この記事では、和光堂のシッカロールの発がん性についてまとめます。
和光堂のシッカロールには、発がん性の疑いが議論になった「タルク」が使われている商品と不使用の商品があります。
どの商品は危険と感じる人がいるのか、見ていきましょう!
タルク不使用の和光堂のシッカロール
和光堂のシッカロールは発がん性があって体に悪い?
和光堂のシッカロールに発がん性を心配する声があるのは、成分のタルクです。
アメリカでベビーパウダーのタルクが議論されたことで、日本の一部でも「体に悪いのでは?」と不安の声が挙がっています。
ジョンソンのベビーパウダーが発がん性の疑いで議論
ジョンソンのベビーパウダーにはタルクが使われていて、この成分をめぐって議論された過去があります。
J&Jのベビーパウダーをめぐっては、タルクに混入したアスベスト(石綿)が原因で卵巣がんを発症したなどとして、同社を相手取った訴訟が多発。報道によれば、訴訟は約3万8000件に上る。
時事メディカル
ジョンソンは「タルクを使ったベビーパウダーにアスベストは混入しておらず、がんを引き起こすことはない」と発がん性を否定しています。
ただ、不安に感じる消費者が多く売り上げが低下したことから、2023年にタルクをトウモロコシ由来の「コーンスターチ」に変えることを決定しました。
ちなみにジョンソンのベビーオイルやローションに発がん性の指摘はないので、タルクをめぐった議論であることが分かります。
和光堂のシッカロールハイにも発がん性の疑問がある「タルク」が使用
和光堂のシッカロールハイにも、発がん性の疑問がある「タルク」が使用されています。
「タルクは危険だから避けよう」と考える人もいますが、タルクはファンデーションや日焼け止めなど、多くの商品に使われています。
資生堂のベビーパウダーも人気商品であり、こちらもタルクが配合です。
タルクは鉱物由来の原材料で、肌をなめらかに見せたり、さらさらにする効果があります。
厚生労働省はアスベストを含む粉状タルクの使用を禁止
和光堂のシッカロールの一部にタルクが使われているため、発がん性が不安という声もあります。
厚生労働省はタルクに含まれるアスベストについて基準を設け、法令の違反を取り締まっています。
労働安全衛生法施行令等の一部が改正され、平成18年9月1日から、石綿をその重量の0.1%を超えて含有する製剤その他の物の製造、輸入、譲渡、提供又は使用が禁止された
厚生労働省
日本では、0.1%以上のアスベストを含むタルクは使用や輸入ができません。
もちろん、和光堂のシッカロールもこの安全基準を満たしています。
公式サイトにも次のように書かれています。
弊社「シッカロール」シリーズは、使用している原料のタルクにつきまして、アスベストの混入がないことを確認しておりますので、安心してご使用いただけます。
和光堂
和光堂のシッカロールのタルクに発がん性の危険はないと言えますが、一定の人はタルクを避けているのは事実です。
一方で、発がん性のこと自体を知らない人もたくさんいて、多くの人はタルクについて気にせずに使用しています。
不安がある人はタルクを避けるべきですが、一般的によく使われる成分と思ってよいでしょう。
和光堂のシッカロールのタルクで発がん性が心配なら…
和光堂のシッカロールのタルクで発がん性が心配な人は、タルク不使用の商品を選びましょう!
和光堂には次の3種類のシッカロールがあります。
商品名 | 成分 |
---|---|
シッカロール・ハイ | 有効成分;クロルヒドロキシAl その他の成分;タルク、コーンスターチ、香料 |
シッカロールキュア | 有効成分;酸化亜鉛、アルジオキサ その他の成分;タルク、コーンスターチ、モモ葉エキス、BG |
シッカロールナチュラル | 有効成分;酸化亜鉛 その他の成分;コーンスターチ、植物性スクワラン、チャエキス(1)、ステアリン酸Ca、ベンゼトニウムクロリド、香料 |
和光堂のシッカロールでタルク不使用は「シッカロールナチュラル」です。
シッカロールは、鉱物由来のタルクではなく、植物由来のコーンスターチパウダーを使用しています。
もちろん、「シッカロール・ハイ」と「シッカロールキュア」も厚生労働省に認められた、発がん性のないタルクが使われています。
このあたりは好みによりますが、コーンスターチを使った「シッカロールナチュラル」を選ぶ人もいますよ。
和光堂のシッカロールのよくある質問
和光堂のシッカロールのよくある質問に答えます。
和光堂のシッカロールは発がん性があるのかまとめ
和光堂のシッカロールは発がん性があるのかまとめました。
- ベビーパウダーに使われるタルクに発がん性が議論された過去がある
- 和光堂のシッカロールは厚生労働省が認めた基準内
- タルクを避けるなら和光堂のシッカロールナチュラルを選ぶ
和光堂のシッカロールには、厚生労働省が認めた基準内のタルクが使われていて、発がん性の可能性は限りなくゼロに近いです。
タルク不使用にこだわりたい人は、コーンスターチでつくられたシッカロールナチュラルを選びましょう!