この記事では、完全メシは体に悪いのかまとめます。
日清の完全メシは、33種類の栄養がとれると話題のインスタントフードです!
添加物だらけで、糖質も高いと言われていますが、通常のジャンクフードに比べると手軽にバランス良く栄養が摂れるメリットがあります。
3食とも完全メシだけで生活するとカロリー不足になるものの、食事の一部に置き換えれば足りない栄養を補えて時短にもつながりますよ。
完全メシは体に悪い3つの理由
完全メシは「体に悪いのでは?」と心配する人もいるのは、ジャンクフードっぽいのに栄養が摂れるのが怪しいからです。
体に悪い理由は次の3つです。
詳しく、見ていきましょう!
①:添加物だらけ
完全メシは栄養豊富な一方で、添加物だらけで体に悪そうなイメージがあります。
完全メシの中でも定番のカレーメシの原材料をチェックしてみましょう!
ライス(米(国産)、食物繊維、コラーゲンペプチド、乳化油脂、食塩)、味付けの素(コラーゲンペプチド、植物油脂、オニオンパウダー、砂糖、トマトパウダー、乳等を主要原料とする食品、ドロマイト、小麦粉、香辛料、食塩、カレー粉、香味調味料、ココアパウダー、酵母、納豆菌エキス入り食用油脂)、味付豚ミンチ、フライドポテト、にんじん/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、グルコン酸K、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、トレハロース、塩化K、酸味料、乳化剤、香料、V.C、トリプトファン、酸化防止剤(V.E)、ナイアシン、ピロリン酸鉄、V.B6、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、V.E、パントテン酸Ca、V.B1、香辛料抽出物、V.A、V.B2、くん液、葉酸、V.D、V.B12、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
完全メシの添加物は赤字の部分で、栄養素がたくさん添加してあることが分かります。
増粘剤や甘味料、酸味料、乳化剤、香料など、できれば摂取しない方がよい添加物も含まれています。
例えば、甘味料のスクラロースやアセスルファムKは砂糖よりも低カロリーで少量で甘みが強いものの、摂りすぎによる発がん性やアレルギーを懸念する人もいます。
これらの添加物は加工食品やダイエット食によく使われるものですし、そのほとんどはビタミンや鉄分、ミネラルなどの栄養素です。
完全メシでないカレーメシにも、調味料・カラメル色素・トレハロース・増粘剤・乳化剤・香料などの添加物が含まれています。
食品添加物は、長期間食べ続けた場合も含めて、厳格な安全試験が行われています。
完全メシだけで生活するのような偏りは体に悪いですが、1日1食や週に2~3回食べる分には問題ありませんよ。
②:糖質が高い
完全メシが体に悪い理由に、糖質が高いことも挙げられます。
完全メシは炭水化物・脂質・たんぱく質を理想的なバランスで作られていますが、ご飯や食パンよりも糖質が高めです。
比較項目 | カレーメシ | ご飯 (並盛) | 食パン (6枚切り) |
---|---|---|---|
糖質 | 63.2g | 56.96g | 25.32g |
脂質 | 12.4g | 0.48g | 2.46g |
カロリーSlism参考
糖質量を見てみると、カレーメシの糖質は60g以上もあり、食パンと比較すると約2.5倍もあります。
また、脂質も高く、食べ過ぎは太る可能性や糖尿病の恐れもあるでしょう。
とはいえ、一般的なカレーライスの糖質は115g以上もあるため、それよりは遥かに糖質控えめといえます。
「どうしてもガツンとたものが食べたいけど、糖質も気になる」というときも、完全メシに置き換えればダイエット中も罪悪感少なく食べられますね。
③:足りない栄養素がある
完全メシはPFCバランスに優れた食品ですが、これだけでは栄養素が不足してしまいます。
PFCバランスとは、体に必要な三大栄養素であるたんぱく質(Proteinn)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を指します。
健康的な体づくりをするためには、このPFCバランスを意識することが大切です。
PFCバランス…たんぱく質15%:脂質25%:炭水化物60%
平均的な割合は上記のとおりですが、PFCバランスは年齢や体格、運動量によって異なります。
運動量が多い男性の場合、完全メシだけではカロリーやたんぱく質が足りませんし、逆に運動量の少ない女性には多すぎることも…。
完全メシはあくまで平均的なPFCバランスで作られているため、人によっては栄養素が不足します。
ただ、食事を抜きがちな人や、自炊よりも外食が多い人にとっては、手軽に栄養バランスを整えられる便利な食品です。
疲れたときや忙しい日は完全メシに頼りつつ、肉や魚、野菜など他の食材からも栄養を摂るように心がけましょう!
