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フォローアップミルクの危険性は3つ|ミルクの代わりはよくない?必要?

ミルク

フォローアップミルクは危険性がある?
ミルクの代わりはよくないの?
そもそもフォローアップミルクは必要か?

この記事では、フォローアップミルクの危険性についてまとめます。

フォローアップミルクは、ミルクの代わりや離乳食の代わりと考えると危険なデメリットがあります。

そもそもフォローアップミルクが必要かどうか、詳しく見ていきましょう!

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フォローアップミルクの危険性は3つ

フォローアップミルクには3つの危険性があります。

順番に解説します。

①:ミルクの代わりに与えると亜鉛や銅が不足する

ミルク

フォローアップミルクは、ミルクの代わりに与えると亜鉛や銅が不足する危険性があります。

生後9ヶ月から3歳ごろまで利用できるので、生後9ヶ月になるとミルクをフォローアップミルクに切り替える人もいます。

実はフォローアップミルクは、通常のミルクと位置づけが違います。

  • 育児用ミルク:母乳の代わり
  • フォローアップミルク:足りない栄養素を補う

育児用のミルクは、母乳の代わりのいわゆる完全栄養です。

赤ちゃんのうちは母乳やミルクを飲んでいると、栄養バランスを気にすることなく発育します。

日本小児科学会の報告によると、フォローアップミルクはWHOでも食品と位置付けられており、育児用のミルクとは別の分類になります。

フォローアップミルクは母乳代替食品には含まれないため、亜鉛塩類、銅塩類の添加が認められない。WHOでも食品と位置付けられている。

日本小児科学会栄養委員会報告

フォローアップミルクは、母乳の代替えではないため、亜鉛や銅の添加が認められていません。

和光堂の「はいはい」と「ぐんぐん」を比べても、亜鉛と銅が添加されているのは育児用ミルクの「はいはい」だけです。

和光堂のミルクの添加を見る
はいはいぐんぐん
乳糖(ニュージーランド製造、オランダ製造)、調整食用油脂(パーム油、パーム核分別油、大豆白絞油)、全粉乳、ホエイたんぱく濃縮物、ガラクトオリゴ糖液糖、でんぷん糖化物、カゼインカルシウム、ホエイたんぱく質消化物、精製魚油、アラキドン酸含有油、L-カルニチン、酵母乳糖(ニュージーランド製造)、脱脂粉乳、調整食用油脂(パーム油、パーム核分別油、大豆白絞油)、でんぷん糖化物、ホエイたんぱく濃縮物、ガラクトオリゴ糖液糖、精製魚油、亜鉛酵母
炭酸Ca、塩化K、塩化Mg、リン酸Na、リン酸Ca、炭酸K、V.C、リン酸K、イノシトール、レシチン、タウリン、ピロリン酸鉄、硫酸亜鉛、V.E、パントテン酸Ca、5’-CMP、ナイアシン、硫酸銅、V.A、V.B、イノシン酸Na、ウリジル酸Na、グアニル酸Na、V.B、V.B、5’-AMP、葉酸、カロテン、V.K、ビオチン、V.D、V.B12炭酸Ca、塩化K、塩化Mg、リン酸Na、レシチン、炭酸K、リン酸K、V.C、ピロリン酸鉄、V.E、パントテン酸Ca、5’-CMP、ナイアシン、V.B、V.B、V.A、V.B、イノシン酸Na、ウリジル酸Na、グアニル酸Na、5’-AMP、葉酸、カロテン、ビオチン、V.D、V.K、V.B12
下段が添加物

育児用ミルクには亜鉛や銅が添加できるので、「はいはい」は硫化亜鉛と硫化鉄が使われています。

一方のフォローアップミルクは亜鉛や銅の添加ができないので、添加物以外の「亜鉛酵母」を取り入れています。

ただ、ミルクより亜鉛や銅が少なく、特に亜鉛は成長や発達、行動に関わる重要な栄養素なのでこの点の理解が必要です。

とはいえ、和光堂のぐんぐんが製造中止にならないのは、やはり多くの需要があるからでしょう。

フォローアップミルクは離乳食で不足しがちな鉄分などの栄養素は取れますが、「フォロミを飲んでいれば栄養はOK」と考えるのは危険です。

フォローアップミルクを飲ませること自体に危険性はありませんが、足りない栄養素があることは踏まえておきましょう。

②:離乳食が進みにくい

mogumo

フォローアップミルクの危険性は、離乳食や幼児食が進みにくいことがあります。

フォローアップミルクを飲む赤ちゃんは、離乳食を食べる量が少ない子が多いです。

離乳食を食べない場合には、フォローアップミルクを与えると不足しがちな栄養素を補えます。

ただ、フォローアップミルクだけで栄養をすべて賄うことはできません。

離乳食が進まないときにフォロミを使うのは間違っていませんが、頼りすぎると離乳食が進みにくいです。

子供もフォローアップミルクを気に入って飲んでいると、離乳食を食べたいと思わないからです。

足りない栄養素を補うはずのフォローアップミルクが、離乳食の進みを阻害する危険性もあります。

③:虫歯のリスクが増える

幼児の歯磨き

フォローアップミルクの危険性は、虫歯のリスクです。

フォロミには「ガラクトオリゴ糖液糖」など、糖が使われているので虫歯に注意が必要です。

特に哺乳瓶を使ってフォローアップミルクを与えている場合には、コップやストローに移行しましょう。

1歳半検診で「哺乳瓶をやめているか」を問われることもあり、使っているとやめるように指導されることが多いです。

1歳をすぎると歯が生えそろってくるので、早いタイミングで哺乳瓶の卒業を促せると良いですね。。

フォローアップミルクも牛乳のようにコップ飲みしてOKですよ!

フォローアップミルクは必要か?

フォローアップミルクが必要かは、ずはり離乳食での栄養の摂り方によります。

離乳食の進みフォローアップミルク
順調不要
鉄分不足が不安必要か検討
あまり食べない必要か検討

フォローアップミルクは離乳食で足りない栄養素を補うものなので、普段の離乳食でしっかり栄養が摂れていれば必要ありません。

離乳食を食べる量が明らかに目安より少ない場合は、フォローアップミルクが必要か検討しましょう。

離乳食自体は進んでいるけれど、鉄分不足が心配ならレピールまめ鉄もおすすめです。

無添加のオーガニックな鉄分が取れるため、子供の鉄分不足を解消できます。

鉄分だけでなく、全体的に離乳食の食べが悪いなら、フォローアップミルクがよいでしょう。

フォローアップミルクの危険性を減らすために

フォローアップミルクの危険性は、亜鉛と銅の不足なので対策を見ていきましょう!

日本のフォローアップミルクは、亜鉛と銅が添加できない決まりです。

離乳食を食べずにフォローアップミルクだけを飲んでいると、亜鉛欠乏症になる危険があります。

亜鉛が多く含まれる離乳食を心がけましょう。

  • 魚介類
  • 肉類
  • 卵・乳製品
  • 大豆

離乳食が進まない子に、これらの食材をいろいろ与えるのは難しいです。

卵焼きや豆腐など、なにか好きな食べ物が見つかると良いですね。

フォローアップミルクの危険性についてまとめ

フォローアップミルクの危険性についてまとめました。

  • 亜鉛や鉄が不足する
  • 離乳食が進みにくい
  • 虫歯のリスクが増える

フォローアップミルクは育児用ミルクとは分類が異なるので、含まれる栄養素もちがいます。

亜鉛や銅が不足しがちなことを頭において、離乳食の献立を決められるといですね!

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