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液体ミルクは「危険だから飲むな」の3つの理由|アイクレオとほほえみにも問題点あり?

ミルク

液体ミルクは「危険だから飲むな」って本当?
アイクレオとほほえみも問題点があるの?

この記事では、「液体ミルクは危険だから飲むな」と言われる3つの理由を解説します。

液体ミルクは便利な反面、危険視された過去や、使用上の注意、取り入れ方の工夫を知ることが大切です。

日本で販売されている液体ミルクは基準をクリアしており、粉ミルクと同じくアレルギー等を除き危険性は少ないですよ。

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「液体ミルクは危険だから飲むな」と言われる3つの理由

液体ミルクが「危険」「飲むな」と言われる3つの理由を解説します。

①:救援物資の外国産の液体ミルクが危険視された

液体ミルク
東京新聞

液体ミルクが「危険だから飲むな」と言われるのは、救援物資の外国産の液体ミルクが危険視されたからです。

2018年10月の北海道地震のときに、フィンランド製の液体ミルクが届き、説明書等がなかったため「危険 飲むな!」と張り紙がされました。

日本でも2018年8月に液体ミルクが解禁になっていましたが、当時の認知度や普及率は低く、ましてや海外製だったことからほぼ使用されませんでした。

液体ミルクが危険というより、当時の被災地の状況とマッチしていなかったことが原因です。

  • 液体ミルクが解禁になった直後だった
  • 海外製でパッケージも英語だった
  • 政府からの使用や保管方法の説明がなかった
  • 被災地は混沌としていて調べる余裕がなかった

これらの状況から、届いた液体ミルクを飲んで万が一のことがあってはいけないと「危険 飲むな」の判断となってしまったのです。

仮に、液体ミルクの認知度が上がった現在、日本メーカーの「ほほえみ」「アイクレオ」などの液体ミルクが届けば、使用する人は多いでしょう。

②:残った液体ミルクを再び飲むのが危険

時計

液体ミルクは成分や栄養素も粉ミルクと近く、アレルギー等を除いて危険性は低いです。

ただ、開けたらすぐに飲む必要があり、液体ミルクを2回に分けて飲むのはNGです。

作ったミルクも1~2時間で捨てるように言われるのと同様に、液体ミルクも開封後2時間以上たったものは「危険だから飲むな」です。

アイクレオとほほえみのメーカーのサイトにも開封後は早めに飲むように書かれています。

冷蔵の牛乳のイメージで、朝に飲ませたミルクの残りを昼にあげることはできません。

未開封であれば常温保存ができますが、高温多湿は避けましょう。

③:液体ミルクの手軽さで母乳をやめる人が増えるのが危険

ミルク

液体ミルクは授乳が手軽になる半面、母乳をやめる人が増えるのが危険との考え方もあります。

日本小児科学会はミルクは母乳の代替品としており、母乳育児を推奨しています。

あくまでも液体ミルク・乳児用粉ミルクは、母乳代替食品であり、平時も災害時も、乳児に推奨されるのは“母乳”であることです。特に、避難所等においては、感染予防も考慮し、母乳育児をしていた方が母乳育児を継続できるような配慮と対応が必要です。
液体ミルクは、便利な面もありますが、平時も含めて、母乳育児を妨げることのないよう、必要なときに必要な分だけ活用することを心がけましょう。

