この記事では、妊娠中に話しかけなかったら良くないのか解説します。
妊娠中はお腹に話しかけると赤ちゃんに良いと聞きますが、話すのが苦手な人もいますよね。
話しかけないと悪影響があるのか、他に赤ちゃんに何ができるのか見ていきましょう!
妊娠中に話しかけなかったら胎児によくないの?
「妊娠中に話しかけなかったら胎児によくない」という噂は嘘です。
根拠はあるのか見ていきましょう。
妊娠中に話しかけなくても胎児に悪影響はない
妊娠中に話かけなかったからといって、胎児の成長に悪影響となるわけではありません。
「お腹に話しかけると良い」と言われることがあるものの、科学的な根拠は薄いです。
身体の発達はもちろん、脳の発達にも直接的な影響はないと考えられます。
「何か話さなきゃ」と考えすぎてストレスになるくらいなら、話しかけなくても問題ないでしょう。
妊娠中に話しかけると胎教によい可能性も
妊娠中、胎児に話しかけるのは、胎教に良いと言われています。
お腹の中の赤ちゃんは、妊娠5か月ころから外の音が聞こえるようになります。
聴力が発達してくると、ママやパパの声を聞き分けたり、声の抑揚もわかったりするようになっていきます。
胎教の効果として次のものが挙げられます。
- 夜泣きが少ない
- 情緒が安定する
- お腹の記憶がある
これらは科学的な根拠がないものの、可能性の一つではあります。
ママが胎児に話しかけることで、赤ちゃんもママも落ち着いた気持ちでリラックスすることができますよ。
妊娠中にお腹に話しかけなかった人も多い
妊娠中にお腹に話しかけなかった人は一定数います。
ネット上の声を見ていきましょう。
ママが寡黙で妊娠中お腹に話しかけなかった
妊娠中に話しかけないタイプになりそう…
照れくさくて妊娠中にお腹に話しかけなかった
妊娠中にお腹に話しかけるのが苦手な人もいる
妊娠中にお腹に話しかけない妊婦さんは、口下手だったり、照れくささを感じています。
話しかけるタイプと話しかけないタイプの両方がいることが分かります。
話しかけるのが苦手でもできる、胎教に良いことも見ておきましょう!
妊娠中に話かけるのが苦手な人におすすめの胎教
妊娠中に話かけるのが苦手でも、ママの声を聞かせてあげることはできます。
それぞれを見ていきましょう!
①:家族と赤ちゃんの話をする
妊娠中にお腹に直接話しかけなくても、ママの声を聞くだけで赤ちゃんは安心します。
パパやおじいちゃんおばあちゃん、上の子たちと赤ちゃんについて話してみましょう。
一緒に名前を考えたり、胎動のようすを伝えたり、赤ちゃんの話をしているとママも幸せな気持ちになりますよね。
そんなママのやさしい声が聞こえると、赤ちゃんもうれしくなるはずです。
②:歌を歌ったり楽器を演奏する
妊娠中に話かけるのが苦手な人でも、歌を歌ったり、ピアノなど楽器を演奏したりするのもおすすめです。
ママが好きな曲を楽しんでいれば、それが赤ちゃんにも伝わるはずです。
曲によって胎動が変わるなど、赤ちゃんの反応も感じられると、生まれてくるのがさらに楽しみになりますよ。
子供が産まれたら一緒に楽しめるように、童謡や子供向けの歌を練習するのも良いですね。
私は「こどものうたピアノ伴奏集ベスト100」を購入して、妊娠中にピアノで練習していました。
子供が2歳になったころから、「あんぱん!」「ととろ!」などとリクエストしてくれるようになり、親子で楽しんでいますよ。
③:本を読んであげる
歌や音楽の他にも、胎児に本を読んであげるのも話しかける代わりになります。
赤ちゃんに話しかけたいけれど、何を話していいか迷う人は絵本を用意しましょう。
妊娠中から読んでいた本を、子供が2~3歳になったときに気に入ることも多いですよ。
胎教で心の中で話しかけるのはあり
妊娠中に話しかけなくても、胎教で心の中で話しかけることもできます。
①:お腹をなでる
妊娠中はなしかけるのが苦手な人は、お腹をなでてみましょう。
赤ちゃんがいるあたりをやさしくなでると、ママの体温や幸せな気持ちが赤ちゃんにも伝わります。
出産が近づきお腹が大きくなると、赤ちゃんの足や手の場所がわかることもあります。
ここは足かな?こっちは頭かな?などと考えながらなでてあげるのも楽しいですよ。
②:キックゲーム
キックゲームは、胎児の胎動でママとコミュニケーションを取るゲームです。
妊娠中にお腹を撫でると胎児は分かるので、簡単な遊びができます。
胎動を感じた場所を軽くたたいて、赤ちゃんが蹴り返してくれると成功です!
