この記事では、ベビーフードだけで育てたら影響があるのかまとめます。
ベビーフードは赤ちゃんの月齢に合わせた離乳食を簡単に与えられるので、手作りが苦手なママや、仕事や子供との時間を大切にしたママにも選ばれています。
市販のベビーフードばかりのデメリットには鉄分不足が挙げられるので、鉄分入りのベビーフードやパウダーを取り入れるのもおすすめです。
鉄分入りシリーズ
ベビーフードだけで育てた子の影響は少ない
ベビーフードだけで育てた子は、何か影響があるのか気になりますが、実際は手作りと大きく変わりません。
順番に見ていきましょう。
①:兄弟で一人だけベビーフードでも同じように育つ
ベビーフードだけで育てた子は、育ちが悪かったり、後々の能力や体力に違いが出ることは少ないです。
よくあるのが、一人目は丁寧に離乳食を手作りしたものの、2人目・3人目はベビーフードに頼りすぎになるパターンです。
5歳・2歳・0歳の3兄弟だと、5歳と2歳には幼児食を作って、赤ちゃんの離乳食も作るとなると時間がありません。
一番下の子はベビーフードだけで育てたのに、なぜか一番大きくて元気!というのは珍しくないです。
逆に丁寧に分量を量って、手作り離乳食で育てた上の子が、思うように身長が伸びないこともあります。
同じママが手作りとベビーフードだけで育てた子も、大きな違いはなく育っていくのが一般的です。
②:そもそも偏食で離乳食を全然食べない子もいる
ベビーフードだけで育てたら悪影響か…というのは、そもそも幸せな悩みでもあります。
何をしても離乳食を食べてくれず、試行錯誤して手作りしたり、ベビーフードもいろいろ試したものの、ほぼ離乳食を食べずに幼児食に移行した子もいます。
今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんが、大人のご飯に近づいていくための過程が離乳食です。
ベビーフードだけでも何でも、とりあえず離乳して幼児食に移行できれば大筋は問題なしです。
ただ、細かい面でみるとベビーフードだけで育てたデメリットはあるので確認しておきましょう。
離乳食が市販のベビーフードばかりのデメリット
離乳食が市販のベビーフードばかりのデメリットは次の3つです。
それぞれを見ていきましょう!
①:市販のベビーフードが合わない子もいる
市販のベビーフードばかりのデメリットは、市販品が合わない子もいることです。
「手作りは食べないけれどベビーフードは食べる」という子がいる逆で、市販のベビーフードを嫌う子もいます。
赤ちゃんはとろみをつけると食べやすいと言われていて、ベビーフードの多くは「でん粉」を使ったとろみがあります。
また、手作りとは違う味わいが合わない子もいるため、ベビーフードの食いつきが悪いなら、手作りを与えることも試した方がよいかもしれません。
②:手作りよりお金がかかる
市販のベビーフードばかりだと、手作りよりお金がかかります。
特に離乳食後期は、お粥を食べる量が増えてくるので、お粥だけでも手作りした方が経済的です。
とないえ、今はお金よりも時間が大事…と考える人も多い時期なので、負担にならない方法を選ぶのが良いでしょう。
③:鉄分が不足する
市販のベビーフードのデメリットは、意識しないと鉄分が不足することです。
ベビーフードだけでなく手作りも同じですが、生後6ヶ月以降は意識しないと鉄分不足になります。
鉄分の1日の推奨量は次のとおりです。
年齢 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
0~ 5(月) | ー | ー |
6~11(月) | 5.0mg | 4.5mg |
1~ 2(歳) | 4.0mg | 4.5mg |
3~ 5(歳) | 5.5mg | 5.5mg |
18~29(歳) | 7.0mg | 6.0mg (月経なし) |
生後6ヶ月までの赤ちゃんは、産まれたときからの貯蔵鉄を使うため、鉄分の摂取は不要です。
生後6ヶ月以降は一気に鉄分の推奨量が4.5~5.0mgに増えます。
残念ながら、母乳の栄養素にはほぼ鉄分はありません…。
20歳の男女でも6.0~7.0mgなのに、離乳食期の赤ちゃんが4.5mgの鉄分を摂ろうと思うと、かなり意識しないと不足することが分かりますね。
4.5mgの鉄分は、ゆでたほうれん草の2.5束(2.5袋)に値する量です。
幼少期の鉄分不足は後の学力にも影響すると言われているため、ベビーフードを取り入れるときには鉄分4.5mgを意識して献立を考えたいですね!
