この記事では、ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前かについてまとめます。
専業主婦はワンオペ育児がつらいアピールをすると「甘え」と言われる風潮もありますが、限界を感じてしんどくなる人がいるのも事実です。
ワンオペ育児に対する妻と夫の気持ちはどうなのか、アンケート調査しました。
ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前?男女100人にアンケート

ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前なのか、妻と夫の気持ちには意外な差がありました。
それぞれどう思っているのかアンケート調査しました。
アンケート期間:2023年5月15~16日
対象者:0~3歳の子供を持つパパママ
回答数:100人
結果を見ていきましょう。
専業主婦がワンオペ育児は当たり前?妻の気持ち
専業主婦のワンオペ育児について、0~3歳の子供がいる女性に聞いたところ、「やや当たり前と思う」が36.6%で最多でした。
次いで「当たり前と思わない」が多い結果になりました。
女性の回答は分散していて、専業主婦のワンオペ育児は「当たり前」と「当たり前でない」は意見が割れていることが分かります。
専業主婦がワンオペ育児は当たり前?夫の気持ち
専業主婦のワンオペ育児について、0~3歳の子供がいる男性に聞いたところ、「当たり前と思わない」が48.3%でした。
「やや当たり前と思わない」の回答も合わせると、62.1%の男性は専業主婦でもワンオペ育児は当たり前でないと感じています。
実際にワンオペ育児になっているかは別として、男性の多くは子育ては2人でするべきと考えていることが分かります。
ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前と言われる2つの理由
ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前と言われる理由は2つあります。
「当たり前」「やや当たり前」と答えた人に理由を聞いてみました。
①:専業主婦は家事や育児が仕事

専業主婦は働いていない分子供とより長く接する事ができるので、ワンオペ育児はやや当たり前だと思う。外で頑張って働いてきているパパと同じように、家事や育児はママがするという考えがある。
(20代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦は子供の面倒を見ることが可能なので。ただし、パパはマメにフォローをする。
(30代男性/ママが専業主婦or育休)
お世話に関しては専業主婦ならそれが仕事だと思うから。子供と遊ぶことや悪いことをして叱ったりするのは夫婦でやるべきだと思う。(30代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦ならお金稼いでない分育児して当たり前だと思う。(20代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦と呼ばれると業務を分担しているわけだから、夫は育児は手伝う意識になっても仕方ない(40代女性/共働き)
専業主婦はワンオペ育児が当たり前との意見で一番多かったのが、「家事・育児」は専業主婦の担当という声でした。
パパが仕事をするように、ママは家事や子供のことをするのは当たり前と感じている人が多かったです。
特に、ママが専業主婦や育休中の人にこの考え方が多く、「自分は働いていないから育児も担うのが当然」との回答が目立ちました。
特に「専業主婦になりたい」と希望したママは、仕事をしない代わりに育児は頑張ると考えているようです。

②:パパは仕事で家にいない、忙しい

日中はどうしても仕事があるので育児に参加できないから。(30代男性/共働き)
夫が会社で仕事をするのが忙しいのなら、妻の仕事は育児であってもおかしくはない。(40代女性/共働き)
夫には仕事をしてもらっているから仕方がないと思う。(20代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦はワンオペ育児が当たり前との意見には、「夫が家にいないから仕方がない」との声がありました。
パパの仕事の量や時間にもよりますが、深夜に帰宅して早朝に家を出て、休日は疲れ切って寝ていることも珍しくありません。
となれば、専業主婦のワンオペ育児は止む無しと感じている女性が多かったです。
ワンオペ育児は専業主婦でも当たり前ではない3つの理由
ワンオペ育児は専業主婦でも当たり前でない理由は3つあります。
「当たり前ではない」「やや当たり前ではない」と答えた人に理由を聞いてみました。
①:子育ては夫婦でするもの

2人の子どもなので、仕事の有無に関わらず、パパもできる範囲で育児に参加するべきだと考えるから。(30代女性/ママが専業主婦or育休)
2人の子供なんだから2人で育てて当たり前だと思います。専業主婦の仕事が家事だとすれば、育児は外枠。ならば2人で共に助け合いです。平日の日中一緒にいられないなら、帰宅後と週末すべてパパで良いと思います。(30代女性/共働き)
「育児=女性がやるもの」とは思っていないので、専業主婦だろうと育児を一人でやるべきだとは思いません。「育児=夫婦でやるもの」なので、専業主婦だから妻に任せっきりにしては駄目だと思います。(30代男性/共働き)
2人の子供なのだから、2人で協力して育てるべきだと思う。(30代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦のワンオペ育児は当たり前でない理由で一番多かったのは、2人の子供は2人で育てるべきという意見でした。
専業主婦の担当は家事で、子育ては2人で協力すべきとの声もありました。
夫が働いている日中はママが育児を担っていても、帰宅後や休日は任せっきりはNGと考えている男性も多かったです。
②:ワンオペ育児はしんどいから助けが必要