話しかけなくてもできるゲームなので、照れくさいママも挑戦しやすいですよ!
③:赤ちゃんのことを想ってリラックスする
妊娠中はなしかけなくちゃ、胎教のために何かしなくちゃと考えすぎて、ストレスを感じてしまうのはよくありません。
ストレスをためすぎると、血管が収縮し赤ちゃんへ酸素や栄養が届きにくくなるともいわれています。
ママが赤ちゃんのことを想ってリラックスするだけで、赤ちゃんも安心します。
ベビーグッズを選んだり、手作りのおもちゃや帽子を用意してあげるのもよいですね。
今は寝ているかな?早く顔が見たいな、など考えながら、ゆったりした気持ちで過ごしましょう。
パパがお腹の赤ちゃんに話しかけるのはママも嬉しい気持ちになる
妊娠中は、パパも積極的にお腹の赤ちゃんに話しかけるのがおすすめです。
ママのお腹の近くで「パパだよ」「元気かな?」など言ってあげれば、赤ちゃんにもしっかり届きます。
また、そんなパパを見て、ママもうれしい気持ちになりますよね。
お腹に話しかけるのは照れくさいと感じるパパも多いですが、ママが喜んでリラックスできるのは胎児にとってもプラスです。
家族でコミュニケーションをとりながら、おだやかな時間を過ごせると良いですね。
胎児に話しかけすぎはよくない?
胎教に良いからと胎児に話しかけすぎると悪影響があるのでしょうか?
- 寝ているのを邪魔してしまう?
- うるさいと感じる?
このように不安になる人も多いですが、胎児に話しかけすぎても大丈夫です。
赤ちゃんは無音の羊水に浮かんでいるのではなく、ママの胎内は血液の流れなどでうるさいです。
ママが話しかけた声以外にも、お腹の外の音も聞こえているので、話しかけすぎても睡眠の邪魔にはなりません。
話しかけたりお腹を触っても反応がないときは寝ているのかもしれないですね。
妊娠中に話しかけるのはいつから?
妊娠中に話しかけるのは、いつからでもOKです。
ママが赤ちゃんに伝えたいことがあれば、妊娠が分かったときから話しかけたり、歌ってあげるのもよいでしょう。
一般的に胎教は、赤ちゃんの聴覚が発達する5ヶ月ごろから始めるのがよいと言われています。
妊娠5ヶ月になると、胎動を感じたり、おなかのふくらみも分かってきたりと、胎児の存在が認識しやすくなります。
妊娠初期は赤ちゃんが生きているか心配になる人も多いですが、妊娠中期になると動きがあって愛おしく感じることも増えます。
そんなときに気持ちを言葉にしてみてはいかがですか。
妊娠中に話しかけなかったら良くないのかまとめ
妊娠中に話しかけなかったら良くないのかまとめました。
- 妊娠中にお腹に話しかけなくても悪い影響はない
- 声や歌を聞かせるだけでもOK
- お腹をなでたりパパの声を聞かせるのもおすすめ
妊娠中は、ママが落ち着いた気持ちで過ごすことがとても大切です。
胎教が良いと言われるのは、ママのストレスを取り除く意味も大きいです。
不安があるときは誰かと共有しながら、なるべくリラックスして赤ちゃんの誕生を待ちましょう。