この記事では、嫁に行った娘の出産祝いはいくらが妥当かまとめます。
娘が嫁いで外孫が生まれた場合、実親から出産祝いなしや、多すぎは良くないのか悩みますよね。
地域や考え方には個人差がありますが、一般的な例を見ていきましょう!
嫁に行った娘の出産祝いはいくらが妥当?
嫁に行った娘の出産祝いはいくらが妥当か考えるときに、次の3つを参考にしましょう。
順番に解説します。
①:一般的な出産祝いの金額
内孫や外孫に関係なく、親からの出産祝いの相場は3~10万円と言われています。
人気の金額は次のとおりです。
- 3万円
- 5万円
- 8万円
- 10万円
出産祝いは「気持ち」の部分も大きいので、実家の状況や里帰り出産の有無によって前後するのが普通です。
中には現金ではなく、ベビー用品やベビー服をお祝いにする人もいます。
ただ、一般的な相場は3~10万なので、なるべく波風が立たないように妥当な金額を包みたいなら、この範囲を基準に考えましょう。
②:外孫より内孫は控えめにする
嫁に行った娘の出産祝いはいくらか考えるときに、外孫と内孫の概念があります。
結納をせずに結婚をして、両家で外孫と内孫を意識することが少なければ、お婿さんの実家の出産祝いの金額はそれほど気にしなくて良いです。
ただ、結納をして「嫁に行った」「嫁いだ」との考えがあれば、嫁に行った娘の子供は外孫です。
「内孫の方が金額が少ないのはよろしくない」と思う人もいるため、外孫なら少し控えめにするのがよいでしょう。
- 3万円
- 5万円
- 8万円
お婿さんの実家がいくら包むか分からないですが、10万円と予測できれば、嫁の実家やや控えめな8万円かそれ以下で検討しましょう。
8万円は末広がりの「八」として縁起がよいと言われています。
お婿さんの実家が5万円ぐらいかも…と思うなら、3万円か同額の5万円までにしたほうが控えめで良いです。
内孫に5万円、外孫に10万円だと少しアンバランスを気にする人もいます。
娘のためにもう少し多く渡したいと思ったら、現金ではなくベビーグッズやベビー服をプレゼントするのもよいでしょう。
逆にお婿さんの実家が裕福で10万円以上のお祝いを包むようであれば、嫁の実家も経済格差を感じさせないように10万円を包んで問題ありません。
③:実親から出産祝いなしは肩身が狭いことも
嫁に行った娘が実親から出産祝いなしは、娘さんが肩身が狭い思いをする可能性があります。
特に義実家で同居をしている場合には、出産祝いの内祝いを義母と一緒に考えるケースがあります。
お婿さんの実家が10万円包んだのに、嫁の実家はお祝いがなかったとなると、差を感じてしまいます。
もちろん出産祝いは気持ちなので、無理やり捻出する必要はありません。
中には母子家庭でまとまったお金を用意するのが難しいケースも考えられます。
ただ、いくらが妥当か考えると3万円は包んでおいた方が無難と言えるでしょう。
嫁に行った娘の出産祝いは里帰り出産の状況で変わる
嫁に行った娘の出産祝いは、嫁の実家に里帰り出産をしたかで変わることも多いです。
- 里帰り出産の期間
- 娘夫婦からのお礼の有無
- 婿の実家からのお礼の有無
順番に見ていきましょう。
里帰り出産の期間
嫁に行った娘の里帰り出産の期間が長い場合、出産祝いは少なめになったり、ないこともあります。
例えば、産前1ヶ月~産後2ヶ月までの3ヶ月間、里帰りをしていたのであれば、食費やお世話にかかる労力も大きいです。
3ヶ月であれば10万円以上の費用は掛かっている場合が多く、娘に「里帰り出産でお世話をするから出産祝いななし」と言う親もいます。
里帰り出産しないで親に来てもらう方がよいと言われた場合も、交通費やホテルの宿泊費が嵩めば出産祝いを減らしても不自然ではありません。
逆に産後2週間ほどの短い里帰り出産や、実家の手助けが不要だった場合には、出産祝いを用意するのが無難でしょう。
娘夫婦からの里帰り出産のお礼の有無
娘が里帰り出産をしたものの、娘夫婦から里帰り出産のお礼として現金を受け取る場合があります。
お礼の金額にもよりますが、食費と同じぐらいか、それ以上のお礼をもらった場合には出産祝いをしたほうがよいです。
娘は「お世話になったお礼」とお金を包んでいるのに、親が「出産祝いはなし」では、娘夫婦ががっかりすることが考えられます。
あまり大きな金額を包めない場合には、里帰り出産のお礼を受け取らずに返すorお礼と同額を返すのもよいでしょう。
- 「お礼はいいから、赤ちゃんに使ってあげなさい」と受け取らない
- お礼は受け取ってそのお金(+α)を出産祝いとして渡す
出産祝いを包まないなら、お礼を受け取らないのも一つの方法です。
娘と孫のお世話を、出産のお祝いに代えることができます。
婿の実家からのお礼の有無
娘が里帰り出産をした場合に、娘夫婦だけでなく、お婿さんの実家からもお礼を受け取ることがあります。
里帰り出産のお礼は親同士で必要と考える人もいるからです。
このように、お婿さんの実家からお礼を受け取ったのに、出産祝いを包まないのも、常識に欠けると思われることがあります。
「もらうものはもらうけれど出さない実家」は、娘が肩身を狭い思いをする可能性があります。
お礼の金額が多いと感じたら、出産祝いを多めにしたり、お礼のお返しを贈るなど、差が出すぎないようにしましょう。
嫁に行った娘の出産祝いはいくらが妥当かまとめ
嫁に行った娘の出産祝いはいくらが妥当かまとめました。
- 親からの出産祝いの相場は3~10万円
- 外孫の場合は少し控えめに3~8万円を目安に考える
- 里帰り出産やお礼の有無によっては出産祝いなしの家庭も
出産祝いは気持ちなので、いくらが正解との決まりはありません。
娘が肩身が狭い思いをしたり、外孫の実家が出すぎと思われない金額を選んで包めると良いですね。