この記事では、保育士試験の難しい科目順やおすすめの勉強順をまとめます。
保育士試験で難しい科目には社会福祉・社会的養護・教育原理があり、逆に簡単な科目は保育の心理学・保育原理です。
社会的養護と教育原理はニコイチで受からないといけないため科目合格のハードルも高く、保育士試験を諦めた人もいます。
ユーキャン保育士の口コミにはテキストが分かりやすいという声が多いので、地道に勉強をして合格を目指しましょう!
保育士試験の難しい科目順5選

保育士試験の中で難しい科目はどれなのか、ランキングにしてみました!
保育士試験の勉強を進める際の参考にしてみてくださいね。
保育士試験の難しい科目1位:社会福祉
保育士試験の難しい科目1位は、「社会福祉」です。
保育士試験の「社会福祉」の単元は、日本における社会福祉全般を学ぶ単元です。
子どもや家庭への福祉だけでなく、高齢者や障碍者福祉など幅広い知識を必要とするので、保育士試験の中でも難易度は高くなります。
社会福祉の理念・制度、社会の動向や現代的課題についても問われるため情報収集も必要となり、ただ覚えるだけとはいかないところが難しいと感じる部分です。
内容の幅も広く量も多いので、何度も演習を繰り返し解くことが重要になります。
法律についても理解し、慣れることが大切です。
保育士試験の難しい科目2位:社会的養護
保育士試験の難しい科目2位は、「社会的養護」です。
保育士試験の「社会的養護」は、保育を教育の場としてでだけでなく、「養護の必要性」があると意識して取り組んでいくことを学習する単元です。
社会的養護は、保護者のいない児童などを社会的に養育・保護し、養育に大きな困難を抱える家庭への支援する活動のことを言います。
保育士は、保育所だけでなく子どもの家庭とも密接に関わらなければいけません。
子どもが発するサインを見逃さないようにして、子どもの虐待被害を早期発見し、抑制するために必要な知識を身に着けます。
専門用語が多いので難しいと感じる人が多いようですが、過去問を何度も解き、問題文をしっかり読めば解ける問題も多いはずです。
保育士試験の難しい科目3位:教育原理
保育士試験の難しい科目3位は、「教育原理」です。
保育士試験の「教育原理」の単元では、「通知」や「法令」に関する出題が多いです。
「日本国憲法」「教育基本法」「学校教育法」「幼稚園教育要領」など、難しい内容が多いのでつまづいてしまいがちです。
普段なかなか触れる機会のない法律についてしっかり学ばなければいけません。
暗記するよりも理解が必要な単元なので、内容を理解するつもりで学習に臨みましょう。
保育士試験の難しい科目4位:子どもの食と栄養
保育士試験の難しい科目4位は、「子どもの食と栄養」です。
保育士試験の「子どもの食と栄養」では、栄養素の基礎知識や成長段階に応じて必要な知識、食育、食物アレルギーなどについて学習します。
食は生きていく上で欠かせないものであり、その中でも子どもの時期は食べ物の一生の基盤づくりに大きく影響する時期です。
保育士としては、そんな子どもの時期の食については正しい知識を持って対応することが必要だとされています。
栄養素の基礎知識などは専門的なものも多く、難しいと感じる方が多いようです。
知識を身に着ければ現場でも役立つので、しっかり学習するようにしましょう。
保育士試験の難しい科目5位:子どもの保健
保育士試験の難しい科目5位は、「子どもの保健」です。
保育士試験の「子どもの保険」の単元では、「子どもの命を守る」「子どもの健康を増進する」ことを目的にしています。
正しい知識を身に着けることで、事故や疾病に的確に対応できるようになるのが目的です。
子育て支援や地域連携についての知識も必要で、専門知識を学ぶだけでなく、事例問題も出題される傾向にあります。
「保育の心理学」と一緒に学ぶことで理解を深めていくことがポイントです。
保育士試験のニコイチが受からない人が多い
保育士試験はニコイチが受からない…という声が多いです。
「社会的養護」と「教育原理」がニコイチの科目で、各10問のセットで1科目となっています。
どちらか一方が6割以上でも、もう片方が6割以下なら科目合格になりません。
「社会的養護」と「教育原理」は保育士試験の難しいランキングの2位と3位ということもあり、どちらも落としやすいです。
ニコイチで受からないといけないので、さらにハードルが高くなります。
「社会的養護」と「教育原理」のニコイチが受からない人は多いです。
特に繰り返し勉強したい科目ですね。
保育士試験に簡単な科目3選

