この記事では、お腹の張りは胎動があれば大丈夫なのかまとめます。
妊娠中はお腹の張りが強ければ病院に行くように言われますが、妊娠後期になれば寝ててもお腹が張ることもあります。
お腹の一部が固くなったり、張りがずっと続いていると不安になりますよね。
安全なお腹の張りと、要注意・危険な張りを見ていきましょう!
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お腹の張りは胎動があれば大丈夫なことが多い
お腹の張りは胎動があれば大丈夫なケースが多いです。
ただし、「いつもどおりの胎動」が前提でなので、詳しく見ていきましょう!
一時的なお腹の張りは胎動があれば大丈夫

一時的なお腹の張りは、胎動があれば大丈夫なので体を休めて様子をみましょう。
- 歩いたり少し無理をしたあと
- ご飯の支度や家事で立ちっぱなし
- 夕方の疲れが溜まってきた時間帯
妊婦さんは、長い距離を歩いたり、少し重いものを持つとお腹の張りを感じることがあります。
「無理をしたかもしれない…赤ちゃんは大丈夫?」と不安になりますが、まずは横になったり座ったり楽な姿勢で休息してください。
お腹に手を当てて、胎動カウントが5分以内に終了するようなら、赤ちゃんは元気と思ってよいです。
休憩していると徐々にお腹の張りが治まってくれば、一時的な張りなので見守りましょう。
動いたときの他に、ご飯の支度や家事で立ちっぱなしだったり、夕方の疲れが溜まってきた時間帯にお腹の張りを感じやすいです。
お腹の張りが強ければ胎動があっても大丈夫とは限らない

お腹の張りは胎動があれば大丈夫なケースが多いですが、中には注意が必要なこともあります。
- いつもより胎動が少ない、弱い
- お腹の張りが痛い
- お腹の張りがどんどん強くなっている
お腹が張っていて胎動があっても、いつもより極端に少なかったり弱い場合は少し心配です。
普段なら胎動はドゥルンやポコポコ連続など激しいのに、動きが小さい場合などです。
胎児は20分おきに寝たり起きたりを繰り返しているので、胎動カウントを始めると動かないこともあります。
ただ、1時間でほとんど動かないなら、赤ちゃんの元気がない可能性も考えられます。
どんどんお腹の張りや痛みも強くなってくるなら、病院に行く目安と考えてよいでしょう。
妊娠後期は寝ててもお腹が張ると感じる人もいる
妊娠後期は寝ててもお腹が張ると感じる人もいます。
お腹の張りが治まらないと病院に行くか悩みますが、ずっとお腹が張っていると感じるケースもあります。
胎児が大きくなり子宮から内臓が圧迫されている

「お腹の張り」といっても感じ方はそれぞれで、胎児がお腹の中で子宮の壁を押しているのを張りと感じる人もいます。
胎動が外から分かる時期は妊娠6ヶ月頃からで、妊娠後期になると外から赤ちゃんの足が付きだしてくるのが分かることもあります。
胎児が大きくなると寝返りや伸び、キック・パンチのパワーも強くなってきます。
妊娠後期にお腹がはちきれそうな状態を、張りと思うこともあるでしょう。
胎動が激しいときにお腹の張りのような刺激を感じるなら、赤ちゃんが元気に動き回っている可能性が高いです。
便秘でお腹の張りを感じている
妊娠中でなくても、便秘が3~4日続くとお腹の張りを感じることが多いです。
妊娠後期は便秘になりやすく、今まで快調だった人は「便秘のお腹の張り」と「妊娠のお腹の張り」の区別がつきにくいことがあります。
胎児が大きくなってきて内臓を圧迫し、便秘も重なると、寝ててもお腹が張る状態がずっと続きます。
胎動があって張りが強くなければ、赤ちゃんに危険はないと思われますが、便秘はできれば解消しておきたいところです。
妊婦検診で便秘の相談をすると、お通じをよくするお薬を出してもらえることもありますよ!
臨月なら前駆陣痛の可能性も
お腹の張りを感じるのが臨月であれば、前駆陣痛の可能性も考えられます。
前駆陣痛は、本陣痛の前に起こる陣痛で、生理痛に似た痛みです。
母体が出産にむけて準備をしている状態で、半数ほどの妊婦さんが前駆陣痛を経験します。
臨月に寝ててもお腹が張るのは、もしかすると張りではなく前駆陣痛かもしれません。
妊娠後期にお腹の張りで病院に行く目安は?

妊娠後期にお腹の張りで病院に行く目安は次のとおりです。
- 胎動がない、いつもより弱い
- 安静にしても張りが続いている
- 張りや痛みがどんどん強くなっている
- 出血や破水をした
- 体調が良くないと感じる
休んで落ち着く一時的なお腹の張りは危険度は低いですが、安静にしていても痛みが強くなってくるなら、病院に連絡してみましょう。
出血や破水の場合は、病院に行くべきです。
体調も良くないと感じて胎児のことが不安なら、一度病院に連絡して指示を仰ぐのも良いでしょう。
お腹の張りの感じ方には個人差があり、張っていると思ったけれど普通だったり、張っていないと思っていたのに張りを指摘されることもあります。
妊婦検診の際に、今の状態はお腹が張っているのかを、お医者さんや助産師さんに確認してもらうのもおすすめです。
「張っている」「張っていない」の目安が自分の中で分かれば、張りを感じたときに対応しやすくなりますね。
お腹の張りは胎動があれば大丈夫なのかまとめ
お腹の張りは胎動があれば大丈夫なのかまとめました。
- 一時的なお腹の張りはいつもどおりの胎動があれば大丈夫
- 胎動の強さや回数もチェックする
- 張りや痛みがどんどん強くなってくる場合は病院へ連絡
妊娠後期は胎児が大きくなってきてお腹の張りを感じやすいです。
常に不安な気持ちだとストレスになってしまうので、安全な張りと危険な張りのイメージを掴んでマタニティライフを送りましょう!
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