この記事では、立ち仕事は妊娠何ヶ月まで働けるのかまとめます。
社員やパートで飲食店や販売員の立ち仕事をしていると、あとどれぐらい働けるのか気になりますよね。
妊娠の経過が順調であれば産前6週間まで働く人もいますが、医師の診断や職場の決まりによっては、早めにパートを辞めたり休職して産休に入るパターンもあります。
妊娠中のフルタイムはきついと感じる人も多いので、詳しく見ていきましょう!
立ち仕事は妊娠何ヶ月まで働ける?
立ち仕事は妊娠何ヶ月まで働けるかは、妊娠の経過や職場によって異なります。
順番に見ていきましょう!
①:妊娠の経過が順調なら妊娠9ヶ月ごろまで働ける
立ち仕事でも、ママの体調がよく妊娠の経過も順調であれば、妊娠9ヶ月ごろまで働けます。
妊婦検診で医師から安静にするよう指示がなく、妊婦さん本人も働く意思があれば大丈夫です。
ただ、元気があっても妊娠中の身体はホルモンバランスの影響で疲れやすく、だるさの症状も出るものです。
こまめに休憩をはさむ、余裕のあるときには座らせてもらうなど、身体に疲れがたまらないよう対処することが大切です。
②:妊娠の経過によっては仕事が制限される
立ち仕事は妊娠何ヶ月までか考える以前に、妊娠の経過によっては仕事が制限されるケースもあります。
つわり
妊娠初期のつわりに悩む妊婦さんは多いです。
つわりの症状は人それぞれですが、デスクワークをしていても気分の悪さに耐えきれずお休みを取る人もいます。
立ち仕事では尚更つらいでしょう。
理解がある職場なら、つわりが治まるまで休職するという方法もありますね。
パートでも1~2ヶ月休んで、妊娠中期からシフトに入れる可能性もあります。
切迫流産・切迫早産
立ちっぱなしの姿勢は、お腹が張りやすくなります。
立ち仕事でもお腹が張ってきたらすぐに座って休める環境ならよいですが、「飲食店だからピークの時間帯に座って休むわけにはいかない…」という人もいますよね。
無理をつづけると切迫流産や切迫早産の危険があり、妊婦検診でその兆候がみられたら療養のため仕事はお休みに…。
働きたくても働けない場合もあります。
③:職場によっては妊婦さんの仕事内容が制限される
妊娠するとできないことが増え、仕事内容が制限される職場もあります。
- 重いものを持てない
- 立つ・しゃがむを繰り返す動作がしんどい
- 歩きかたが不安定になりお客様から心配される可能性も
立ち仕事で重いものを持つのは、妊婦さんにとって負担になります。
これらが配慮され「電話対応」「お客様の案内」「レジ打ち」など、身体に負担がかかりにくい仕事が専門になることもあるでしょう。
社員であれば一時的に部署が変わることもあります。
責任感が強い人は、フォローされてばかりだと申し訳なく感じてしまうかもしれません。
でも、いまは出来る範囲の仕事をがんばるときと捉えましょう!
妊娠中に立ち仕事で働くときに気を付けたいこと
妊娠中に立ち仕事で働くときに気を付けたいことは次の4つです。
順番にまとめます。
①:職場に妊娠を伝えておく
立ち仕事の場合、職場に妊娠を伝えるタイミングはなるべく早いほうがいいでしょう。
つわりや体調が安定しない日が多くなり、急なお休みをもらうことが増えるかもしれません。
上司に早めに伝えておくことで、人員の調整などの対応が取りやすくなります。
「お腹が張ったときに座れるよう椅子を用意しておきたい」など、希望も伝えていけるといいですね。
②:シフトを入れすぎない
立ち仕事で働くには、余裕のあるシフトを組むことが大切です。
特にパートで好きなだけ入れるとしても、連日きっちりシフトを入れてしまうと、慢性的に疲れが溜まってしまいます。
デスクワークだと週5日連続で出勤できる人も多いですが、デスクワークと立ち仕事では疲れやすさに差があります。
シフトが入っていない日にはしっかり体を休めて、疲れが残らないようにしていきましょう!
③:夜勤はなるべく避ける
妊娠がわかったら、夜勤はなるべく免除してもらうよう会社に相談したいですね。
少人数で回す夜勤では、体に不調が出てしまっても交代が難しく、結果的に周りへ迷惑をかけてしまう恐れがあります。
妊婦さんへの調査では、週2日以上の夜勤をした人は、夜勤をしなかった人と比べて流産のリスクが増えたという結果も出ています。
for small-for-gestational-age babies (aOR: 1.32, 95% CI: 1.10-1.59) at ≥46 hours with night shifts.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
特に、在胎週数が小さい赤ちゃんで46時間以上の夜勤は、流産のリスクが1.32倍になります。
万が一の事態だけは避けていきたいですよね。
職場に夜勤免除の前例がないときは、母子手帳についている「母健連絡カード」を活用して、主治医の指示として仕事を制限してもらうよう会社に伝えることもできますよ。
いまは仕事よりお腹の赤ちゃんを優先するときだと割り切って、バリバリ働くのは出産後にとっておくことをおすすめします。
④:ヒールのある靴は避ける
妊娠しても立ち仕事を続けるときは、ヒールのある靴は避けましょう。
- バランスを保ちにくい
- お腹が大きくなると足元が見えない
- 足が疲れてこむら返りが起こりやすい
妊娠中は立ちくらみも増えるので、転倒防止のため安定感のある靴を履くようにしましょう!
ただ、ずっとヒールのある靴を履いていた人はフラットシューズだと疲れてしまう場合もありますよね。
そんなときは、3センチほどの高さでヒールが太めのものを選ぶと安全です。
妊娠中に立ち仕事で働けなくなったら…
妊娠中に立ち仕事で働けなくなったら、デスクワークの仕事を探す人もいます。
特にパートの場合は、産休や育休がなく辞めざるを得ないこともあるでしょう。
ただ、妊婦さんを採用してくれる職場は限られていて、今まで飲食店や販売員として働いていた人が短期の事務の面接で受かるのは難しいです。
とはいえ、生まれてくる赤ちゃんのために少しでもお金を稼ぎたい…!
そんな人におすすめなのは、自宅でお仕事ができるクラウドソーシングサービスです。
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産後も在宅で仕事ができると助かることが多いので、少しでもお金を稼ぎたいなら、クラウドワークスのお仕事に挑戦してみましょう!
立ち仕事は妊娠何ヶ月まで働けるのかまとめ
立ち仕事は妊娠何ヶ月まで働けるのかまとめました。
- 経過が順調なら妊娠9ヶ月まで働ける
- 医師の診断により療養が必要になることもある
- 妊娠中は無理のない範囲のできる仕事をしよう
立ち仕事でいつまで働けるかは妊娠の経過によるため、出産直前まで働ける人、早めにパートを辞める人など個人差があります。
立ちっぱなしは妊娠中の体にはきついので、いつまで働くか体調と相談しながら決めていきましょう!