日本小児科学会

一部の専門家の間では、液体ミルクが広まると母乳育児の妨げになるのでは?との問題点が論点になっています。

例えば、災害時に液体ミルクが届くことにもメリットとデメリットがあります。

メリットは、ママの母乳が出なくなったり、体調を崩しているときに、誰でも赤ちゃんにミルクを飲ませられることです。

一方で、「災害時=液体ミルク」との認識が広まれば、避難所等で授乳スペースが設けられない危険があるなど、母乳育児の継続が難しくなることも考えられます。

「液体ミルクを飲むな」という声は偏りすぎですが、母乳育児の妨げにならないよう、配慮することが必要でしょう。

液体ミルクの成分は危険?粉ミルクと比較してみた

液体ミルクには危険な成分があるのか、ほほえみを粉ミルクと比較してみましょう。

ほほえみの液体ミルクと粉ミルクを比較すると、赤字が異なる部分で成分の大半は共通しています。

液体ミルク粉ミルク
乳糖(アメリカ製造)、調整食用油脂(豚脂分別油、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、脱脂粉乳、乳たんぱく質、デキストリン、バターミルクパウダー、フラクトオリゴ糖、ホエイパウダー、食塩、酵母/炭酸Ca、V.C、炭酸K、塩化Mg、イノシトール、塩化K、クエン酸鉄Na、コレステロール、タウリン、硫酸亜鉛、V.E、L-カルニチン、シチジル酸Na、パントテン酸Ca、ナイアシン、ウリジル酸Na、イノシン酸Na、グアニル酸Na、硫酸銅、5′-AMP、V.B1、V.A、V.B6、V.B2、葉酸、カロテン、V.K、ビオチン、V.D、V.B12乳糖(アメリカ製造)、調整食用油脂(豚脂分別油、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、乳清たんぱく質カルシウムカゼイネート、フラクトオリゴ糖、バターミルク、デキストリン、脱脂粉乳、食塩、酵母/リン酸Ca、塩化Mg、炭酸Ca、塩化K、炭酸K、V.C、イノシトール、コレステロール、タウリン、ピロリン酸鉄、塩化Ca、硫酸亜鉛、シチジル酸Na、V.E、パントテン酸Ca、ウリジル酸Na、L-カルニチン、ナイアシン、イノシン酸Na、グアニル酸Na、5′-AMP、硫酸銅、V.B1、V.A、V.B6、V.B2、カロテン、葉酸、ビオチン、V.K、V.D、V.B12

それぞれのミルクの主原料はアメリカ製造の乳糖で、調整食用油脂や脱脂粉乳などが使われています。

足りない栄養素を添加して、栄養が補われている点も同様です。

液体ミルクにしか入っていない成分は、乳たんぱく質バターミルクパウダーホエイパウダーです。

乳たんぱく質は乳由来のタンパク質、ホエイパウダーは乳清由来で、粉ミルクの乳清たんぱく質と似ています。

液体ミルクのバターミルクパウダーは、粉ミルクのバターミルクに近いです。

液体ミルクと粉ミルクは形状の違いで原材料に多少の差はあるものの、大きな差はありません。

日本で販売されている液体ミルクは、安全と許可が下りたものだけなので、粉ミルクと変わらず飲ませることができます。

液体ミルクのメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • すぐにミルクを飲ませられる
  • お湯が使えない場所や災害時に便利
  • 値段が高い
  • 量の調整ができない

液体ミルクにはメリットとデメリットがあるので、確認しておきましょう。

液体ミルクのデメリット

液体ミルクのデメリットは、価格面です。

ミルクの価格は次のようになります。

形状価格
粉ミルク(缶)安い
個包装
キューブ
普通
液体ミルク高い

大容量の缶に入った粉ミルクは、一番値段が安くコスパがよいです。

次に、個包装やキューブなど、調乳が便利なタイプが安いです。

液体ミルクは、粉ミルクなどと比べると値段が高いデメリットがあります。

また、サイズが限られているため、量の調節ができません。

  • ほほえみ:200ml、120ml
  • アイクレオ:125ml

80mlや160mlなどには対応できず、飲み残しは捨てることになります。

液体ミルクのメリット

液体ミルクのメリットは、何といっても便利さです。

すぐにミルクを作りたいと感じるシーンで活躍します。

  • 育児が大変な時期
  • 夜間の授乳
  • ママの体調不良
  • 外出先

ミルクを開けて哺乳瓶に入れればすぐに飲ませられるので、お湯の準備や適温に冷ますなどの必要はありません。

また、災害時でお湯が使えないときや、一時的にママと離れる時間ができても安心です。

常に液体ミルクを使うのではなく、夜間の授乳時や外出時など、便利に利用できるとよいですね。

「液体ミルクは危険だから飲むな」と言われる理由についてまとめ

「液体ミルクは危険だから飲むな」と言われる理由についてまとめました。

  • 救援物資の外国産の液体ミルクが危険視された
  • 残った液体ミルクを再び飲むのは危険
  • 便利なシーンで取り入れることで調乳の負担を減らせる

液体ミルクは危険性が低いので、育児に取り入れて便利に使いましょう。

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