離乳食のベビーフードのみの献立は鉄分をプラス
離乳食のベビーフードのみの献立は鉄分をプラスできるようにしましょう!
これらを使った献立を紹介します。
①:鉄分入りのベビーフード
キューピーや和光堂などのベビーフードメーカーからも、鉄分入りの商品が出ています。
これらを利用して献立に鉄分を入れるようにしてみましょう!
【キューピー】1食分の鉄分入りシリーズ
月齢 | 7ヶ月ごろ~ 9ヶ月ごろ~ 12ヶ月ごろ~ |
鉄分量 | 1.0~2.5mg |
キューピーの1食分の鉄分入りシリーズは、月齢ごとに合った形状のベビーフードが10種類以上あります。
生後7ヶ月ごろからの「こだわりのひとさじ 鶏レバーと緑黄色野菜」は、1瓶で2.5mgの鉄が摂れます。
12ヶ月以上のにこにこボックス(2段弁当)まで鉄分シリーズが揃っているので、こちらを利用するのがおすすめです。
【ピジョン】かんたん粉末+鉄
月齢 | 5ヶ月~ 7ヶ月~ |
鉄分量(1食) | 0.02~1.0mg |
ピジョンの人気の「かんたん粉末」シリーズに「+鉄」の商品があります。
生後5ヶ月から使える「和風だし」や「野菜スープ」は、お粥に混ぜるだけで0.021~0.05mg鉄分を摂取できます。
7ヶ月からの「クリームソース」や「トマトソース」は、1食で1.0mgの鉄分が摂れますよ。
【和光堂】はじめてのシリアル 8種の緑黄色野菜
月齢 | 12ヶ月~ |
鉄分量(1食) | 0.8mg |
和光堂の「はじめてのシリアル 8種の緑黄色野菜」は、1歳から食べられるシリアルです。
1食の鉄分量が0.8mgなので、朝食やおやつに食べると鉄分を補えます。
和光堂の離乳食は危険が少ないので、鉄分以外も取り入れやすいですね。
②:乳幼児向け鉄分パウダー
離乳食のベビーフードのみの献立は鉄分をプラスするのが難しければ、鉄分パウダーを混ぜるのもおすすめです。
はぐくみ太郎
月齢 | 7ヶ月ごろ~ |
鉄分量(1日) | 0.24mg |
はぐくみ太郎は、特別飼育鶏の鶏レバーパウダーで、生後7ヶ月ごろから使えます。
パウダー状なので、お粥やスープ、ベビーフードに混ぜるだけで簡単に与えられます。
レピールまめ鉄
月齢 | 1歳ごろ~ |
鉄分量(1日) | 4.5mg |
レピールまめ鉄は、オーガニック大豆生まれの無添加の鉄分サプリです。
鉄分を含むベビーフードは、1mg以上の鉄分が摂れるものが少ないですが、レピールまめ鉄は小さじ1/4で4.5gの鉄分が摂れます。
鉄分入りのベビーフードをどうするか考えるのが大変と感じる人は、1日1回レピールまめ鉄を混ぜると一気に解決します!
値段が高めなこと以外にデメリットはないので、我が家も使っていますよ。
ベビーフードだけで育てたデメリットについてまとめ
ベビーフードだけで育てたデメリットについてまとめました。
- ベビーフードだけでも手作りの子とそれほど差がなく育つ
- 意識しないとベビーフードでは鉄分が不足しがち
鉄分を意識ながらベビーフードを活躍させましょう!
鉄分入りシリーズ