この記事では、小1の壁での退職についてまとめます。
子供が小学生になると学校の時間や夏休みなどで、保育園のときよりも仕事との両立が難しくなると感じる人がいます。
仕事を辞めたり、パートに変えると後悔するのか、詳しく見ていきましょう!
小1の壁の退職で後悔した理由
小1の壁の退職で後悔したと感じる理由は次の3つです。
それぞれを見ていきましょう。
①:収入が減った
フルタイムで働いていたママが小1の壁で退職すると、そのぶん収入が減り、夫の収入に頼ることになります。
自分のおこづかいや自由に使えるお金が減ることで、欲しいものを我慢したり、安いものに置き換える場面も増えてきます。
自分のものだけでなく、子供が欲しいものも簡単には買えなくなるかもしれません。
習い事を増やすのもためらう場合もあるでしょう。
一般的な家庭なら、専業主婦になりたいけれどお金がない…との悩みが多いです。
中には新しくパートを始めたり、在宅ワークで稼ぐ人もいますが、退職前と比べるとママの収入が半分以下になるケースも少なくありません。
子供のために退職したはずが、子供に我慢させることになってしまい、退職しないほうが良かったかなと後悔するママもいます。
「フルタイムの子育ては後悔する」と言われることもありますが、金銭的なメリットは大きいです。
②:下の子が保育園を退園になり新しい幼稚園に馴染めない
上の子が小1になり夫婦どちらかが退職すると、すぐに再就職をする場合などを除き、下の子はそのまま同じ保育園へ通うことはできません。
下の子は赤ちゃんのころから通っていた保育園を退園し、新しい幼稚園や認可外保育園に通うことになります。
生活リズムが変わる・友達や知り合いがいないなど、親子ともに馴染めず、退職したことを後悔する人もいます。
転園してから「保育園に行きたくない」と言われてしまっては、悩ましいものです。
休日に前の保育園の友達と遊ぶ機会を作るなど、できるだけ子供に寄り添ってあげられると良いですね。
こども園であれば、2号認定から1号認定に変更して、通い続けられるケースもあります。
退職前に、子供の保育園や幼稚園がどうなるかは、役所でしっかり確認しておきたいですね。
③:夏休みは学童に入れず過ごし方に悩む
小1の壁で退職し専業主婦になったら、子供は学童には入れず、夏休みなどの長期休暇は家で過ごすことになります。
最初の1週間は、お出かけや工作、料理などを楽しめても、だんだんマンネリ化してきて40日が長く感じるケースが多いです。
長い期間をどのように過ごしたら良いか、パートに出るにもに1人で留守番できるのかなど、頭を悩ませるママもいます。
退職していなければ、夏休みも学童で過ごせたのに…と後悔する人も多いでしょう。
プール教室など短期の習い事や、祖父母の家で過ごすなど、子供が楽しめるよう工夫したいですね。
小1の壁の退職で良かった理由
小1の壁の退職で良かった理由は次の5つです。
順番に見ていきましょう!
