夜間断乳はいつから始めるのべきで、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
離乳食が進んできて授乳回数が減ってくると、夜間断乳を考え始めるママが増えてきます。


私は息子が生後9ヶ月で夜間断乳にチャレンジしたものの上手くいかず、その経験を活かして10ヶ月で成功しました。
● 夜間断乳のメリットとデメリットを紹介します
● 夜間断乳を始めるべき時期をお教えします
● 夜間断乳の5つの事前準備を解説します
そろそろ夜間の授乳をやめたいと思っているママにおすすめの記事です。
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夜間断乳のメリットは赤ちゃんがよく眠ること

まず、夜間断乳をするメリットは次の3つです。
- 多くの赤ちゃんが良く眠るようになる
- 離乳食を良く食べるようになる子もいる
- 出産後の生理が再開しやすい
それぞれについて詳しくみていきましょう。
①:多くの赤ちゃんが良く眠るようになる
夜間断乳の1番のメリットは、赤ちゃんがよく眠るようになり、ママも夜にゆっくり休めるようになることです。
安心感や毎日の習慣でおっぱいやミルクを欲しがる赤ちゃんは、特にお腹が空いていないのに夜中に起きていることも。
それを止めることで、赤ちゃんとママがぐっすり眠れるようになるなんで魅力的ですよね。

最初は赤ちゃんが泣いたりして大変ですが、成功した後は良く眠るようになる子が多いです。
②:離乳食を良く食べるようになる子もいる
夜間の授乳を止めることで、赤ちゃんが日中の離乳食を良く食べるようになる場合もあります。
夜間にそれほどお腹が空いていないのに、習慣でおっぱいやミルクを飲んでいた子に当てはまります。
夜間断乳をすることで、朝に十分お腹が空いて離乳食を良く食べるようになるのです。
中には逆に体重が増えにくくなる赤ちゃんもいるため、デメリットで解説します。
③:出産後の生理が再開しやすい
夜間断乳のメリットの3つ目は、生理の再開です。
出産後に生理が来ていない母乳育児ママは、夜間断乳をすることで再開する確率が上がります。
授乳と生理は逆のホルモン。夜間はホルモンの分泌が盛んなので、夜間断乳は効果が高いです。
実際に私も、夜間断乳をして2ヶ月後に生理が再開しました。
2歳差や2学年差を狙っているママにとっては重要なポイントですね。
夜間断乳のデメリットはストレスやトラブル
夜間断乳のデメリットは次の3つです。
- 成功までは母子共にストレスになる
- 体重増加が鈍くなる恐れがある
- 母乳育児ママは乳腺炎などトラブルのリスクがある
それぞれについて詳しくみていきましょう。
①:成功までは母子共にストレスになる
赤ちゃんが自ら母乳やミルクを飲まなくなる卒乳とは違い、断乳はママ主体で始めるもの。
最初は泣いてしまったり、上手くいかずに親子ともにストレスを感じてしまうことも多いです。
事前準備やスケジュールをしっかりして、負担が少ないように始めましょう。
②:体重増加が鈍くなる恐れがある
夜間授乳で離乳食を良く食べるようになる赤ちゃんもいますが、授乳の栄養を必要としていた場合には、体重増加が鈍くなる恐れもあります。
いつから夜間断乳を始めるのか、慎重な判断が大切です。
栄養士さんや病院で相談すると安心ですね。
③:母乳育児ママは乳腺炎などトラブルのリスクがある
母乳育児ママは乳腺炎になったり、逆に母乳の量が減ってしまったりとトラブルのリスクがあります。
母乳育児ママの乳腺炎にならない成功の秘訣はこちらの記事で紹介しています。
完母・ミルクでは夜間断乳はいつから?進め方は同じでOK
夜間断乳をいつから始めるべきかということは、基本的には母乳育児であっても、ミルクであっても変わりません。
チャレンジするママが多いのは、次の2つのタイミングです。
離乳食が3回食になる生後9ヶ月以降
離乳食後期になると1日3回の食事になるため、母乳やミルクの割合が減っていきます。
離乳食からしっかり栄養が摂れると夜間の授乳も必要なくなるので、3回食のリズムが安定してくる生後9ヶ月以降がおすすめです。
夜間断乳は1歳の誕生日を迎えた後
1歳を過ぎると離乳食からの栄養が大半になる子供が増えてきます。
また、牛乳を飲める年齢になることもポイント。日中の授乳やミルクも牛乳に変え、夜間だけでなく一気に卒乳を進めることも。
母乳育児を惜しむママにとっても、1歳は踏ん切りがつきやすいタイミングでもあります。
夜間断乳の5つの事前スケジュールとやり方

夜間断乳は突然始めると上手くいかない可能性が高いです。
まずは5つの事前準備がきちんとできているかを確認しましょう。
①:生活リズムを整えてお昼寝は短めに
赤ちゃんが夜間にぐっすり寝てくれるように、まずは1日の生活リズムを整えます。
起床・離乳食・就寝は毎日決まった時間にしましょう。
また、日中は散歩や遊びで活発に過ごし、お昼寝をさせすぎないのもポイントです。
②:1日3回の離乳食を進める
1日3回の離乳食と必要に応じたおやつが定着してくると、自然と授乳回数や量が減ってきます。
夜間の授乳をなくしても大丈夫なように、必要なエネルギーは日中に摂れることが理想です。
急に量を増やすと赤ちゃんの消化器官に負担が掛かってしまうので、少しずつ進めておきましょう。
③:ストローマグの練習をする
夜間断乳後は、夜中に目を覚ました赤ちゃんにお茶などの水分をあげます。
ストローマグやコップでスムーズに飲むことができないと、夜中の対応が難しくなります。
卒乳後は哺乳瓶も卒業する形になるので、お茶を飲ませるときはなるべく哺乳瓶は使わないようにしましょう。
④:頼れる家族がいる場合はお願いしておく
パパが夜間断乳に協力できる場合は、赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きの対応を話し合っておくのが理想です。
断乳の開始を休日にするなど、パパの仕事に支障が出ないよう配慮も必要です。
⑤:親子共に体調を万全にする
夜間断乳は、今までの習慣を断つため、赤ちゃんとママの両方に負担が掛かります。
夜中に泣き止まないことも想定されるので、少しでも体調に不安がある場合は先送りにすることをおすすめします。
事前準備を完璧にして夜間断乳を成功させよう
夜間断乳について解説しました。
● メリットとデメリットを踏まえて始める
● 生後9ヶ月・1歳が選ばれやすいタイミング
● 事前準備が成功のカギ
夜間断乳は、最初の1週間はママと赤ちゃんに負担が掛かることが多いです。
事前の準備をしっかりとして、少しでも無理なく進められるといいですね。頑張ってください!
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