保育士試験には難しい科目が多いですが、簡単な科目もあります。
順番に紹介していきます!
保育士試験の簡単な科目1位:保育の心理学
保育士試験で一番簡単な科目は「保育の心理学」です。
子供の発達や保育に関連する知識を学び、実際に子どもが成長する姿や「保育所保育指針」とリンクさせて学習していきましょう。
また、自閉スペクトラム症や反応性愛着障害という精神疾患についても学びます。
頻出人物やキーワードなどをしっかり押さえ、過去問をたくさん解いて知識を定着させましょう。
知識がなくても解ける一般常識的な問題もあるので、落とさないようにすることで合格しやすいです。
保育士試験の一夜漬けでも通りやすい科目と言えます。
保育士試験の簡単な科目2位:保育原理
保育士試験の簡単な項目第2位は「保育原理」です。
保育原理は保育における根本的な原理や原則、保育士の本質や役割などを学びます。
保育原理を学ぶことは保育士にとっては欠かせません。
保育士はそもそも何なのか、保育士に求められるのはどんなことなのかをしっかり理解しましょう。
保育士試験の簡単な科目3位:保育実習理論
保育士試験の簡単な科目第3位は「保育実習理論」です。
保育士試験科目で習得した知識や技術を、保育の現場で実践的に活用するためには応用力が必要です。
音楽・絵画・言語については基礎から勉強する必要がありますが、音楽理論や音楽教育の歴史、作詞作曲家など、親しみやすいと感じる人が多いです。
音楽が苦手な方は、独学だと苦労する分野かもしれません。
保育士試験の勉強順のおすすめは?

保育士試験には、科目数が多くどのように学習していったらいいのか悩んでしまう方も多いです。
保育士試験の科目を上手に勉強するためのおすすめの順番を見ていきましょう!
①:前から順番に
保育士試験の参考書などをとにかく一番最初から順番に勉強していく方法です。
どちらにしても全ての科目を学ばなければならないので、得意・不得意などは関係なく、とにかく前から順番にインプットしていくことから始めましょう。
一通り勉強した後で、自分の苦手分野にスポットを当てて復習をしていけば知識が定着していきます。
②:最初に難しい科目をやっつける
まず最初に難しい科目の「社会福祉」や「ニコイチ」から勉強をする方法です。
最初に難しい科目をやっつけておけば、後半に残るのは簡単な科目になるので気が楽になりますよね。
最初にしっかり時間をとって勉強をすることで、難しい問題に時間を割けるメリットもあります。
最初に難しい問題に取り組むことで挫折をしないように注意してくださいね。
③:まずは簡単な科目から
保育士試験の勉強を楽しく始めたいのであれば、まず最初に簡単な問題から取り組む手もあります。
簡単な問題からやれば、最初はサクサク進みますが、だんだんと難しくなってくることを覚悟しておきましょう。
どちらにしても、苦手な分野は繰り返しアウトプットやインプットが必要になります。
ちなみに保育士試験は前期と後期どちらが難しいかの差はほぼないので、自分の好みの順番で勉強・受験しましょう。
保育士試験の難しい科目と勉強順についてまとめ
保育士試験の難しい科目順と勉強順についてまとめました。
- 保育士試験で一番難しい科目は「社会的養護」
- 保育士試験で一番簡単な科目は「保育の心理学」
- 保育士試験のおすすめの勉強法は前から順番に学習する
保育士試験は科目が多く、学習する内容も多岐にわたります。
ユーキャン保育士の口コミにはテキストが分かりやすいという声が多いので、地道に勉強をして合格を目指しましょう!