①:登下校の時間を気にしなくてよい
小1の壁で退職すると、子供の登下校の時間を気にしなくてよくなります。
朝から会議で早く出たい、残業で遅くなるなどの悩みがなくなり、子供の時間に合わせて行動できるようになります。
- 子供のことで仕事に遅れる
- 誰かに世話をお願いする
- 子供を待たせる
仕事をしていると子供にも職場にも申し訳ない気持ちになることが多々あります。
子供と仕事の両立に悩まなくて良いのも、退職して良かったと感じるポイントです。
今まで「保育園の朝に間に合わない」と朝食が適当になりがちだった家庭も、ママに時間の余裕があると品数を増やしやすいメリットもあるでしょう。
②:学童の枠の争いがなくなる
小1の壁としてママやパパを悩ませているのが、学童保育の問題ですよね。
働いていて子供を学童に入れたいけれど、事前のリサーチや見学、申し込みが大変だと感じるママもいます。
申し込み後は審査があり、多くの学童では定員が決まっているため、希望のところに入れるかどうかわかりません。
地域によっては、子供の預け先が見つからず、仕事を続けるのが難しくケースも。
退職していれば、学童に入れる必要はなくなり、学童の枠争いはしなくて済みます。
その分、小学校の入学準備も余裕を持って進めることができるでしょう。
③:学校に慣れない子供に寄り添える
小学校に入学すると、保育園のころとは起きる時間や準備するものが変わり、もちろん教室や周りの友達、先生も変わります。
そのような環境や生活リズムの変化に、ストレスを感じたり慣れるまで時間がかかったりする子もいます。
ママが仕事をして慌ただしい毎日を過ごしている場合、子供の話をゆっくり聞けなかったり、つらい思いをしていることに気づけないこともあるかもしれません。
退職して子供と一緒にいる時間がしっかり取れれば、ゆっくり話を聞いたりアドバイスをしたり、子供に寄り添うことができるでしょう。
④:宿題をゆっくり見てあげられる
小1になると、保育園のころにはなかった勉強や宿題に取り組まなければなりません。
学校や先生によっては、毎日宿題が出るところもあります。
小学校の最初でつまずいてしまうと、勉強に苦手意識を持ってしまいがちです。
宿題が終わらない最終手段として、子供が友達のワークを丸写し…なんてことは避けたいものです。
ママが家にいれば、宿題も毎日ゆっくり見てあげられますよね。
わからないところや間違ったところも最後までじっくり付き合えるので、苦手を克服するなど勉強のサポートができます。
⑤:平日の参観や行事に参加しやすい
小1の壁で退職した場合、参観日など平日に行われる行事にも参加しやすくなります。
仕事をしていると、大事な商談の日とかぶってしまう・夫婦どちらも休めないなど、行事は悩みの種になりがちです。
親が忙しいことが分かると、子供は「来なくていい」と言うこともありますが、小学校低学年はやっぱり親に見てほしい年頃です。
退職していれば、子供に合わせて予定を組みやすくなり、子供が頑張る姿をたくさん見られるでしょう。
小1の壁で正社員からパートになるのはあり?
小1の壁で正社員を辞めてパートになるのはありでしょうか?
メリットとデメリットをまとめます。
メリット:登下校の時間に合わせて勤務できる
パートなら、正社員よりも仕事の時間調整がしやすくなり、子供の登下校に合わせて勤務できます。
特に小1の入学したてのころや長期休みの前後など、小学校では午前授業になる日が意外に多いものです。
年度初めに年間予定表が配られるので、それを見ながらパートのシフトを組むなど調整できます。
子供が帰る時間に合わせて家にいてあげることができるのは、パートになるメリットと言えるでしょう。
デメリット:正社員より学童に入りにくく夏休みのシフトの調整が難しい
パートの場合、正社員よりも勤務時間が短いことが多く、子供が学童に入りにくくなります。
夏休みなど長期休みでは、子供の預け先が見つからず、シフト調整に苦労する人もいます。
子供を1人家に残して仕事に行くのは、特に1年生だとまだ心配ですよね。
夏休みまでに留守番できるよう練習したり、安心して留守番させておけるまで仕事をセーブしたりする必要があります。
なるべく一緒にいてあげたい人は、子供の長期休みに一緒に休めるような職種や職場を選べると良いですね。
小1の壁で退職は後悔した理由についてまとめ
小1の壁で退職は後悔した理由についてまとめました。
- 退職による後悔:収入減・下の子の転園・長期休みの過ごし方
- 退職して良かったこと:子供に合わせて行動できる・しっかり向き合う時間がとれる
- 時間の融通がきくパートになるのもあり
小1の壁は、乗り越えなければならないことがたくさんありますよね。
子供のことはもちろん、自身のことも大事にしながら、自分に合うスタイルを見つけましょう!