奥さんが働いているいないに関わらず、夫が育児を手伝わないのは時代に合わない。専業主婦でも育児の合間に片付ける家事がたくさんあるので、少しでも負担は軽くしてあげるべき。(40代女性/共働き)
育休明けで仕事を始めて、四六時中子どもを気にかけていたのがいかに大変だったか気づいた。ずっと家にいるから育児はママとなるのは負担が大きいので助けが必要。(30代女性/共働き)
ワンオペ育児はかなりきついので助け合う必要があると思う。(30代男性/共働き)
育児は24時間休みがなく、責任も重い。そんな大変なことを1人でこなすのは無理だから助けが必要だと思う。(30代女性/共働き)
専業主婦といえども、ワンオペ育児は負担が大きいとの声も多かったです。
家事と育児を全てママが担うのは難しく、助けが必要という意見がたくさんありました。
「専業主婦は暇すぎる」と思われがちですが、小さな子供がいる場合には、毎日が目まぐるしい日々の家庭も多いです。

③:専業主婦も休むべき

パパに仕事の休みがあるように、ママにも主婦という仕事の休みは必要だと思います。ましてや2人の子どもの育児なので。個人的には仕事と家事はそれぞれ100%ずつで分担するのはありだと思いますが、仕事をしてるから育児はしなくていいとは思いません。(30代女性/共働き)
専業主婦でも休みの日があってもいいと思う。(20代男性/ママが専業主婦or育休)
育児には休みがないので、専業主婦でも交代は必要だと思う。(30代女性/ママが専業主婦or育休)
仕事には休日があるが専業主婦には休みがないので、気分転換をする時間が必要。ずっとワンオペで育児をしていたら気が滅入ってしまう。夫の協力も必要です。(30代女性/ママが専業主婦or育休)
専業主婦は365日休みがありません。
お金を稼いでいないからと言って、ゆっくり休む時間がないと心労が募ってしまいます。
パパが休日の日は2人で協力して、ママの気分転換や休みの時間をつくるべきとの声がありました。
たまにはママも、家でゆっくりテレビを観て一休みしたいものですね。
フルタイムワーママはすごいですが、24時間頑張っている専業主婦も評価される部分は大きいです。
専業主婦のワンオペ育児率はどれぐらい?
専業主婦のワンオペ育児率はどれぐらいなのか、調査しました。
アンケートの回答者の中で、「パパが仕事、ママが専業主婦(育休)」の家庭は57組でした。
これらの家庭にママの育児の割合を聞きました。
平日の専業主婦はワンオペ育児が当たり前の状態
専業主婦ママの平日の育児の割合は90~100%が59.6%でした。
半数以上の専業主婦はほぼワンオペ育児で、それが当たり前になっていることが分かります。
平日はパパの仕事の帰りが遅ければ、ワンオペ育児もやむを得ない家庭も多いようです。
休日の専業主婦はワンオペ育児が当たり前ではないが…
休日の専業主婦ママの育児の割合は、70~80%が最多でした。
パパの休日でもママが中心に育児をしている家庭が多いことが分かります
夫の気持ちとしては「ワンオペ育児は当たり前でない」と思いつつも、妻任せになりがちと言えます。
専業主婦の気持ちとしても「夫は仕事をしてくれている」との考えがあり、自分が率先して育児をしようと考えている人が多いです。
専業主婦が幸せすぎると感じる人が少数派なのも、家で頑張り続ける閉塞感や、リフレッシュできないことが大きいと言えます。
専業主婦のワンオペ育児が当たり前だと自分にかける時間が減っていく

専業主婦のワンオペ育児が当たり前になると、自分にかける時間が減っていく傾向にあります。
産後のメイク事情をアンケートしたところ、7割以上の女性は妊娠前よりメイクが時短になったと答えています。
妻にいつまでも綺麗でいてほしいと願う男性は、育児も率先して担いたいですね。
ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前なのかまとめ
ワンオペ育児は専業主婦なら当たり前なのかについてまとめました。
- 専業主婦のワンオペ育児は当たり前と感じている人は女性の方が多い
- 男性は育児は2人でするものと考えている人が半数以上
- 現状は休日も専業主婦が中心に育児をしている家庭が多数
夫の仕事や子供の年齢など、家庭の状況は様々ですが、専業主婦でもワンオペ育児が辛いこともあります。
パパもママも息抜きをしつつ、子供を育てていけると環境を目指しましょう!

