この記事では、混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由についてまとめます。
新生児~生後2ヶ月頃までは、母乳量が安定せずにミルクを足すママが多いです。
ミルクを飲まないのに寝てしまうと心配になりますよね。
混合のミルクの足し方や、足りないサインを見ていきましょう!
混合で母乳のあとにミルクを飲まない3つの理由
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由は次の4つが考えられます。
それぞれを解説します。
①:母乳量が足りている
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由には、母乳量が足りていることがあります。
授乳が軌道に乗るまでは「母乳が出てるか分からない」と不安になりますが、中にはミルクを足さなくても足りているケースも。
赤ちゃんが母乳だけで満足そうにしていて、体重も増えているなら完全母乳に移行するのも良いでしょう。
最初は母乳の出が悪くても吸わせているうちに分泌量が増えたり、赤ちゃんの吸う力が強くなってよく飲める場合も多いです。
夜間にぐっすり眠るように、夜だけミルクを足そうを思っても飲んでくれないケースもあります。
②:ミルクの味が好きではない
赤ちゃんが母乳を飲み慣れてくると、ミルクを嫌がる場合があります。
母乳とミルクは味が違うので、敏感な赤ちゃんは好みでない飲みが悪いことも。
ミルクが熱すぎる(ぬるすぎる)ことで飲まない子もいます。
③:哺乳瓶の乳首が好きではない
赤ちゃんによっては、哺乳瓶の乳首が好きではない子がいます。
「哺乳瓶拒否」といって、ある日突然、哺乳瓶での授乳を受け付けなくなる場合もあるのです。
これは母乳のあとにミルクを飲まないだけでなく、哺乳瓶拒否自体を解決する必要があります。
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由の見極め方
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由がどれに当てはまるのか知るには次の方法があります。
順番に見ていきましょう!
①:母乳をどれだけ飲めているか測る
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由で、母乳が足りているか知る場合には、量を測ってみるのが分かりやすいです。
入院中には産院のベビースケールで測った人も多いと思います。
- 赤ちゃんの体重を測る
- 授乳する
- 赤ちゃんの体重を測る
授乳の前後の赤ちゃんの体重を測ることで、その差が母乳を飲めた量です。
自宅にベビースケールがない人は、子育て支援センターや、ショッピングモールの赤ちゃん休憩室にもスケールが置いてある場合があるので利用しましょう。
ネットで購入する場合には5,000円ぐらいからあります。
②:母乳の前にミルクを与えてみる
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由が、ミルクが好きでないか判断するには、赤ちゃんが空腹の状態でミルクを与えてみましょう。
毎回先にミルクを飲ませると母乳量が減ってしまうので、試しに一度だけやってみるのがおすすめです。
これで飲んでくれるならミルクが嫌いなわけではないので、普段は母乳だけで満足している可能性が高いです。
③:哺乳瓶の中身を母乳に変えてみる
ミルクを飲まない原因は、哺乳瓶拒否かも…と思ったら、まずは哺乳瓶に母乳を入れて飲ませてみましょう。
これで飲んでくれるなら哺乳瓶が嫌なのではなく、ミルクの味や温度が気に入らないことが考えられます。
④:ミルクや哺乳瓶のメーカーを変えてみる
ミルクを飲まない原因を解決するために、ミルクや哺乳瓶のメーカーを変えてみるのも良いです。
赤ちゃんによっては、このメーカーが好き、この乳首は飲みやすいというのを敏感に感じる子がいます。
ミルクや哺乳瓶を変えただけで、飲めるようになる子もいますよ。
混合でミルクを飲む前に寝るときの対策
混合で赤ちゃんがミルクを飲む前に寝ることがあります。
小さい赤ちゃんには、母乳を吸っているうちに疲れてきて、そのまま寝落ちてしまうことが日常茶飯事です。
赤ちゃんがミルクを飲む前に寝ない対策として、次の3つをやってみましょう。
順番に解説します。
①:ミルクを作ってから母乳をあげる
赤ちゃんが泣いたらすぐに母乳をあげたくなりますが、ミルクを作ってから授乳をしましょう。
母乳をあげてから用意すると、ミルクを作ったのに寝たということが起こります。
先にミルクをつくると、ちょうど人肌になったころに母乳の授乳が終わるのでぴったりですよ。
②:赤ちゃんの足の裏をこしょこしょする
赤ちゃんが母乳をあげていると寝落ちてしまうなら、足の裏をこしょこしょしましょう。
寝てしまった赤ちゃんをミルクのために起こすのは、少しかわいそうなので、授乳中に寝ないように刺激を与えます。
吐き戻ししない程度に、脇をこしょこしょするのもおすすめです。
③:母乳はある程度飲ませたら切り上げる
母乳は吸い始めてしばらくはよく出ますが、それ以降は滲む程度になる場合があります。
あまり出ていない母乳を長い時間吸わせると赤ちゃんは疲れて寝てしまいます。
母乳の出方はママによって個人差がありますが、左右10分ずつで切り上げるなどと決めるのもいいですね。
あまり早く切り上げると母乳の分泌量が増えにくいので、注意は必要です。
ただ、おしゃぶり状態で長く吸わせていると、赤ちゃんが疲れてミルクを飲まない原因になります。
混合で母乳のあとにミルクを飲まないでも大丈夫なパターン
混合で母乳のあとにミルクを飲まないでも大丈夫なのは、ずばり母乳で足りている場合です。
母乳が出ている(飲めている)サインは次の5つです。
- おしっこが1日に6~8回出ている
- 体重が1日25g程度増えている
- 授乳後は機嫌が良いか眠っている
- おっぱいが張ったり母乳がにじむ
- 授乳中にゴクゴクと音が聞こえる
これらのサインがあれば、母乳量が足りていると判断できます。
それでも足りなかったらどうしよう…と母乳が出てるか分からないから混合にする人も多いです。
自分で判断ができず不安なら、母乳外来や育児相談に行ってみるのもよいですね。
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由についてまとめ
混合で母乳のあとにミルクを飲まない理由についてまとめました。
- 母乳量が足りている場合はミルクを飲まなくなる
- ミルクの味や哺乳瓶が合わないことも
- ミルクを飲む前に寝ないように対策する
混合はミルクの足し方に悩むことが多いです。
赤ちゃんがどれだけ飲めているかや、体重増加を目安にミルクの量を調整したり、完全母乳に移行しましょう!