この記事では、上の子可愛くない症候群についてまとめます。
上の子可愛くない症候群は、下の子がある程度成長すると終わることが多いです。
ただ、負の感情を溜め込みすぎて重症になると、上の子可愛くない症候群が長く続いて後悔することがあります。
2児ママの私の体験を元にまとめます!
上の子可愛くない症候群は大人になっても続く?
上の子可愛くない症候群はいつまで続くのか、3つのパターンに分かれます。
順番に見ていきましょう!
①:ずっと大人になっても続くことも?
上の子可愛くない症候群は、稀にずっと大人になっても続く人もいます。
これは、負の感情を溜め込みすぎて重症化してしまったケースです。
下の子が小さいうちは、上の子にイライラしてしまうことはあっても、2人もある程度大きくなれば治まることが多いです。
ただ、ママがストレスを上の子にぶつけることが習慣化している場合、大人になっても上の子にキツイ態度をとってしまう人もいます。
子供の発達や情緒にも影響してくるので、上の子可愛くない症候群から早く脱出したいものです。
②:下の子が3~4歳になるまで
上の子可愛くない症候群は、下の子が2~3歳頃まで続く人が多いです。
そもそも「上の子が可愛くない」と感じるのは、下の子と比較するからです。
- 赤ちゃんや幼児は愛らしい
- 言い訳や口答えをしない
上の子のときに一度子育てを経験しているママにとって、下の子は育てやすいと感じることが多いです。
授乳やおむつ替えも慣れているため、上の子のときよりも赤ちゃんの可愛らしさに触れられます。
2歳の言葉の爆発期の前兆までは、言い訳や口答えをすることは少なく、話し方も可愛らしいです。
3歳を過ぎてくると、下の子もカチンとくる言い方をしたり、1~2歳とは違った反論をしてきます。
下の子にもイライラが出てきて、上の子がお利口に見えることも増えてきます。
きょうだいで遊ぶことも増えて、上の子が優しくしてあげているとママも助かり、上の子可愛くない症候群が終わるケースもありますよ。
③:上の子が小学生(6歳)になるまで
上の子可愛くない症候群は、上の子が6歳(小学校入園)まで続く場合があります。
幼稚園や保育園の頃は親の送迎が必須だったり、まだまだ自分でできないことも多いです。
それが小学生になると、成長を実感できる機会が増えます。
少しずつ親の手を離れていくと思うと、今の時間を大切にしたいと愛おしく感じるでしょう。
上の子可愛くない症候群で後悔しないための3つの方法
上の子可愛くない症候群で後悔しないためには、ママの心の持ち方も大切です。
順番に見ていきましょう!
①:産後に下の子を優遇しすぎない
上の子可愛くない症候群になって後悔しないためには、産後に下の子を優遇しすぎないことが大切です。
赤ちゃんのお世話を真面目にやろうと思いすぎると、上の子を放置する時間が増えて子供がストレスを感じます。
そして、ママにかまってもらえない上の子は、下の子を叩いたりおもちゃに八つ当たりをして、またママに起こられる悪循環です。
今までママを独占できていた上の子の心に、寄り添うことは重要です。
上の子の情緒が安定している方が、ママの言うことも聞いてくれて、赤ちゃんにも優しく接してくれます。
新生児が授乳後に寝ないならほっとくことも悪くありません。
ずっと下の子を抱いていると上の子が不満なので、授乳が終わった後で赤ちゃんが泣いていなければ、上の子と遊ぶ時間に充てましょう。
赤ちゃんを横目で見守りつつ、上の子との時間も大切にできると関係が良好になります。
上の子だって、自分を優遇して大切にしてくれる人が好きです。
下の子はパパに見ておいてもらって、上の子と2人でゆっくり出かける時間をつくるのもよいでしょう。
②:上の子に期待しすぎない
下の子が生まれてすぐに、上の子は「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になれません。
上の子への期待値を上げすぎるのは、上の子可愛くない症候群になりやすい人で後悔します。
「2歳差は羨ましい」「3歳差はメリットだらけ」と言われることがあるものの、まだ2~3歳の子は自我を抑えるのが難しい時期です。
できることも「できない」と言うと、「ママが手伝ってくれるかも」と考えることもあります。
今まで40%のことができていても、産後の下の子もいる環境では20%になるのは普通です。
「もう赤ちゃんじゃないんだから」と思わず、まだまだ手のかかる子の認識でいましょう。
③:ママが息抜きする時間をつくる
上の子可愛くない症候群になりやすい人は、下の子のお世話に奮闘していて、上の子も手に負えず大変な状況です。
下の子と上の子のどちらにも愛情を注ごうとすると、ママがパンクします。
イライラが募りすぎて後悔しないためには、ママが息抜きする時間をつくるのが大切です。
- 一人で美容院やショッピングに行く
- 好きなテレビを観る
ママの心にゆとりがあれば、上の子可愛くない症候群にはなりにくいです。
そもそも下の子が産まれるまでは、上の子が可愛いと感じていた人が大半です。
変わったのは上の子ではなく、環境によるママの気持ちです。
心に余裕を取り戻すことで、上の子にも愛情を注げるでしょう。
2歳差育児の「上の子可愛くない症候群」の体験談
我が家は2歳差の兄妹で、私は下の子が1~2歳のときに「上の子可愛くない症候群」に当てはまるときがありました。
下の子はママに従順なのに、上の子は反抗が多い時期でした。
下の子を叩いて泣かせることも多々あり、「お兄ちゃんでしょ!」と怒ることもありました。
それが2歳半と4歳半になると構図が変わってきました。
「ママ+下の子 VS 上の子」
↓
「ママ VS 子供たち」
どうして下の子はお利口なのに、上の子はちゃんとしてくれないんだろう…と思っていたのが、娘の成長で変わってきました。
きょうだい同士で遊ぶことが楽しくなり、下の子は上の子の子分のような状態です。
上の子が「ママきら~い!」と言うと、下の子も「きら~い!」と言って2人で笑っています。
口が悪いのはイマイチですが、2人で仲良く遊べる時間が増えたことで私の気持ちの面での負担も減って、上の子可愛くない症候群は終わりました。
今では「上の子」「下の子」として区別するより、「子供たち」として扱うことが増えてきています。
子供の成長によって負担が減ると、イライラからも解放される場合がありますよ!
上の子可愛くない症候群はいつまで続くのかまとめ
上の子可愛くない症候群はいつまで続くのかまとめました。
- 下の子が3歳頃に育児の負担が減って上の子にもイライラしなくなるケースが多い
- 上の子が小学生になるなど成長を感じるタイミングで終わることも
- ママのストレスを上の子にぶつけないように注意
下の子が産まれるとママも忙しさも増して、ストレスを感じがちです。
上の子に愛情を注ぐとそれを返してくれることが多いので、優しい気持ちで接してあげられると良いですね。