この記事では、4歳・5歳で箸が使えない子についてまとめます。
幼稚園や保育園では箸が使えない子もいますが、小学生になる前には習得したいと気になりますよね。
箸をいつ習得したか94人にアンケートした結果や、どんな練習をしたのかまとめます。
4歳で箸が使えない子はどれぐらい?
4歳で箸が使えない子はどれぐらいいるのかアンケートをしました。
アンケート期間:2023年9月17~18日
対象者:小学生の子供を持つ保護者
回答数:94人
「箸が使える」はどの状態を指すか難しいので、習得の度合いを5段階で答えてもらいました。
アンケートの結果、4歳児は「トレーニング箸を使っていた」が一番多い結果になりました。
「やや持ち方は正確でないが使えていた」と「正しい持ち方で使えていた」を合わせると、45.7%は概ね箸を使えています。
一方で、残りの54.3%の4歳児は箸が使えないと言えるでしょう。
4歳は箸が使えない子の方がやや多く、練習中の子が多い状態です。
まだ上手く使えなくても焦らないで大丈夫です。
5歳で箸が使えない子はどれぐらい?
5歳で箸が使えない子はどれぐらいいるのか、4歳と同じ条件でアンケートをしました。
アンケートの結果、「やや持ち方は正確でないが使えていた」が一番多い結果になりました。
「やや持ち方は正確でないが使えていた」と「正しい持ち方で使えていた」を合わせると、77.7%の5歳児は概ね箸を使えています。
4歳からの1年間で、トレーニング箸を卒業して、5歳で普通のお箸に移行するのが平均的な流れです。
一方で、残りの22.3%の5歳児は箸が使えないため、まだできなくても心配するほどではありません。
ちなみに6歳になると箸が使えない子は7.5%で、年齢が上がるごとに箸を使える割合も上がっていきます。
箸は何歳から使える?
箸は平均で何歳から使えるのか、「やや持ち方は正確でないが使えていた」に達した年齢を集計しました。
箸が使えるようになる年齢は、4~5歳が多かったです。
3歳のうちに使える子は13.8%なので、4歳になったばかりで使えなくても、まだまだ焦る必要はありません。
お箸の持ち方はえんぴつとも似ています。
4~5歳になると字が書けるようになったり、絵も上手になったりと、手先が器用になります。
習得の時期に個人差はあるものの、少しずつ会得していきたいですね。
4歳・5歳が箸を使えないときに練習は必要?
4歳・5歳が箸を使えないときに練習は必要なのでしょうか?
子供がお箸を習得したママやパパに練習法を聞いてみました!
※( )内の年齢は、概ね箸を習得した年齢です。
①:トレーニング箸・サポート箸を使う
リング型のトレーニング箸→サポート箸という風に段階をおって練習していきました。(5歳)
エジソンの箸、トレーニング箸を使っていました。自然と箸を形になるのでおススメです。(5歳)
トレーニング箸を使い、できるようになったら滑らない割りばしをつかっていた(5歳)
4歳・5歳で箸を使えない子は、トレーニング箸やサポート箸を使って練習するケースが圧倒的に多かったです。
全体の70.2%の子がトレーニング箸などを使っています。
3歳頃からトレーニング箸を使い始めて、4~5歳でサポート箸や普通のお箸に移行していくのが平均的なペースと言えます。
②:普通の箸で持ち方を教える
私が横について、箸を持つ子どもの指を正しい位置にもっていき、覚えられるよう何度も練習しました。(6歳)
ご飯や味噌汁などゆっくり丁寧に正しい持ち方や、馴染みやすいようにキティちゃんのお気に入りの小さな箸から楽しく教えていきました。(4歳)
短いお箸や食べ物がひっかかりやすいお箸を使いました。持ち方は鉛筆を持つ持ち方だとその都度話して、親がお手本を見せながら日に日に上達していきました。(3歳)
トレーニング箸を使わず、普通のお箸で練習している子もいました。
親が根気よく教えるのであれば、4歳・5歳が箸を使えない子も、普通のお箸で練習して上手くいくケースも多いです。
お箸の持ち方に自信があるパパやママは、自分の持ち方を見本にして教えるのもよいでしょう。
③:豆をつかむ練習をする
箸を使用できるために豆とかコーンとかを箸でつかませる練習をした。(5歳)
小さいお豆などをつかむ練習を時間があるときにやっていた。(4歳)
お豆を掴む練習をゲーム感覚でやらせた(4歳)
お箸を正しく動かせるように、豆を掴む練習をしている人もいます。
ご飯のときに練習したり、中にはお箸のおもちゃもあります。
子供の食いつきがよいおもちゃを使えば、箸の練習も前向きにできそうですね。
④:保育園や幼稚園で教えてもらう
保育園での指導とプリントのみ。(5歳)
自分も正確ではないので、幼稚園で教えてもらっているようです。(5歳)
保育園の先生に任せていた。(3歳)
4~5歳で箸が使えなくても、保育園や幼稚園の給食で登場するクラスもあります。
家では箸を拒否してスプーンを使う子でも、園で箸の練習をして上達しているとありがたいですよね。
トイレトレーニングを保育園任せにするのと同じく、園で覚えてきてくれると、先生の偉大さに頭が上がりません。
⑤:自然と箸を習得
特に握りかたのみ教えてできるようになりました。今は私より持ち方きれいで学校の豆を皿に移動する競技でクラス代表になってました。(5歳)
箸で食べることが嫌にならないよう、あまり注意しないようにした。自分自身の箸の持ち方を気をつけた。(6歳)
幼稚園や小学校のお友達が上手に使っているのを見て、自然に覚えていったようです。自宅ではトレーニング箸を長く使わせていただけで、いつの間にか普通の正しく持てるようになっていました。(6歳)
箸を練習しなくても自然と覚えた子もいます。
3~4歳で自然と使える子は稀で、特に教えなくても5~6歳になって持てるようになったケースが多いです。
4歳・5歳で箸が使えないと親が焦りますが、気長に見守るのも大切かもしれませんね。
4歳・5歳で箸が使えない子におすすめのサポート箸
4歳・5歳で箸が使えないから練習したくても、今からトレーニング箸を買うのも遅い?と迷いますよね。
そんな、幼児期におすすめのサポート箸「ののじ はじめてちゃんと箸」を紹介します。
我が家は最初はエジソンのリング付きのトレーニング箸を使っていました。
普通のお箸に移行が難しかったので、3歳でサポート箸に変えました。
持ち方をサポートするカブラが付いています。
強さが違う2種類あるので、段階的にステップアップできますよ。
練習用の豆もついているので、遊び感覚で練習もできます。
3歳の息子も自然と正しい持ち方ができていて、上手く普通の箸に移行できました!
カプラを外せば、普通のお箸としても使い続けられます。
サポート箸は使えるけれど、そこからの移行に苦戦している人は試してみてくださいね。
4歳・5歳で箸が使えない子についてまとめ
4歳・5歳で箸が使えない子についてまとめました。
- 4歳で箸が使えない子:54.3%
- 5歳で箸が使えない子:22.3%
- トレーニング箸で練習する子が70%超
箸は練習して2~3歳で使えるようになる子もいれば、4~5歳で使えいない子もいて個人差が大きいです。
トレーニング箸での練習や気長に見守ることで、上手く使えるよう促しましょう!