀が含まれていて、妊娠中に多く食べると胎児に悪影響になる場合があります。
水銀を多く含む魚は、本マグロ・ミナミマグロ・メカジキ・マカジキ・金目鯛・くろむつ・くじらなどです。
全く食べてはいけないものではないですが、食べ過ぎはよくないと、厚生労働省の「お魚について知っておいてほしいこと」で注意喚起されています。
水銀は母体からは排出できても、赤ちゃんは処理ができないため摂りすぎないよう注意しましょう。
週1程度の寿司であれば食べすぎにはなりませんが、毎日マグロのお寿司を食べると赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性があります。
③:ビタミンAの過剰摂取は胎児の形成異常の危険
妊娠初期にビタミンAを摂り過ぎてしまうと、胎児の形態異常がおこる場合があるといわれています。
ビタミンAが多く含まれてい寿司は「うなぎ」です。
ただ、ビタミンAは赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素でもあるため、全く摂らないのもよくありません。
食品安全委員会によると、20~40代の女性のビタミンAの推奨量は650~700μg/日で、2700μg/日を上回ると胎児に影響を及ぼす可能性があります。
握りずしなら一貫あたりのうなぎが15gなので、ビタミンAは225μgです。
妊娠中にうなぎのお寿司を1日10貫以上食べると、過剰になるリスクがあります。
1~2貫なら過剰摂取にならないので安心してくださいね。
妊娠中に寿司で後悔するのが不安なら食べない方がよい
妊娠中にお寿司を食べたら後悔するか悩んでいる人は、生魚は食べない方がよいです。
食べたことで不安な気持ちになり、あたった後悔はなくても、気持ちの面で後悔する場合があります。
妊婦さんが回転寿司で食べられるお寿司もあるので、生魚は避けて楽しむのも良いですね。
実際にお寿司屋さんに行った妊婦さんも多いですよ。
妊娠中にお寿司屋さんに1回以上行った人は、全体の59%です。
妊娠中は我慢が増えるとストレスになりますが、不安な気持ちでお寿司を食べるもの後悔のもとになることもあります。
体調や気持ちと相談しつつ、自分に合う形でお寿司を食べましょう。
妊娠中の寿司は後悔するのかまとめ
妊娠中の寿司は後悔するのかまとめました。
- 妊娠中に少しでも生魚のお寿司を食べた人は100人中56人
- 56人の中であたって後悔した人はいなかった
- 食べたことで不安になり後悔した人は8人
妊娠中に寿司を食べて、母体や胎児に影響が出ることは少ないですが、リスクはゼロではありません。
ストレスが溜まらない程度にセーブする、不安な気持ちのときは食べないなど、後悔しない選択をしましょう!
魚は栄養が豊富なので煮魚は進んで食べるようにして、不足しがちな栄養素は葉酸サプリで補うのがおすすめです。