この記事では、授乳姿勢がうまくいかない対処法をまとめます。
新生児が深いくわえ方をせずあまり飲めなかったり、大きくなったら今までの授乳方法が合わなったりすることは、多くのママが経験します。
月齢別におすすめの授乳姿勢やコツをみていきましょう!
授乳姿勢がうまくいかない新生児ママは多い
「授乳姿勢がうまくいかない」と悩む新生児ママは多いです。
アンケートの声を元にまとめます。
新生児の授乳姿勢やペースが上手くいかない人は多い

新生児の授乳姿勢やペースが上手くいかない人はどれぐらいいるのか、母乳育児をしていた100人にアンケート調査しました。
アンケート期間:2023年9月6~7日
対象者:授乳育児をした人
回答数:100人
授乳が順調だったかの回答は次のとおりです。
新生児~生後3ヶ月の授乳は、「うまくいかないこともあった」と答えた人が一番多かったです。
「うまくいかないこともあった」と「うまくいかないことが多かった」を合わせると、48%のママが授乳に悩んでいることが分かります。
最初はママも赤ちゃんも授乳姿勢やペースを掴めないのは、珍しいことではありません。
新生児の授乳姿勢が上手くいかない
抱っこの仕方が悪かったのか、上手く飲ませることができなかった。
新生児の頃は吸わせる姿勢が難しく、切れて血が出ることもあった。
赤ちゃんの体勢を保つのに手が疲れた。
新生児の授乳姿勢がうまくいかないと感じているママは多いです。
産まれたばっかりの赤ちゃんは体も柔らかく、抱っこをするのにも慣れないママもいます。
体勢を変えてもうまく飲んでくれなかったり、手が疲れて腱鞘炎になる場合もあります。
新生児が母乳をあまり飲まない、出ているか分からない
赤ちゃんの飲む力が弱くて時間がかかりました。
母乳の出が悪かったのか分からないが、新生児の時期は必ずミルクを足していた。
途中で授乳拒否しだし、どんだけ試行錯誤してもちょび飲みしかしなくなりました。そして哺乳瓶も絶対に飲まなかったため、かなり悩みました。
赤ちゃんがなかなか母乳を飲んでくれなくて困ったとの声も多かったです。
口を大きく開けてくわえさせようと思っても、なかなかそうはいかないと悩みますよね。
赤ちゃんとママのお互いがしっくりくる授乳姿勢を見つけるのは大変です。
赤ちゃんがお腹が空いていない状態で飲ませようとしても、なかなかくわえてはくれません。
泣いている理由が分からないなら、パパっと育児の「泣き声診断」を使うのもおすすめです。
アプリ内に赤ちゃんの泣き声で感情を分析してくれる機能があり、「お腹が空いた」「眠い」などのが分かるので対処がしやすくなりますよ!
乳腺炎になった
あまり赤ちゃんが母乳を飲んでくれず何度も乳腺症になってしまい大変だった。
母乳は沢山でるのですが乳腺が細いようでよく乳腺炎になり助産院さんにマッサージしてもらっていました。
左のおっぱいに比べて右の飲みが悪く出が良くならず、逆に左はよく張って乳腺詰まることが多々あった。
新生児はまだ飲む力が弱く、ママの母乳量も安定していないので、乳腺炎になりやすい時期です。
いつも同じ授乳姿勢だと、その反対側が詰まりやすいです。
授乳のしこりが上側にできたときの飲ませ方に苦労する人もいます。

