この記事では、メイバランスだけで生きられるのか調査した結果をまとめます。
結論からいうと、一時的にはメイバランスだけでも生きられますが、1日3本の目安を守るとカロリー不足になる危険があります。
逆に目安を超えた飲み過ぎは、下痢や太るなどのデメリットも考えられます。
メイバランスは総合栄養食品であって医薬品ではないため、禁忌や副作用はありませんが、ずっとメイバランスだけで生活すると日常に支障も出るでしょう。
デメリットや上手な取り入れ方を見ていきましょう!
メイバランスだけで生きられるがデメリットも
メイバランスだけで生きられるものの、次の5つのデメリットがあります。
メイバランスは総合栄養食品なので、一時的にメイバランスだけで生活することはできても、長く続けると良くない点もあります。
ひとつずつ詳しくまとめますね。
①:1日3本を守るとカロリー不足になる
公式サイトでは、メイバランスの1日あたりの目安を3本としています。
3本であれば朝・昼・夜に1本ずつ飲むイメージですね。
1日3本を守ると、メイバランスだけの生活では、1日の摂取カロリーは600kcalになります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の、1日の摂取カロリーの目安は次のとおりです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
30~49歳 | 2,700kcal | 2,050kcal |
50~64歳 | 2,600kcal | 1,950kcal |
男女ともに1日600kcalでは目安を大きく下回っていることが分かります。
体調が悪くて食事が摂れないときは、2~3日メイバランスだけで生きられます。
ただ、ずっと続けるとなるとカロリー不足は否めません。
②:飲み過ぎは栄養過多で太る
メイバランスだけでも生きられますが、1日3本以上の飲み過ぎはカ栄養過多で太る原因です。
腹持ちはそれほどよくないため、お腹が空いたときにメイバランスを飲みまくると、カロリーや特定の栄養素が過剰になります。
メイバランスは食事がとれない人でも手軽にエネルギー補給できるよう、高カロリーに作られています。
牛乳と比較してみましょう!
比較項目 | メイバランス | 牛乳 |
---|---|---|
カロリー | 200kcal | 79kcal |
糖質 | 29.3g | 6.24g |
牛乳:カロリーSlism参考200mlあたり
牛乳と比べると、メイバランスのカロリーは2.5倍、糖質は4倍以上もあります!
牛乳もドリンクの中では高カロリーな部類ですが、メイバランスはさらに上回っていますね。
メイバランスのカロリーは、1本200kcalとご飯茶わん一杯分に相当します。
食事がとれないときに、1本でご飯と同じカロリーを摂れるのは助かりますが、腹持ちは良くないので、1日に何本も飲んではカロリーの摂り過ぎです。
水の代わりにメイバランスを飲むのは避けましょう。
③:禁忌はないが下痢の恐れがある
メイバランスは医薬品ではなく総合栄養食品なので、禁忌や副作用はありません。
ですが、原材料に乳成分が入っているため、人によっては下痢になる恐れがあります。
原材料 | 液状デキストリン(国内製造)、乳たんぱく質、食用油脂(なたね油、パーム分別油)、難消化性デキストリン、砂糖、酵母、食塩 |
メイバランスの原材料をみると、乳たんぱくが含まれています。
乳たんぱくに含まれるカゼインや、牛乳に含まれる乳糖は、体に合わないと下痢や腹痛を引き起こすことも…。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする乳糖不耐症の人や牛乳アレルギーの人がメイバランスを飲むと、お腹が敏感に反応し、下痢になる可能性があります。
そもそも牛乳が体質的に合わない人や、お腹の調子が優れないときは、メイバランスを飲むのを控えた方が良いでしょう。
④:栄養が偏る
メイバランスだけ飲んでいると、栄養が偏る可能性があります。
メイバランスはビタミンやミネラルなど体に必要な栄養が入っていますが、どのフレーバーも栄養素の量はほぼ同じです。
ミルクテイストシリーズの栄養成分表をみてみましょう!
栄養素 | コーヒー味 ストロベリー味 ヨーグルト味 バナナ味 ミルクティー味 フルーツ・オレ味 | コーンスープ味 |
---|---|---|
カロリー | 200kcal | 200kcal |
たんぱく質 | 7.5g | 7.5g |
糖質 | 29.3g | 29.3g |
食物繊維 | 2.5g | 2.5g |
水分 | 93.9g | 94.1g |
ナトリウム | 130㎎ | 180㎎ |
ビタミン | 14種類 | 14種類 |
全8種類のうちコーンスープ味だけナトリウムや水分量が異なるものの、どの種類もほぼ同じ栄養素の量です。
もともと偏食気味の人や、高齢で食べられるものが限られる人はバランス良く栄養が摂れて便利ですが、メイバランスだけでは摂れる栄養が限られます。
栄養の偏りは疲れやすくなったり、だるさを感じたりと体に悪い影響を与えます。
例えば、暑い日は水分やナトリウム(塩分)を多めにするなど、季節や体調に合わせて必要な栄養をプラスするのが大切です。
まともに食事がとれないときはメイバランスに頼りつつ、食事や水分からも栄養を摂るように心がけましょう!
