この記事では、生後3ヶ月でミルクのトータル量600mlは少ないのかまとめます。
生後3ヶ月のミルクの量は900~1100mlと言われていて、600mlは平均よりも少なめといえます。
満腹中枢が出てきたり、遊び飲みを始める時期でもあるため、少ない日があっても神経質になりすぎず、体重の増加を見守ることも大切です。
赤ちゃんが泣いている理由が、ミルクか眠いのか分からないときは、パパっと育児の「泣き声診断」を使うのもおすすめです。
生後3ヶ月でミルクのトータル量600mlは少ない?
生後3ヶ月でミルクのトータル量600mlは平均より少ないです。
明治ほほえみの授乳量の目安は次のとおりです。
月齢 | 1日トータル |
---|---|
1〜2ヶ月 | 720~960ml |
3~4ヶ月 | 840〜960ml |
4~6ヶ月 | 1000ml |
生後3ヶ月のミルクの量のトータルは、720~960mlです。
120~160mlを6回あげるのが目安と書かれています。
パッケージには「赤ちゃんの個人差にあわせてつくるミルクの量や回数を加減してください」と記載があります。
生後3ヶ月の840mlは与えないと危険な最低量ではなく、赤ちゃんによって様子をみながら調整すればOKです。
その日によって600mlしか飲まない日があっても、神経質になりすぎる必要はないでしょう。
ただ、ずっと飲みが悪く、体重の増えも鈍い場合には、3ヶ月検診や4ヶ月検診などで相談してみるのがおすすめです。
生後3ヶ月でミルクのトータル量600mlしか飲まない理由
生後3ヶ月でミルクのトータル量600mlしか飲まない理由は、次の5つです。
順番に見ていきましょう!
①:満腹中枢ができる
生後3ヶ月になると、赤ちゃんに満腹中枢ができています。
生後1~2ヶ月でミルクをトータル800ml以上飲んでいたのに、生後3ヶ月になると600mlになっているなら、この満腹中枢が影響している可能性が高いです。
満腹中枢ができるまでは、与えるだけミルクを飲んで吐き戻しが多い子もいます。
「おなかいっぱい」を感じるようになると、赤ちゃん自身が「もういらない」と感じます。
生後3ヶ月で飲む量が減る子も少なくありません。
②:ミルクより周りの刺激が気になる
生後3ヶ月になると視力や聴力も発達してきて、周りの刺激が気になる赤ちゃんが増えてきます。
赤ちゃんによっては食い気が勝つ子もいれば、ミルクよりおもちゃで遊びたい子もいます。
ミルクを160ml作っても毎回飲み残してしまい、1日のトータル600mlしか飲まないケースがあります。
これは離乳食期になっても同じですが、授乳や食事中はなるべく赤ちゃんの注意が散漫にならないようにしましょう。
- テレビを消す
- おもちゃは視界に入らないようにする
- パパや他の家族も気配を消す
これらの工夫をして、なるべく赤ちゃんが授乳に集中できる環境を作りましょう。
③:夜間授乳が減る
生後3ヶ月で好きなだけ寝かせると、夜間授乳がなくなってミルクのトータル量が600mlになる場合があります。
8時・12時・16時・20時の4回では、1回に150ml飲んでもトータル600です。
夜通し寝る子の場合には、次の対策が必要です。
- 日中の授乳回数を増やす
- 1回のミルクの量を増やす
- 夜中に1回起こす
日中の授乳回数を1回増やして、1日5~6回にするのが理想ですが、なかには日中も良く寝る赤ちゃんもいます。
1回のミルクの量を増やしたり、起こして授乳するなどを試してみるのも良いでしょう。
④:ミルクの味が好みでない
赤ちゃんによっては、ミルクの味が好みに合わず、それほど好きでない子もいます。
生後3ヶ月になると好みも出てくるので、飲みが悪いと感じたら、ミルクを変えてみるのもおすすめです。
- ミルクのメーカーを変える
- 温度が冷たすぎないか確認する
ミルクを変えると飲みが良くなったとの声もあります。
合うミルクが見つかるとトータル量が600から増えていく可能性もあり、他のメーカーも試してみるのも良いでしょう。
⑤:体質的に飲む量が少ない
いろいろ試行錯誤をしても、生後3ヶ月の赤ちゃんのミルクの量がトータル600mlの子もいます。
これは体質的に飲む量が少ないケースで、大人でも小食な人がいるのと同じです。
哺乳量が少なくても、次の項目が満たせていれば問題ないこともあります。
- 体重が順調に増えている
- おしっことうんちがしっかり出ている
- 顔色や機嫌が良い
ミルクを飲む量が少なくても、体重が増えていて元気であれば、3ヶ月検診でもそのまま様子を見るよう言われる場合があります。
赤ちゃんが泣いている理由が「おなかすいた」ならミルクをあげられるよう、パパっと育児の「泣き声診断」の分析を使うのもおすすめです。
もしかすると、眠いと思って寝かせていたのが、ミルクを飲みたかったこともあるかもしれませんよ!
生後3ヶ月でミルクのトータル量が600mlの子もいる
生後3ヶ月でミルクのトータル量が600mlやそれ以下の子もいます。
SNSの声を見てみましょう!
生後1~2ヶ月はミルクを目安量ぐらい飲んでいたのに、生後3ヶ月以降はスランプとの声も多くありました。
なかなか飲んでくれないと発達が心配になりますが、一時的に飲みが悪くなることは珍しくないです。
体重の増えや、赤ちゃんが元気かに注目して、他に不安材料がなければしばらく見守りましょう。
体重の増えが極端に悪かったり、おしっこが少ない場合は、栄養相談や医師に相談してくださいね。
生後3ヶ月のミルクのトータル量についてまとめ
生後3ヶ月のミルクのトータル量についてまとめました。
- 生後3ヶ月のミルクは1日840〜960mlが目安
- 満腹中枢や飲みムラで600mlぐらいしか飲まない子も
- 体重の増えや機嫌に注視して様子をみる
赤ちゃんがミルクをあまり飲まないと不安とイライラが募ります。
量はあくまで目安で個人差があるので、体重が増えているなら試行錯誤しているうちにミルクの量が増えてくることもあります。
栄養相談や検診でアドバイスをもらいつつ、赤ちゃんの成長を見守りましょう!