新生児の授乳姿勢がうまくいかないときの対処法
新生児の授乳姿勢がうまくいかないときの対処法は次の3つです。
それぞれをまとめます。
①:授乳姿勢を見直す
新生児の授乳がうまくいかないときは、まずは授乳姿勢を見直しましょう。
100人のママに、縦抱きと横抱きのどちらで授乳していたか聞いてみました。
新生児~生後3ヶ月の授乳姿勢は、「横抱き」が95%と多い結果になりました。
一方で「縦抱き」を選んだ人も5%います。
赤ちゃんによって飲みやすい姿勢に個人差があるので、新生児は「絶対に横抱き」という固定観念にとらわれず、縦抱きやフットボール抱きなどを試してみるのも良いでしょう。
ソファーでうまくいかない人はあぐらを試す、逆にあぐらだった人はソファーにもたれるなど、授乳姿勢を変えてチャレンジしてみてくださいね。
うまくいく授乳姿勢には、個人差があります。
②:授乳クッションを使う
新生児の授乳姿勢には、授乳クッションの有無も影響します。
100人のママに、縦抱きと横抱きのどちらで授乳していたか聞いてみました。
新生児~生後3ヶ月の授乳姿勢は、「授乳クッションなし」が84%と多い結果になりました。
小さい赤ちゃんに授乳するときは、一般的には授乳クッションがあった方が猫背にならず、やりやすいと言われています。
授乳クッションを使っていなくて上手くいかない人は、まず取り入れてみるのも良いですね。
③:赤ちゃんの成長を見守る
新生児の授乳姿勢がうまくいかないときは、赤ちゃんの成長を見守るのも一つです。
授乳クッションや抱き方などを工夫しても、上手く飲めない赤ちゃんもいます。
これは赤ちゃんの個人差も大きく、ママの授乳が下手なわけではありません。
授乳だけでなく、これからの離乳食も、工夫なしで何でも食べる子もいれば、何を作っても食べない子もいます。
授乳姿勢をいろいろ試してもうまくいかないなら、赤ちゃんが上手く飲めるようになるのを見守りましょう。
あまりに飲まない場合は、1ヶ月健診や3ヶ月健診で助産師さんに相談するのもおすすめです。
授乳姿勢は大きくなったら変えるべき?
新生児のときに授乳姿勢がうまくいかないママも、生後4~5ヶ月になると軌道に乗ってくることが多いです。
せっかく良い調子になってきたと思ったのに、大きくなったら再びうまくいかないこともあります。
赤ちゃんが大きくなったら、どのタイミングで授乳姿勢を変えるべきか見ていきましょう!
授乳姿勢を縦抱きに変える時期
首すわり前の授乳姿勢は、横抱きのママが多いです。
授乳姿勢を縦抱きに変えた時期を聞いてみました。
授乳姿勢を縦抱きに変えた時期で一番多かったのは、「生後4~6ヶ月」でした。
縦抱きにした理由は次のとおりです。
首が座って腰もしっかりしてきて、縦抱きの方が飲みやすそうだったから。
縦抱きの方が服に顔を突っ込んでもらうだけで授乳できたため。
子どもの体重が増えて、横抱きで授乳をすると腕が痛くなったので。
縦抱きの方がげっぷが出やすいから。
赤ちゃんの首すわり・腰すわりが完了して、体も大きくなったら縦抱きに変えているママが多かったです。
中には横抱きを嫌がる赤ちゃんも出てくるので、授乳姿勢がうまくいかないと感じたら、今までの姿勢を変えてみるのもよいでしょう。
授乳クッションを卒業する時期
首すわり前の授乳には、クッションを使うママが多いです。
授乳クッションを卒業した時期を聞いてみました。
授乳クッションを卒業した時期で一番多かったのは、「生後7~9ヶ月」でした。
卒業した理由は次のとおりです。
赤ちゃんが大きくなり、クッションがなくても授乳しやすくなったから。
子どもをしっかり支える必要がなくなったから。
体格が良くなりすぎて腕と足の間におさまらなくなったから。
成長すると共に授乳クッションとしては使用することで逆に胸の位置と高さが合わなくなってきたので。ただ、枕代わりにしたりお座り時の補助としたり、使用自体は1歳以降もしていました。
赤ちゃんの体が大きくなったら、授乳クッションなしに変えているママが多かったです。
今まで授乳クッションでうまくいっていたママも、不要と感じればやめた方が授乳しやすい場合もありますよ!
授乳クッションなしの授乳の仕方を練習してみるのもおすすめです。

授乳姿勢がうまくいかない対処法についてまとめ
授乳姿勢がうまくいかない対処法についてまとめました。
- 新生児の授乳姿勢は定まるまでうまくいかないママが多い
- 縦抱き・横抱きの好みは赤ちゃんによる
- 大きくなったら授乳クッションを卒業してうまくいく場合も
赤ちゃんとママによってうまくいく授乳姿勢には個人差があります。
まずは授乳クッションの上に横抱きで試して、うまくいかないなら縦抱きやあぐらにも挑戦してみましょう!