この記事では、液体ミルクは2回に分けていいのかまとめます。
液体ミルクは「ほほえみ200ml」や「アイクレオ125ml」などの商品がありますが、新生児だと量が多くて余ったり、開封後の残りはどうするか悩みますよね。
実は液体ミルクの開封後の残りは、冷蔵庫に入れて次の授乳時に使うのは原則NGです。
2回に分けるときの注意点や、開けてから何時間で飲み切るべきなのかを見ていきましょう!
液体ミルクは2回に分けてもOK?
液体ミルクは2回に分けて飲むことは原則NGです。
理由を見ていきましょう。
液体ミルクは開封後はすぐに飲む
液体ミルクは、2回に分けたりせずに、開封後すぐに飲むのが基本です。
開封した液体ミルクは、粉ミルクを作ったのと同じ状態と思いましょう。
ミルクを作ったのに寝たときに口を付けていなくても、次の授乳に回すことはできないですよね。
液体ミルクは、牛乳と同じイメージで冷蔵庫で保管できると思われがちですが、一度空気に触れると劣化が進みます。
赤ちゃんの食中毒を避けるためにも、開封後すぐに飲ませるようにしましょう。
液体ミルクは粉ミルクと同じく安全性が高いですが、「液体ミルクは危険だから飲むな」と言われる理由の1つに、飲み残しを与えてしまうことが挙げられます。
液体ミルクは短時間なら2回に分けても良い
液体ミルクは開封後はすぐに飲み切るのが基本ですが、短時間なら2回に分けても良いです。
明治「ほほえみ」のらくらくミルクには、開封後の液体ミルクについて次のように書かれています。
開封したらくらくミルクは、開封後すぐ(2時間以内)に使用してください。
明治-らくらくミルク-
一度でも赤ちゃんが口を付けたミルクは、赤ちゃんの唾液が逆流し、唾液中の雑菌が繁殖し腐敗しやすいので飲み残しは与えずに必ず処分するようにしてください。
口を付けていない場合は缶のまま保存しても問題ありませんが、2時間以内にご使用ください。
ほほえみは「開封後すぐ(2時間以内)に使用してください」と書かれています。
液体ミルクは2時間のインターバルであれば、2回に分けてもOKとのことです。
ただ、一般的にミルクは3時間以上開けるようにと指導される場合が多いです。
余ったミルクを次の授乳の3時間後に使うのはNGのため、1本の液体ミルクはを2回に分けて使うのは現実的ではありません。
グリコのアイクレオは、「何時間後まで」との具体的な時間のきまりは書かれていません。
開封後はすぐに飲みきってください。
グリコ-アイクレオ-
飲み残しは赤ちゃんに与えないでください。
「開封後はすぐに飲みきってください」とあるので、ほほえみと同じ2時間以内かそれより短い時間で飲み切るべきです。
開封後の時間のリミットはあるものの、1本を2回に分けて飲むこと自体は問題ありません。
例えば、双子の赤ちゃんに同じタイミングで半分ずつ与えるのはOKです。
開封前によく振ってから、使ってくださいね。
液体ミルクのほほえみは新生児には量が多くて余る
液体ミルクのほほえみは「新生児には量が多くて余る」との声が多くありました。
ほほえみは発売当初は240mlの缶でしたが、リニューアルされて2つのサイズになりました。
- 200ml
- 120ml
新生児に200mlは多くて余るため、残りは捨てることになって勿体ないです。
赤ちゃんが飲むミルクの量の目安は次のとおりです。
月齢 | 量 |
---|---|
1/2ヶ月 | 80ml |
1/2~1ヶ月 | 80~120ml |
1~3ヶ月 | 120~160ml |
3ヶ月~ | 200ml |
生後1ヶ月までの赤ちゃんはミルクを飲む量が120ml以下なので、ほほえみの液体ミルクも120mlのサイズを選びましょう。
生後2ヶ月以降は量が増えてくるので、赤ちゃんの飲む量に合わせて200mlに移行できるとよいですね。
完全ミルクではなく混合なら、120mlをずっと使うこともできます。
ほほえみ以外の液体ミルクの量も見てみましょう。
- 森永乳業「はぐくみ」:100ml
- グリコ「アイクレオ」:125ml
- 雪印「すこやか」:200ml
国内メーカーの液体ミルクで量が一番少ないのが、はぐくみ「エコらくパウチ」です。
名前のとおりパウチタイプなので、軽量でかさばらず、持ち運びや使用後の処分も簡単です。
アイクレオは125mlなので、ほほえみの120mlとあまり量は変わりません。
ほほえみは缶で賞味期限が長い、アイクレオはパックで賞味期限が短めの違いがあります。
雪印「すこやか」は缶で200mlです。
新生児で液体ミルクの飲み残しを捨てるのが勿体ないと感じたら、一番量が少ない「はぐくみ」を選ぶのも良いですね。
液体ミルクの残りはどうする?
液体ミルクが余ったときの残りは、捨てるか活用するかのどちらかです。
それぞれの方法を見てみましょう。
液体ミルクの残りは捨てる人が多い
液体ミルクが余ったら、残りは捨てる人が多いです。
牛乳と違って大人が飲むにはあまり美味しくないので、勿体ないですが残りは捨てるのが良いでしょう。
開封後すぐに冷蔵庫に入れても2時間以内に飲む必要があるため、活用できる時間も限られています。
液体ミルクはお値段が高いので惜しい気がしますが、粉ミルクを作って余ったときと同様に考えてくださいね。
液体ミルクの残りは料理に活用もできる
液体ミルクの残りは料理に活用もできます。
ミルクを使った人気のレシピは次のとおりです。
- パン
- ホットケーキ
- クリームスープ
- スムージー
パンやホットケーキや洋菓子は、液体ミルクの残りを活用しやすいです。
ただ、開封後2時間以内にパンを作る余裕があるなら、粉ミルクで調乳する方が楽ですよね…。
クリームスープやミルク系のポタージュスープにも使えますが、こちらも手間がかかります。
一番楽なのは、ミキサーやブレンダーがあれば、液体ミルクを使ってスムージーを作ることです。
牛乳とバナナやいちごなどを使ったシンプルなスムージーで、材料の牛乳の一部を余ったミルクに置き換えればOKです。
産後のママの栄養補給や、上の子のおやつにも最適ですよ。
液体ミルクの残りを使ったスムージーも、2時間以内に飲むようにしましょう。
液体ミルクを2回に分けるのはよいかまとめ
液体ミルクを2回に分けるのはよいかまとめました。
- 液体ミルクは開封後すぐ(2時間以内)に飲む
- 双子の場合など2回に分けることは問題ない
- 明治「ほほえみ」は200mlと120mlから選べる
液体ミルクは余ると勿体ないですが、適量のサイズを選ぶことで残りにくくすることはできます。
赤ちゃんの飲む量に合わせた液体ミルクを選んでくださいね。