歯がなくても食べれる料理は？歯がない高齢者向けの柔らかいおかずやレシピ

この記事では、高齢者向けの柔らかい食べ物を紹介します。

自分自身や高齢の両親がご飯を食べにくくなると、飲み込みやすい・歯がなくても食べられる料理が気になりますよね！

噛む力が弱い・飲み込む力が弱い高齢の方でも食べやすい「柔らかい食べ物」や、簡単に作れる「やわらか食」のレシピを紹介します。

忙しいときや疲れたときに便利な冷凍宅配弁当の「やわらか食」も紹介しているので、毎日の食事作りに役立ててみてください♪

【高齢者向け】柔らかい料理や飲み込みやすい工夫は？

高齢者の方向けの柔らかい食べ物や、飲み込みやすくするためのポイントは次の2つです。

順番に見ていいきましょう！

①：高齢者向けの柔らかいメニューの例

高齢者向けの柔らかい食べ物の代表的なメニューはこちらです。

柔らかい食べ物と聞いて最初に思いつくのが、お粥ですよね！

主食になるお粥には、エネルギーのもととなる炭水化物が豊富に含まれています。

他にも、つくねや肉団子は、挽き肉と一緒にパン粉や豆腐を混ぜると柔らかくなり、食べ応えもあるので、食欲旺盛な人におすすめです。

柔らかくても、おもちなどの粘りのあるものや、パンのようにパサパサしたものは食べにくいので避けた方がいいでしょう。

②：高齢者向けの飲み込みやすい調理

高齢者の方が飲み込みやすくするための工夫を見ていきましょう！

野菜や肉類は繊維を絶つように包丁を入れると食べやすく、飲み込みやすさがアップします。

とはいえ、硬い野菜や肉類を柔らかくするには、芯まで煮込まないといけません。

そんなときは圧力鍋を使うと、短時間で柔らかくなるので、調理の負担を減らせますよ。

トロミをつけたり、パサついた食材も餡かけにすることで、のどごしが良くなり、飲み込みやすくなります。

味噌汁などのサラサラしたものは誤飲を起こしやすいので、注意しましょう。

【高齢者向け】歯がなくても食べれる料理とレシピ

高齢者向けの歯がなくても食べられる料理を見ていきましょう！

家でも簡単に作れるレシピを紹介していきます。

それでは順にみていきましょう。

①：ポタージュスープ

高齢者向けの歯がなくても食べられる料理でおすすめなのが、野菜を使ったポタージュスープです！

材料は、お好みの野菜とコンソメ1個、水150㏄、牛乳200㏄です。（2人分）

すりつぶすのが大変なやわらかい食事も、ミキサーやブレンダーを使えば手早く簡単に一品作れます。

野菜の栄養を丸ごと摂れますし、旬の野菜に変えれば季節の味を楽しめます。

食べ応えが欲しい時にはミキサーを使わず、具材を歯茎や舌でつぶせるくらいに柔らかく煮たシチューにするのもおすすめです。

トロみがあるので、飲み込む力が弱くなった高齢の方も食べやすいですよ♪

②：お粥

高齢者向けのやわらかい食べ物といえば、お粥ですよね！

とはいえ、毎日のようにお粥が続くとシンプルすぎて飽きてしまいます。

そこで、お粥のアレンジレシピを2つ紹介します！

クリーミーチーズリゾット

材料は、牛乳100㏄、ピザ用チーズ60gです。（2人分）

仕上げにあらびきの黒こしょうを少しかけると、よりチーズの味が引き立ちます。

高齢の方だけでなく、小さなお子さんも好きな味なので、家族みんなで楽しめるレシピですよ。

今回は牛乳で作りましたが、トマトジュースで煮込んでもOK。

酸味のきいたさっぱりとした味わいになり、夏バテ予防にぴったりです♪

かぼちゃ粥

材料は、冷凍かぼちゃ6個、砂糖小さじ2、黒ゴマ小さじ1です。（2人分）

かぼちゃのほのかな甘みと黒ゴマの香ばしさが美味しい、デザート感覚で食べられるレシピです。

冷凍かぼちゃを使えば、硬くて面倒なかぼちゃも手軽にやわらかく仕上がります。

今回はかぼちゃを使いましたが、さつまいもと一緒に煮込んでも甘みがあっておいしいですよ♪

シンプルなお粥はアレンジ無限大！

他にも、すり下ろした長芋やあんかけをかけたり、柔らかくきざんだ野菜をトッピングしたりと、手軽に作れるのでぜひ試してみてください。

③：煮込み野菜うどん

消化に良いうどんは、高齢者向けのやわらかい食事にぴったりです！

市販のゆでうどんやめんつゆを使えば、時短かつ簡単に美味しく作れますよ♪

材料は、お好みの野菜、ゆでうどん半玉、水100㏄、めんつゆ大さじ1です。（1人分）

野菜は細かく刻み、歯茎や舌でつぶせるくらい柔らかく煮ましょう。

卵や豆腐を入れればたんぱく質もしっかり摂れますし、醤油や味噌、ピリ辛にして味付けを変えるのも変化があって飽きにくいですよ！

バリエーションをもつと食事への楽しみが増しますよ。

