この記事では、スイマーバが販売中止になるのかについてまとめます。
スイマーバは誤った使い方をすると死亡事故に繋がるとして、消費者庁が商品をテストして啓発している過去があります。
実際は販売中止にはなっておらず、消費者へのアドバイスとして「正しい使い方」を呼びかけていました。
目を離すと怖い事故に繋がる危険性があるので、プレスイミングとして親子で楽しみましょう!
スイマーバは販売中止の危機が2回あった
スイマーバは販売中止の危機が2回ありました。
それぞれを見ていきましょう。
①:死亡事故の危険がないか消費者庁がスイマーバをテスト
スイマーバが販売中止になるのでは…と言われたのは、消費者庁の注意喚起です。
2012年7月27日に「首掛式の乳幼児用浮き輪を使用する際の注意について」のタイトルでニュースが出ました。
首浮き輪での事故の情報を受けて、消費者庁が商品の安全性をテストしました。
結果を要約すると次のとおりです。
- 空気がしっかり入っていれば沈めてもすぐに顔が浮き上がる
- 乳児を首浮き輪の後側に押し付けると、あごが首浮き輪から落ちるようになる
- 空気管理が適切にでない・ベルトを止めていないなどの条件では水没の危険がある
スイマーバは空気が入った状態でベルトを止めていれば水没の危険は小さいですが、空気管理が適切にできていないと事故に繋がる危険があるとの結果でした。
また、首浮き輪の事故は、保護者が目を離した一瞬の間に起きています。
消費者庁はスイマーバを販売停止とはせず、パッケージ等に注意喚起をはっきり記載するように求めました。
消費者へのアドバイスとして、次のようにまとめられています。
首掛式の乳幼児用浮き輪を使用する際は、空気量が少なくないか、漏れていないか、ベルトが外れていないか、あごがのっているかなどを確認してから使用すること。
消費者庁
事例を見ると、親と一緒に入浴中、親が洗髪や兄姉の世話をするため目を離した 2、3 分の間に、溺水などの事故が発生している。
入浴の際の便利な商品として認識されている実態があるが、保護者と一緒に入浴して、保護者が洗髪したり他の子どもを洗ったりするなど、子どもから目を離すような場面では絶対に使用しないこと。
スイマーバの注意点をまとめると次の2つです。
- 使用の都度、空気量・漏れ・ベルトの外れ・あごの位置を確認する
- 子どもから目を離す場面では絶対に使用しない
消費者庁が商品テストをしたことで、スイマーバは販売中止の危機かと思われましたが、注意事項を守って使えば危険性は低いとの結果です。
ただ、使い方を誤ると死亡事故にもつながると注意が呼びかけられた形でした。
②:SNS上の不適切な発言で炎上
スイマーバが販売中止の危機の2回目は、SNS上での不適切な発言です。
「首浮き輪が危険」とツイートする医療関係者に対して、「目を離さなければ安全で危険性が誇張されている」と反発しました。
この発言が炎上騒動になり、スイマーバ公式は2022年9月22日に「不適切な内容・表現のお詫び」のお知らせを出しています。
この度、弊社公式Twitterアカウント(@swimavajpn)に関しまして、不適切な内容・表現が含まれた投稿により、日頃よりご愛顧いただいているユーザー様並びに首浮き輪に関するコメントをお寄せ下さった医療関係者の方々、投稿内容をご覧いただいた多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
スイマーバ公式
今回頂いたご意見・ご批判を真摯に受け止め、SNSの運用体制の見直しを図り、商品に関する注意喚起活動につきましてもより強化してまいります。
投稿は削除され「商品の注意喚起活動」に力を入れることが書かれています。
実際に2023年現在のTwitterのプロフィールには、注意の文言が入っています。
「うきわはお子様を浴槽に浮かばせたまま親の洗髪、洗顔などの目的で使うものではありません」
スイマーバは販売中止とせず、注意喚起をしつつ赤ちゃんのプレスイミングを応援する形になりました。
スイマーバは販売中止ではないが販売店は少ない
スイマーバは販売中止ではないですが、販売店は少ないです。
西松屋 | 取り扱いなし |
赤ちゃん本譜 | 取り扱いなし |
バースデイ | 取り扱いなし |
スイマーバは大手ベビー用品店では取り扱いはありませんでした。
私は雑貨屋のヴィレッジヴァンガードで見つけましたが、レギュラーサイズは売り切れで、プチのみでした。
スイマーバはデザインが豊富ですが、全部そろっているところは少ないので、結局ネット通販で買いました。
我が家はスイマーバを首すわり前から使用していました。
小さい赤ちゃんに自分一人で使うのは不安だったので、パパの帰りが早い日にプレスイミングをしていました。
- パパが体を洗う
- 赤ちゃんの体を洗う
- パパが赤ちゃんを抱いてママがスイマーバを付ける
- パパと赤ちゃんが浴室内でスイマーバでふれあい
我が家はこの流れでスイマーバを使うことが多かったです。
万が一に備えて、うきわの近くに手を出しておき、すぐに支えられるように使用していました。
スイマーバは販売中止の危機もありましたが、正しい使い方をすれば、全身運動でバランス感覚も刺激されます。
0歳からのスポーツ知育にスイマーバは選ばれていますよ。
スイマーバは首に負担がかかってかわいそう?
スイマーバは販売中止になるような危険性はないことが分かりました。
ただ、首に負担がかかってかわいそうとの声もあります。
正しい使い方をすれば、水中にいるときは首への負担は小さいと言えます。
水は浮力があるので、スイマーバに引っ張られる形にはなりません。
首への負担になるとすれば、首すわり前の子に付けるときです。
首すわり前の縦抱きは悪影響と言われることがあるように、ちゃんと頭と首を支えないと赤ちゃんによくないです。
赤ちゃんの首すわり前は、大人が2人で付けると安心ですよ。
スイマーバの販売中止の危機についてまとめ
スイマーバの販売中止の危機についてまとめました。
- 消費者庁が商品テストをしたが販売中止にはならなかった
- 公式のTwitter炎上があったが謝罪して沈静化
- スイマーバは適切に使って、目を離さない注意喚起がされている
スイマーバは目を離すと思わぬ事故に繋がります。
自宅の浴槽だとつい気が緩みがちですが、正しく使用して赤ちゃんとプレスイミングを楽しみましょう!