この記事では、離乳食の果物をあげない理由や、食べさせる順番についてまとめます。
離乳食初期に果物は無理してあげないで良いと言われていますが、いつからあげるタイミングなのか迷いますよね。
離乳食に果物をあげない人の理由と、時期別に注意したい果物をみていきましょう!
生後5ヶ月からOK
生後7ヶ月からOK
離乳食に果物をあげない5つの理由
離乳食に果物をあげない人には5つの理由があります。
順番に紹介します。
①:甘いものを与えたくない
果物には果糖が含まれているため甘みがあります。
果物の甘みを知ってしまうと、他の離乳食を食べなくなるかもしれないからあげたくない、と考えている人もいるでしょう。
特に離乳食初期には甘みがある果物は与えないと決めている人もいます。
食べすぎると糖分を摂りすぎてしまい、肥満につながる心配もあるため慎重になってしまいます。
②:値段が高い
果物は値段が高いため、そもそも買うこと自体を控え気味な人もいます。
離乳食に使う果物の量はほんの少しだけです。
「わざわざ離乳食のために果物を買うのもなぁ…」と迷ってしまう人もいるでしょう。
③:加熱や調理が難しそう
離乳食は、食材を加熱して作るのが基本です。
中には離乳食初期にバナナを生であげてしまった人もいますが、基本的に生後6ヶ月ごろまでは加熱が推奨されています。
野菜やお魚とはちがい、果物を加熱すると言われてもピンときにくく、調理が難しそうなイメージを持ちますよね。
与えるタイミングや順番も悩みがちで、気が付けば先延ばしになってしまいます。
④:アレルギーが心配
果物にはアレルギーリスクの高い種類があります。
アレルギー表示28品目のなかに含まれている果物は、「キウイ」「りんご」「バナナ」「もも」「オレンジ」が当てはまります。
子供が好きそうなバナナなど、おなじみの果物でもアレルギーを発症することもあるので、離乳食期には慎重になるママが多いです。
⑤:子供が好まない
一度、離乳食に果物をトライしてみたけれど、子供が気に入ってくれないこともあります。
果物は離乳食で絶対にあげるべき食材ではないため、無理して進めなくても良いとの考えもあります。
キューピーのベビーフードは赤ちゃんの食いつきがよいと好評なので、取り入れてみるのもおすすめです。
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離乳食であげない方がよい果物
離乳食で上げない方がよい果物を時期別に見ていきましょう。
離乳食後期にあげない方がよい果物
- 缶詰
- マンゴー
- パイナップル
缶詰は保存が効くようたくさんの砂糖が入っているので、糖分過多になる恐れがあります。
マンゴー・パイナップルは消化しづらく内臓に負担がかかってしまうため、離乳食には向いていない果物です。
離乳食が完了してからゆっくり食べさせていくのがいいでしょう!
離乳食中期にあげない方がよい果物
- 柿
- グレープフルーツ
柿・グレープフルーツは離乳食中期にあげない方がよい果物です。
離乳食後期までは控えるようにしてくださいね。
グレープフルーツは刺激が強い果物なので、食べさせた後は口の周りが荒れていないか、よく見てあげる必要もあります。
離乳食初期にあげない方がよい果物
- キウイ
- ぶどう
- オレンジ
- ブルーベリー
これらの果物は、離乳食初期にはあげない方がよいでしょう。
離乳食中期になったら解禁されますよ。
離乳食初期に食べさせるなら、「りんご・バナナ・イチゴ・桃」がおすすめ!
レンチンやソテーして加熱したものをすりつぶし、少量から食べさせるようにしましょう。
離乳食で果物をあげるメリット
離乳食で果物に慎重になる人は多いですが、あげるメリットもあります。
①:いろいろな味を覚えられる
果物を離乳食に加えることで、赤ちゃんがいろいろな味を覚えられるメリットがあります!