完全メシは食事の一部に置き換えれば体に悪くない
ここまで、完全メシが体に悪い理由についてみてきました。
さすがに1日に何食も食べては体に悪いデメリットがあるものの、食事の一部として置き換えれば、完全メシは健康に悪くないといえます。
- 不足しがちな栄養を補える
- 時短になる
- 献立を考える手間が省ける
普段から食生活が乱れがちな人や食事を抜きがちな人も、完全メシを取り入れることで手軽に美味しく栄養を補えます。
また、献立を考えるのが面倒な日も、完全メシならお湯をかけて5分で完成するメリットも♪
パンやお菓子をつまんで終わりの昼食と比べれば、完全メシは体に良いです。
食べ過ぎには注意が必要ですが、完全メシは「栄養満点なのにウマい!」と口コミ評価も上々です。
楽天やAmazonではセット商品も販売されているので、一度試してみる価値ありですよ!
3食とも完全メシだけで生活するとどうなる?
3食とも完全メシだけで生活するとどうなるのでしょうか?
ひとつずつ見ていきましょう!
①:カロリー不足(ダイエット)になる
3食とも完全メシだけで生活すると、カロリー不足になるデメリットがあります。
完全メシのカロリーを詳しく見ていきましょう。
商品名 | カロリー |
---|---|
カレーメシ | 470kcal |
担々麺 | 485kcal |
焼きそば | 487kcal |
価格は税込
完全メシは一見すると高カロリーに見えますが、実は1食500kcal以下と低カロリーに作られています。
厚生労働省の日本人食事摂取基準によると、成人男性の基準値は2,700kcal、女性は2,050kcalです。
3食完全メシを食べると、1日1,500kcal以下と摂取カロリーをおさえられるため、ダイエット向きといえます。
しかし、ダイエット効果は一時的なものであって、カロリー不足が続くと疲れやすくなったり、便秘がちになったりと体に悪い影響が出る恐れも…。
無理なカロリー制限は、逆にリバウンドして太る可能性も高まります。
3食とも完全メシだけで生活するのはおすすめしませんが、ダイエット中でもがっつりしたものが食べたいときに主食代わりにすると、摂取カロリーをおさえつつ満足感もありますよ。
②:飽きる
3食とも完全メシだけで生活すると、飽きてしまう場合も…。
完全メシのように濃い味付けのものは、ガツンとした旨味を感じやすいものの、薄味よりも早く飽きる傾向にあります。
また、同じものを食べ続けると食事のメリハリもなくなり、楽しみも減ってしまいます。
完全メシにはカレーメシの他にも、スムージーやポタージュ、かつ丼などラインナップが豊富です。
飽きずに続けられるよう、いろいろな種類を試すのがおすすめです。
③:コスパが悪い
3食とも完全メシだけで生活するのは、コスパが悪いといえます。
完全メシの価格をみていきましょう。
商品名 | 価格 |
---|---|
カレーメシ | 398円 |
担々麺 | 398円 |
焼きそば | 398円 |
大豆グラノーラ | 598円 |
スムージー | 298円 |
価格は税込
定番のカレーメシは1個398円、スムージーなら1本298円ほどです。
3食とも完全メシだけで生活しようとすると、男性の場合、栄養素や食事量を考えると1日6個は必要です。
- 1日あたり:398円×6個=2,388円
- 1ヶ月あたり:2,388円×30日=7,1640円
1ヶ月あたりで計算すると、約7万円にもなります!
1ヶ月7万円はコスパが悪すぎますし、間食やおやつにスムージーをプラスするとさらに食費は上がります。
とはいえ、ラインナップ豊富で栄養バランスを考えてなくていいメリットもあり、仕事に疲れた日や忙しいときに活用すると、手軽に美味しい食事が完成します。
外食するのに比べると値段は安いので、まとめ買いしてストックしておくのもよいでしょう。
完全メシと同じく33種類の栄養素が摂れてお値段が安いのは、ベースブレッドです。
ベースブレッドは完全メシほどのがっつり感はないですが、次の2つのメリットがあります。
- 1袋200円前後とコスパがよい
- 使われている添加物が少ない
パンが好きな人には、ベースブレッドもおすすめです。
ベースブレッドにはカレー味もあるので合わせてチェックしてみましょう!
完全メシは体に悪いのかまとめ
完全メシは体に悪いのかまとめました。
- 完全メシは添加物が多く食べ過ぎは体に悪い
- 3食完全メシだけで生活するとカロリー不足になる
- 食事の一部に置き換えると栄養バランスを整えつつ美味しさも◎
カロリー控えめで33種類もの栄養が摂れる完全メシは、「罪悪感なくジャンクフードを食べたい」「ダイエット中だけどガツンとした食事が好き」という人にぴったり♪
食べ過ぎは体に悪いですが、食事の一部に置き換えれば手軽に美味しく栄養を補ってくれますよ。