④：果物ピューレ

生のフルーツにはビタミンが多く含まれているため、積極的に摂っていきたいもの。

ミキサーを使ってやわらかいピューレ状にすれば、噛む力が弱い高齢者でも楽に食べられます！

すりおろす・つぶすなど、形状に変化をつけると食感が変わるのでおすすめですよ♪

⑤：豆腐ハンバーグ

メイン料理にするなら、やわらかいけど食べごたえもあるハンバーグもおすすめです！

豆腐を加えることでやわらかさがアップし、たんぱく質も補えます。

豆腐ハンバーグの材料は、鳥ももミンチ60g、木綿豆腐1/4丁、玉ねぎ1/4個、片栗粉小さじ1、卵1/2個です。（1人分）

豆腐の代わりにはんぺんを入れたり、つくねのように丸めたりしても、見た目や味に変化がついて楽しめます。

フワフワ食感の豆腐ハンバーグは、高齢者はもちろん小さなお子さまにもぴったりです♪

⑥：白身魚のトロトロあんかけ

介護食は食べる量も減り、たんぱく質が不足しがち。

市販の白身魚の切り身を使った、あんかけレシピを紹介します。

材料は、白身魚2切れ、めんつゆ大さじ1、醤油小さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、水100㏄です。

煮込むときに薄切りにした野菜やちくわを入れると、ボリューム感が増すのでおすすめです。

淡泊な白身魚も、あんかけでとろみをつけることで、味がしっかり絡み食べやすくなりますよ♪

⑦：茶碗蒸し

やわらかい茶碗蒸しは、噛む力が弱くなっても食べやすい食事です。

難しいと思いがちな茶碗蒸しですが、電子レンジで簡単に作れるレシピを紹介します！

材料は、卵3個、白だし大さじ3、水450㏄です。

ポイントは、卵・水・白だしをよく混ぜてからザルでこすこと！

味が均一になり、仕上がりもきれいになりますよ♪

やわらかく煮た野菜や、細かく刻んだカニカマやちくわをいれても美味しいですよ♪

「やわらか食」は手間がかかり面倒に思うかもしれませんが、電子レンジやミキサーを使えば意外と手軽に作れます。

レシピにお悩みの人も、良かったら参考にしてみてください♪

柔らかい食べ物ランキングがもっと見たい人は、次の記事も参考にしてみてくださいね。

高齢者の柔らかい食べ物の料理が大変なときは「やわらか食」

高齢者向けの柔らかい食べ物は、細かく切ったり、よく煮たりと料理の工夫が欠かせません。

1日3回も用意するのは大変という時に便利なのが、冷凍宅配弁当の「やわらか食」です！

最近は高齢者向けの宅配弁当が充実していて、各メーカーが栄養バランスや塩分量こだわって作っています。

そこで、おすすめの高齢者向け「やわらか食」を3つ紹介します！

それでは、おすすめ順に詳しくみていきましょう！

①：やわらかダイニング

「やわらかダイニング」は、食事制限が必要な方向けのお弁当を販売するウェルネスダイニングの冷凍宅配弁当です！

全メニューを栄養のプロである管理栄養士が監修し、食べる人の体調や食生活に合わせたお弁当が充実しています。

やわらかダイニングは、噛む力・飲み込む力が弱くなった高齢者でも食べやすいよう工夫して作られています。

食べ物の柔らかさのレベル別に、3つのコースがあります。

噛む力や歯の治療の内容によって、自分に合ったやわらかさを選択できるのが良いですね！

見た目や栄養バランスにもこだわって作られているのもポイントです♪

初回は通常770円かかる送料が無料になるので、お得なこの機会にぜひチェックしてみてください。

②：メディカルフードサービス

メディカルフードサービスは、総出荷数600万食を超える人気宅配弁当です。

中でも、「やわらか食」は介護現場や実際に食事の介助をしている人の声をもとに作られています。

柔らかさはもちろん、栄養強化食や減塩食も選べます。

凍結含浸法という特許技術で作られているから、どのメニューも栄養価はそのままに歯茎でつぶせるやわらかさで、歯がなくても食べれる料理です。

お試し6食セットがあるので、忙しいときだけと決めて一時的に利用してもOK！

特にムース食は、高齢者向けの柔らかい食べ物というイメージが強いですが、独自技術で味や見た目にもこだわって作られていますよ。

高齢者向けの柔らかい料理とレシピについてまとめ

高齢者向けの柔らかい料理とレシピについてまとめました。

歯がなくても食べれる料理を、出来るだけ美味しく手作りしたいと頑張るのも素敵ですが、毎日作るのは大変です。

宅配弁当は、自分では思いつかなかった食材の組み合わせや、味付けなど、日頃の料理に使えるヒントが得られるメリットもあります。

たまには宅配弁当サービスを使ってみると、毎日の食事作りも楽になりますよ♪