いつもの離乳食に飽きが出てきたときに果物を取り入れると、進んで食べるようになったという嬉しい声もありますよ。
でも、「甘い味を覚えてしまうと野菜を食べなくなりそうで心配…」そんな悩みがあるのも事実。
そんなときは、果物をヨーグルトに混ぜるなど、甘くなりすぎない工夫をしましょう!
調理が負担になるなら、生後6ヶ月から食べられるベビーダノンを取り入れてみるのもいいですね。
②:ビタミンなどの栄養が摂れる
離乳食で果物をあげると、これらの栄養を多く摂ることができます!
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
バナナは、炭水化物・たんぱく質・糖質が豊富なので主食にもなります!
りんごや桃に含まれるペクチンは、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。
果物によって含まれる栄養はちがってくるので、様々な種類のものを取り入れていけるといいですね!
離乳食の果物はいつからあげたかアンケート
離乳食の果物はいつからあげたか、先輩ママにアンケートをしました。
アンケート期間:2023年5月27~30日
対象者:1~5歳の保護者
回答数:17人
結果を見ていきましょう!
離乳食の果物はいつから生後5~6ヶ月の初期から与えている人が多かったです。
初期と中期を合わせると、89%の人が果物を離乳食の早いタイミングであげていることが分かります。
中には「離乳食後期から」「幼児食以降」の家庭もありました。
離乳食で果物を食べる頻度は、ほぼ毎日の子が過半数でした。
朝食やおやつに果物を食べる機会が多いようです。
中には、週1や月1など、たまに与えている人もいました。
離乳食の果物の順番
離乳食で果物を与える順番は、りんごとバナナからが多かったです。
離乳食の最初に与えた果物
一番最初にあげた果物を聞いたところ、2つに分かれました。
17人のうち、りんごが9人、バナナが8人で、他を選んだ人はいませんでした。
2番目に与えたのも、似た結果です。
離乳食の最初にりんごを与えた人は「りんご→バナナ」の順番、バナナから始めた人は「バナナ→りんご」の人が多数でした。
他にもオレンジやいちごをあげた人もいましたよ。
離乳食の最初にりんごを選んだ理由
加熱してすりおろしするだけでいいので簡単だったから。(7~8ヶ月/中期)
育児本のおすすめに載っていたため。(5~6ヶ月/初期)
親がリンゴが好きで、よく買っていたから。(7~8ヶ月/中期)
りんごは育児書に離乳食初期からOKと書かれていて、身近な果物のため、最初に選んだ人が多かったです。
すりおろしりんごはイメージが湧きやすく、レンジで加熱すれば簡単に与えられます。
離乳食の最初にバナナを選んだ理由
食べやすそうなのと、離乳食初期のおすすめ食材だったから。(5~6ヶ月/初期)
とても栄養がある果物ですし、果物自体が柔らかく甘いので食べさせやすいからです。(9~11ヶ月/後期)
手軽で親自身も好きな果物だから。(7~8ヶ月/中期)
バナナも離乳食初期から食べられる果物として紹介されています。
1年中手に入りやすく、柔らかいので、離乳食で活躍する機会も多いでしょう。
最初はつぶして加熱し、慣れてきたら輪切りや細切りで手づかみ食べの練習もできます。
100均のバナナケースに入れると外出時のおやつにも便利なので、幼児食以降も重宝しますよ。
離乳食に果物をあげないことについてまとめ
離乳食に果物をあげないことについてまとめました。
- アレルギーの心配もあり気軽に食べさせられない
- 離乳食の時期によって食べられない果物がある
- 果物は栄養価が高いので適度にあげるのが良い
離乳食に果物はムリしてあげなくても良いものです。
ただ、「離乳食に変化をつけたい」「いつもの離乳食を食べなくなってきた…」こんなときの強い味方になってくれますよ!
離乳食作りは手間がかかるため大変ですが、ベビーフードも取り入れつつ、余裕のあるときに果物にもチャレンジしてみてくださいね♪
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