この記事では、1歳半検診でひっかかる割合についてまとめます。
1歳半検診では、イラストの指差しや積み木、身体測定などの検査項目がありますが、何もできないとどうしよう…と不安になりますよね。
2~4歳の子供を持つ100人のママに、1歳半検診で「再検査」「要観察」になったかアンケート調査をしました。
1歳半検診でひっかかる割合

1歳半検診でひっかかる割合をアンケート調査したところ、21%の子が「再検査」や「要観察」になっていました。
アンケート期間:2023年6月29~30日
対象者:2~4歳の子供を持つ保護者
回答数:100人
「再検査」「要観察」になった人の割合は次のとおりです。
1歳半検診で「再検査」「要観察」になった人は100人中21人でした。
本アンケートでは、1歳半検診でひっかかった割合は21%との結果になり、ひっかかることは珍しくありません。
具体的にどの項目でひっかかったのか聞いてみました。
項目 | 人数 |
---|---|
言葉が遅い | 10人 |
身長が低い | 4人 |
運動能力の発達が遅い | 3人 |
歯や目に関すること | 3人 |
落ち着きがない | 1人 |
1歳半検診でひっかかった割合で一番多かったのが、「言葉が遅い」の10%でした。
10人に1人の割合で、「言葉が遅い」理由で経過観察になっています。
他にも、身長の発育や、歯や目に関する項目で要観察・再検査になった子もいました。
また、歩かない・筋力が弱いなど運動能力の発達で経過観察もあります。
「1歳半検診でひっかかった」といっても、言葉や身体など様々な項目があることが分かります。
1歳半検診でイラストの指差しができないと要観察になる?
1歳半検診でイラストの指差しができない場合、要観察になる子とならない子がいます。
アンケートの100人に指差しができたか聞いてみました。
1歳半検診でイラストの指差しができるとOK、できないとNGのイメージがありますよね。
今回のアンケートでは、指差しができなくても、「言葉の遅れ」でひっかかっていない子が半数ほどいました。
1歳半検診では、指差しの検査項目を通じて、コミュニケーションが取れるか判断されます。
例えば、人見知りで泣いてできなかったとしても、「コミュニケーション能力に問題ない」場合には要観察にならないこともあります。
逆に検査項目は全てできたのに、「言葉の遅れ」で要観察になっている子も1人いました。
指差し練習の絵本のおすすめを使って練習してみて、気になる点があれば1歳半検診で相談してみるのもよいでしょう。

1歳半検診で積み木ができないと要観察になる?積み木がなかった人も
1歳半検診の積み木は、指差しと同じく、できなくても要観察になる子とならない子がいます。
アンケートの100人に積み木ができたか聞いてみました。
積み木も指差しと同じで、コミュニケーションや、指先の発達に問題ないかが見られています。
1歳半検診で積み木がなかった人も13%いるので、積める・積めないの結果ではなく、経過が判断基準となっていることが分かります。
自治体によっては、紙になぐり書きの検査があるところもありますが、書く内容より、鉛筆の受け渡しなどの過程が重要視されています。
1歳半検診で何もできないと「発達障害?」と落ち込むことも

1歳半検診で何もできないと、親が落ち込むこともあります。
指差ししない・喋らないと「発達障害なのかな?」と不安になりますよね。
1歳半検診の時点では、いきなり発達障害と診断されることは稀で、言語発達は経過観察となる場合が多いです。
2歳は言葉の爆発期と言われていて、急にしゃべりだす子もいるからです。
地域が開催している「子育て支援センター」や「つどいの広場」に参加して同年代の子と触れ合うことを勧められる場合もあります。
2歳をすぎても言葉の遅れが続く場合は、療育などで専門家の力を借りながら言葉トレーニングができます。
1歳半検診に引っかかると落ち込む人が多いですが、「不安なまま一人で抱え込むより、サポートを受けられてよかった」と感じるママもいます。
1歳半検診で怒られることはある?

1歳半検診で子供が何もできなくて怒られるのが怖い…。
基本的に、子供の発達のスピードや、落ち着きのなさなど、子供の個性でで親が起こられることはありません。
1歳半検診で怒られるなら、生活面です。
- ご飯を3食与えていない
- おやつやジュースの与えすぎ
- 夜更かしがひどい
- 歯磨きをしない
- 常に子供の横で喫煙
このように、子育てのやり方に問題があると、1歳半検診で指摘されることがあります。
自分では悪いと思っていなかったことに気付ける場合もあるので、怒られたとしても素直に受け入れて改善してきましょう。
1歳半検診が不安でもひっかからなかった人も

1歳半検診にむけて「発語が少ない」「積み木が積めない…」など不安を抱えている人も多いです。
心配したものの、特に問題はなかった人の声を見ていきましょう。
発語の少なさが気になっていましたが、何かしら一つでも言葉が言えれば大丈夫!と太鼓判を押されました。
多少できないことがあっても、特に問題ないと言われた。
言葉は遅い方かと思ってたけど、特に何も言われなかった。
うちの子だけずっと動きっぱなしで落ち着きがなかったことが心配だったが、このくらいの月齢ではよくあることで、ここぞという時(車道など危ない場面)では言うことを聞いてくれているので大丈夫と言われ安心した。
英語圏の白人とのハーフで、X脚が気になり相談しましたが、異常はありませんでした。言語も少し遅めですが、2言語で子育てしているので仕方がないとのことでした。
体が小さいのですが、少食なんですと伝えたら個性だからと特に何も言われませんでした。
言葉の遅れを少し言われたが、特に問題ないとのことだった。
1歳半検診でひっかかった21%の人以外にも、多くのママが子供の発達を心配していました。
- 発語が少ない
- 成長曲線の下限ギリギリ
- 落ち着きがない
これらに当てはまる1歳児はたくさんいます。
心配であってもひっかからなかったり、要観察になってもその後、経過観察が必要なくなる子もいます。
楽観視しすぎるのも良くありませんが、不安な気持ちなママは多いので、悲観的になりすぎないでくださいね。
1歳半検診でひっかかる割合についてまとめ
1歳半検診でひっかかる割合についてまとめました。
- 1歳半検診でひっかかる割合は21%
- ひっかかる項目は「言葉が遅い」「歩かない」「身長が低い」など
- イラストの指差しができなくてもコミュニケーションが取れると判断されれば要観察にならない
1歳半検診に向けて親子のコミュニケーションを練習したい人は、指差し練習の絵本で挑戦してみましょう!