⑤:噛む力が弱くなる
メイバランスだけで生きられるものの、噛む力が弱くなるデメリットがあります。
メイバランスは飲料なので、噛む必要はありません。
咀嚼回数が減ると噛む力が弱まり、体に悪い影響が出る恐れがあります。
- 虫歯になりやすくなる
- 顔のたるみ
- 柔らかいものしか食べられなくなる
噛む力が弱くなると顔まわりの筋力が衰え、たるみやシワにつながります。
また、噛む回数が減ると唾液の分泌量が少なくなり、虫歯リスクが高まるので注意が必要です。
メイバランスだけでも生きられますが、食事をしっかり噛んで食べることで噛む力が弱まるのを防げます。
高齢の方や体調が優れないときは、柔らかい食べ物なら食べやすく、メイバランスだけでは足りない栄養も補えます。
食べ物を受け付けないときはメイバランスだけでもよいですが、少しずつ他の食品も食べるのが理想です。
メイバランスだけで生きられる!体にうれしい3つのメリット
ここまでデメリットをみてきましたが、メイバランスだけでも生きられます!
体に嬉しいメリットを3つ紹介しますね!
それでは順にみていきましょう!
①:足りない栄養素を補える
メイバランスは、不足しがちな栄養素をバランス良く補えるドリンクです。
メイバランスは1本で、体に必要な6つの栄養素をまとめて摂ることができます!
- 糖質
- たんぱく質
- 脂質
- 食物繊維
- ミネラル
- ビタミン
メイバランスは日本人の食事摂取基準(2020年版)をもとに、たんぱく質や食物繊維など不足しがちな栄養を補えるように配合されています。
栄養が足りないと低栄養状態になり、体がだるく感じたり、かぜなどの感染症にかかりやすくなったります。
特に高齢者は食事量が少なくなるため、低栄養や脱水になりやすいので注意が必要です。
メイバランスは水分と栄養を一緒にとれるから、健康対策におすすめ!
常温保存もできるので、災害時の栄養補給や水分補給にストックしておくと、いざというときも安心ですね♪
②:健康をサポートする総合栄養食品
メイバランスは、消費者庁から認可を受けた総合栄養食品です。
総合栄養食品はヤクルト1000やチョコレート効果などの機能性表示食品よりも、さらに厳しい審査をクリアしたものだけに表示されます。
総合栄養食品は、食事がうまく飲み込めない人や、病気の人の健康をサポート・リカバリーするのに適した食品です。
実際に、病院の入院食や介護施設の食事にも使われており、とろみがあるので飲み込むのが難しい人でも飲みやすくなっています。
退院後もドラッグストアやコンビニで買えるから、「病院と同じものが飲める」とリピートする人も多いですよ!
③:食欲がないときも美味しくて飲みやすい
メイバランスは食欲がないときも、美味しくて飲みやすいのが魅力です!
食が細くなると体を動かすためのエネルギーが足りず、疲れやすくなり、さらに食欲が落ちると悪循環になってしまいます。
メイバランスは食欲がないときでも飲めるよう、美味しさにこだわって作られています。
- コーヒー
- ストロベリー
- バナナ
- ヨーグルト
- ミルクティー
- コーンスープ
- フルーツ・オレ
どの味を選んでも、栄養価が変わらないのも体にうれしいポイント!
甘い系はしっかりと甘みがあるから、疲れたときの糖分補給にも便利です。
1本125mⅬと紙パックジュースよりも少ないので、夏バテで食事量が落ちているときも少量でしっかりと栄養が摂れます。
他にも乳酸菌入りタイプや、ゼリーやアイスまでラインナップが充実!
食欲がないときの楽しみに、メイバランスで健康的な毎日を過ごしましょう!
メイバランスは保険適用になる?
メイバランスだけで生活したいと思ったときに気になるのが、お値段ですよね。
メイバランスは医薬品ではないため、保険適用になりません。
明治の公式サイトでも次のように説明があります。
明治メイバランスシリーズは食品ですので、ご購入の際、保険の適応はありません。
株式会社 明治
医療保険と介護保険がありますが、メイバランスはどちらも適用対象外です。
メイバランスは総合栄養食品ではあるものの、あくまでも食品であって医薬品ではありません。
とはいえ、メイバランスは栄養価の高さから、病院の入院食や介護施設でも利用されています。
保険適用にはなりませんが、医薬品とは違ってコンビニやドラッグストアで購入できるメリットも♪
また、通販サイトのAmazonや楽天市場では、まとめ買いもできるので重たい荷物を運ぶ手間も省けます。
メイバランスだけで生きられるものの、毎食飲んでは消費も早くなるので、通販でまとめ買いすると便利ですよ。
メイバランスだけで生きられるのかまとめ
メイバランスだけで生きられるのかまとめます。
- メイバランスだけで生きられるが、飲み過ぎは太る
- 医薬品ではないため禁忌や副作用はない
- 食欲がないときもバランス良く栄養を補える
食欲がないときや体調が優れないときは、食事量が減り栄養不足になりがちです。
メイバランスなら栄養満点で飲みやすいから、ストックしておくといざというときも安心ですよ♪