この記事では、つわりが始まらないと稽留流産の可能性があるのかまとめます。
つわりは妊娠5~6週から始まることが多いですが、なかなかつわりの症状が出ない人もいます。
「つわりがない人がむかつく」と妬まれる存在である一方で、赤ちゃんが元気なのか不安になりますよね。
つわりと稽留流産の関係を見ていきましょう!
つわりが始まらないことは稽留流産の兆候ではない
つわりが始まらないと稽留流産が心配になりますが、つわりの重さや始まる時期には個人差があります。
一般的に、つわりは妊娠5~6週に始まって、妊娠9週ごろにピークを迎えます。
妊娠初期は「9週の壁」と言われるぐらい流産しやすい時期なので、妊婦さん向け情報誌のとおりに進まないと不安になるものです。
ただ、つわりは誰もが経験するものではなく、2割ぐらいの妊婦さんはあまり感じないまま安定期に突入します。
つわりの有無は稽留流産と関係がないので、神経質になりすぎず心穏やかに過ごしましょう。
稽留流産でつわりがひどくなることもある
つわりがひどくなると稽留流産の危険はないと思いがちですが、必ずしもそうとはいえません。
妊娠発覚の5~6週でつわりが始まると、一般的に9~10週のピークにかけてひどくなる場合が多いです。
妊娠初期は、つわりがひどくなってきたから安心とも言い切れません。
生命の誕生は奇跡と言われるように、2回目の妊婦検診でまさか…を経験して涙する夫婦もいます。
「9週の壁」を超えると流産の危険性は下がると言われています。
妊娠初期は不安で情緒不安定になりやすいので、パートナーとコミュニケーションを取って過ごしたいですね。
つわりが急になくなると稽留流産の危機?
妊娠初期につわりが急になくなると、「稽留流産なのでは?」と不安な気持ちになりますよね。
妊娠してすぐの頃、つわりに波があると感じていた人はどれぐらいいるのかアンケートしました。
アンケート期間:2023年5月4~5日
対象者:つわりを経験した人
回答数:100人
結果をまとめます。
妊娠してすぐ頃、つわりの波があった人は35%でした。
つわりの波について、具体的に次の声が挙がりました。
全く動けないくらいしんどい日と、ご飯を食べる時だけ気持ち悪くなるくらいの日があった。
連続して数日吐いてしまう時もあれば、吐かずに1日過ごせることもあった。
何もない日は全くないし、気持ち悪い日はずっと船酔いしている感じ。基本的に気持ち悪い日が続くけど、急に何もない日がたまにある感じでした。
つわりの始まり方には個人差があり、症状が突然強く出る人もいれば、波がある人も珍しくありません。
妊娠初期は情緒不安定で泣く人も多く、その日の体調や気持ちも揺らぎやすいです。
稽留流産のつわりの体験談
アンケートの中には、最初につわりがあったものの、稽留流産だった人もいました。
流産してしまったので、妊娠初期だけでつわりの気持ち悪さがありました。
妊娠初期につわりがなくなって、それ以降もない日が続く場合には、渓流流産の可能性もあります。
とはいえ「つわりがない日=胎児が危険」ではないので、日によって波がある場合には心配しすぎないようにしましょう。
つわり以外にも出血など気になることがあれば、病院を受診してみてくださいね。
稽留流産の兆候はつわり以外にもある?
稽留流産の兆候はつわり以外にもあります。
流産になりやすい特徴は次の3つです。
順番にまとめます。
①:心拍確認ができていない
心拍確認は妊娠5~6週ごろにできることが多く、7~8週になってもできていないと稽留流産の可能性がでてきます。
排卵日がズレていると、妊娠9週で心拍確認ができることもありますが、週数が進むほど確率は低くなります。
生理不順の人ほど排卵日の予測がズレやすいです。
心拍確認ができるまでは、1~2週間おきに病院に通うことが多く、赤ちゃんが育っているかを確認します。
②:胎嚢の形が悪い
つわりが始まっても、胎嚢の形が悪いと流産の危険性があります。
- 三日月型
- 細長い
- バナナ型
- しずく型
- ギザギザ
胎嚢の形は真ん丸でなくても問題ありませんが、医師から危険があると言われた場合は流産しやすい状態です。
週数が進むにつれて形が正常になっていく場合もあるので、安静を指示されたら体を第一に過ごしましょう。
③:年齢や体質
稽留流産の確率は、年齢や体質にも影響されます。
40歳を超えると流産率が30%と言われていて、年齢が上がるほど稽留流産の可能性も増えます。
また、体質的に流産しやすい人もいます。
つわりが始まらないと稽留流産の兆候なのかまとめ
つわりが始まらないと稽留流産の兆候なのかまとめました。
- つわりの有無と稽留流産には関係がない
- つわりがひどくなっても流産になる人もいる
- 妊娠初期はつわりの波を感じる人も多い
妊娠初期は妊娠が継続できるか不安な気持ちになることが多いです。
妊娠12週ごろから、自宅用心音計のエンジェルサウンズが使えるので、不安が続く人は検討してみましょう!